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近藤史恵 / 講談社 (103件のレビュー)
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総合評価:
roke40
家族の悩みに正面から向き合い体を張って守る姿に胸を打たれます。
「サクリファイス」、「エデン」、「キアズマ」など作者の自転車競技シリーズを継承したように、過去の事件を巡り 悩む主人公の姿が描かれます。 出産という人生の一大事に、家族の悩みに正面から向き合い体を張っ…て守る姿に胸を打たれます。 近藤さんの作品は、正義感が強くて真剣に生きる主人公が出てきて気持ちが良いですね。 読後感がちょっともやもやするところも悪くないです。続きを読む
投稿日:2015.08.24
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星月夜
このレビューはネタバレを含みます
最後の2ページが余りにも蛇足。 「命の重さ」をテーマに、それまで丁寧に描写していって面白かったのに、結局妹の人間性に問題があったのでは趣旨がブレる。妹が善性だからこそ深く考えさせられる内容だったのに、結局妹が逆恨みのヤバい女でしたでは、それまでのカタルシスが無に帰す構成。
投稿日:2024.03.15
katoetu
身内って家族ってなんだろうね。相性もあるのだろうしどこまでも信じられるって思えるか正直不安。自分と相手の幸せが交錯すればそこに言葉にはしないが憎しみも生まれるかもしれない。
投稿日:2023.12.24
kemechanyo
タイトルに惹かれて読み出したけど、続きが知りたくて一気読み。 結婚して家を出ていた長女が出産のために実家へ戻ってくると、それまでの家族関係はガラッと変わっていて…とその謎が気になって、あれこれ想像しながら読了。 一部抜粋…父と母を優しい人だと思っていた。だが、その優しさは自分たちが認めるガイドラインを守った人にだけ向けられるものだった。そのことがどうしようもなくつらかった。 時に親は子どもを自分の所有物のように考えてしまう。勝手に理想をつくり、外れたことをすると期待を裏切った子どもを責める。 子どもを別人格の1人として考えられない親は存在し、子どもはそれに抗う力がない。 最後にハッピーと見せかけて、不穏さをチラつかせるエンドに余韻が残りました。
投稿日:2023.12.13
hito-koto
近藤史恵さんの世界はいろいろなジャンルをカバーされていますね。読み応えがあり一気に読了しました。シリアスな内容ですが、ラストがよくまとめられていて、読後感は悪くないです。「私の命はあなたの命より軽い」、2014.11発行。
投稿日:2023.10.22
raindrops
美和に起こった壮絶な出来事を考えると、美和の言い分は最もな気がする。 同じ命なのになぜ生きていい命と、死ななければならない命とあるのか。 同じ問いをかけられるとうまく答える事ができるか分からない。 全…て一旦横において「あなたが大事だ」と伝えることしか出来ないんじゃないだろうか。続きを読む
投稿日:2023.10.20
あやな
読みやすい文章でさくさく読めた。 最後の最後に、どう考えてもうまく行っていないこの状況に対して盲目的な遼子が疑問だったが、作中の 「立派なお父さんに育てられた自分が誇らしくて、父の独善的な部分や、自分勝手な部分から目をそらしてきた。 仲のいい家族が自慢だった。家族とうまくいっていない友達を見ると、少しだけ優越感を覚えた。そうやって、自分の目にフィルターをかけてきた。 自分が見たい父の姿だけ見て、それを誇りにしてきた。 情けないのは父だけではない。わたしも同じだ。」 という部分が、全てを物語っているのだと思う。遼子はいまだに自分の目にフィルターをかけている。結局人は変われないということなんだろうな。
投稿日:2023.09.25
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