【感想】そして生活はつづく

星野源 / 文春文庫
(503件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
139
191
99
14
1
  • 星野源の”残念な”エピソード

    音楽家、俳優、果てには映像ディレクター。そんなマルチな才能を発揮する星野源が綴るエッセイには、意外にも”残念な人”エピソードが凝縮されています。電話料金の支払いをするタイミングを逃し続けた結果携帯電話は止まり、どういうわけか常に洗面台がビシャビシャになってしまうことに悩む。徹頭徹尾、なんだかダメダメな生活が語られるのです。

    星野は、「生活」が苦手だと語ります。劣等感を覚える現実から逃れるため、映画や芝居、音楽にのめり込んでいた日々。やがて、今度は自分がそれらをつくる側に回ります。しかし、どんなに仕事に熱中し、たくさんの人からの拍手を浴びても、家に帰るとまたひとり。その虚無感を振り払うためにさらに仕事を詰め込んだ結果、過労のために倒れてしまうのです。

    そこで、自分が日々の営み、「生活」を置き去りにしていたことに星野は気付きます。でも、無理に向き合ったところで辛いだけ。そこで、生活を面白がることが彼の、そして本書のテーマとなったのです。何でもない日々を、ここまで面白がれる。そんな楽しい発見と共感を味わえる1冊です。
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    投稿日:2016.03.11

  • つまらない毎日の生活をおもしろがる!

    音楽家であり、俳優でもあり、文筆家でもある星野源さんのエッセイ集です。

    くだらない日常はくだらない日常でしかない。その中から面白さや喜びを見つけ出すには努力がいる。見方を変えたり、考え方を変えたり。読むと少し心が軽くなる。

    星野さんの良い意味での普通さ、人柄が感じ取れるのではないかと思います。

    星野源さんのファンはもちろんですが、最近よく見る星野源さんってどんな人なんだろう?と思っている方にもオススメです!ぜひ読んでみてください(^^)
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    投稿日:2015.10.09

ブクログレビュー

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  • naco

    naco

    大学の図書館で本を探してる時に星野源っていう文字が目に入って借りてみた
    どんなけ売れてる芸能人でも悩みとか考えてることが同じ人間なんだなあって
    表現の仕方とか内容とかthe星野源だった
    お風呂のようこちゃんが私のお母さんと全く同じことしててほんとに笑った
    考えてることとか心の中が少し覗けた気がしてファンにおすすめ
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    投稿日:2024.04.22

  • ゆうり

    ゆうり

    一言。めっちゃ面白かった。面白かったあまり、2周してしまった。

    星野源さんのエッセイ、本屋さんでちょこちょこ見かけつつも読んでおらず。お気に入りの古本屋さんで出会ったのをきっかけに読了しました。

    かるーい気持ちで読み始めたら、面白いのなんの。源さんの失敗談がいっぱい詰め込まれていました笑。そして、ふかーい言葉がちょいちょい挟まる。なんというかこう、源さんの持つあの、スーパースターでそして庶民派で親しみやすい感じが文章から伝わってくる。

    帯にトイレか旅のおともにどうぞと書いてあったので、旅のおともにして豊島美術館という私がこの世で1番好きな空間で、贅沢に読んでやりました。私的に、トイレと正反対の空間です。勝手に、やってやったぜ、源さんという気持ちになっております、はい。笑

    最後に1番心に残ったフレーズを引用。
    生きづらさを緩和するために表現するのだし、マイナスがあるからプラスが生まれるわけだし、陰があるから光が美しく見えるのである。不満がなくなり、全てのことに満足したら何もしなくなってしまうだろうなといつも思う。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.20

  • りの

    りの

    最近「逃げるは恥だが役に立つ」のドラマ見始めだのがきっかけで借りてきた本。
    短編集だったのでいろんな話が一冊の本に凝縮されていてたくさんの星野源さんエピソードに触れることができました。
    自分が日常生活であまり気に留めてなかったことやその他諸々星野さん目線で語られていてそれが面白く真剣に?語られていました(*^o^*)続きを読む

    投稿日:2024.04.17

  • ぴぴ

    ぴぴ

    何気ない日常を切り取って、おもしろがって、なんとなくほっとする感じ。生活しててこんなことあるな~と思いつつ、源さんの視点からこう見えてるのかと新鮮。

    投稿日:2024.04.11

  • くるみもち

    くるみもち

    電車で読んではいけない

    これは私の経験。私は電車で読んでしまい、笑いを堪えることができなかった。
    自分が悩んでたことなんて忘れるよ、元気もらえる。私の大好きなエッセイ本(くだらないところが大変良いのです)です。続きを読む

    投稿日:2024.04.10

  • izm

    izm

    一生懸命生きないと毎日はおもしろくならないってこと


    あれ、こんな深いこと書いてある本だっけ
    でもまとめたらそういうこと
    生活は続くのだから

    投稿日:2024.04.02

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