【感想】ようこそ実力至上主義の教室へ

衣笠彰梧, トモセシュンサク / MF文庫J
(29件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
6
7
12
0
0
  • 実力至上主義?

    実力至上主義と言っている割に、実力が無くても、ちょっと肩身が狭いくらいで済んでいるようにしか思えない。
    設定上は進学率・就職率100%の名門校ということですが,実際は成績の評価方法が極めて不透明で生徒がそれに惑わされているだけ,しかもテストが毎年ほぼ同じ問題で,先輩から過去問を入手できれば楽勝だったり,一度でも赤点を取ったら退学という設定なのに,途中で寝落ちして答えも満足に覚えられず赤点を取った生徒を結局は救ったりと,まるで堕落した大学の文系学部を見ているようです。続きを読む

    投稿日:2016.07.17

  • 久しぶりに面白いと思えた

    ストーリーに書いてるとおりポイントが支給されるシステム。読み始めた当初ぶっきらぼうに答える主人公。言葉少なめに要点だけ伝えるヒロイン。八幡と雪乃さんに見えたからかもしれないが中々言葉のやり取りや背景が面白く一気に読めた。

    イラストも非常に可愛いくヒロイン達もうまく描かれています。
    一巻ではまだわからない点伏せているところもありますが、引っ張ってイラッとするという感じはなく見せ方が非常にうまいと感じました。
    クラスメイトや先生も個性的でどういう意図があるのか次が非常に気になります。
    新刊では久しぶりに買ってよかったと思えた一冊でした。
    続きを読む

    投稿日:2015.07.20

  • 前向きであまりギスギスしないのが良い

    露骨に順位付けし競争させる設定は珍しくはないが、この作品ではクラス全体で評価されるという点が特徴。
    もちろん、それなら足を引っ張る奴は退学してくれればいいという考え方もできるのだが、基本的にはクラス全体が協力しないと上がれない。
    なので、こんなタイトルのわりに、他人を蹴落とすことより助けることのほうがメインとなって、嫌な話にならないところがいい。

    じつは相当な実力のあるエリートと思われる主人公も、下剋上してやるぞとぎらついているタイプではなく、むしろ特別視されるのを本気で嫌がっている。
    友達の作り方がわからず、空回りな会話をしてみたりする姿がけっこう可愛い。

    私語も居眠りも、一切注意されない。
    だが、そのぶんはしっかりと減点される。
    何をするべきかは自分で判断しろという、これもひとつの教育方法ではある。
    気づいて反省しても挽回が非常に難しいという仕組みは問題だが。
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    投稿日:2015.09.04

ブクログレビュー

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  • きっしー

    きっしー

    アニメが面白かったので、原作が気になり読んでみました。
    アニメのほうがテンポ良く、演出もかっこよいです。そのため、本の方はテンポが遅く期待外れでした。
    また、主人公の綾小路がアニメと原作とで受ける印象が違います。アニメのほうが良いかな。現作で表現される内心は意外でした。
    ということで、1巻を読んだ限りではアニメのほうが良くできているという結論です。

    不平等をテーマにしているのですが、公平の点が話題に出ないのは不思議な感じです。不平等なのは仕方にしても不公平な担任の態度には疑問を感じました。

    ラノベなので読みやすいです。徐々に面白くなるという感想がちらほら見受けられるので引き続き読んでいきます。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.27

  • POL

    POL

    大前提よう実のストーリーの起承転結の起の部分。
    私もまだ追いついてないですがこれで少しでも続きが気になるのであればシリーズ作品なので楽しさが倍々です!
    事勿れ主義の主人公がテストが赤点となると退学となるためクラスメイト同士協力して勉強を教えていく。
    やべぇー説明簡潔にすると面白そうじゃない∑(゚Д゚)
    続きを読む

    投稿日:2024.03.20

  • こへ

    こへ

     代表して1巻のみ、レビューします!
     タイトルが「ようこそ実力至上主義の教室へ」という事だけあって、舞台は高度育成高校と呼ばれるクラス単位で協力し合いながら、トップのクラスを目指すことが当たり前とされている高校が舞台である。主人公の綾小路はそんな学校に入学したが、とある理由から平凡な学校生活を送ることが目的であり、あまり興味なさげに生活している。
     綾小路のクラスはDクラスでいわゆる「落ちこぼれ」である。確かに在籍する生徒はどこか問題がある生徒ばかり。しかし一芸に秀でたものが多くいるクラスでもあるのである。

    クラスのリーダー的な存在の堀北はヒロイン的な立ち位置であると思われるが、色恋沙汰になるようすは全くない。それどころか主人公の実力に感づいているものの、どこか胡散臭く見ている。以外にもその他のキャラクターとの辛みが豊富なのである。これがヒロインといえる人物はいないのかもしれない。そもそも主人公の内面描写が淡白すぎて、恋愛も「普通の高校生ならするからやってみよう」ぐらいの感じである。これは綾小路の過去に大きく要因があるのだろうが、感情がほとんどなさそうな書き方をされている。

     主人公視点で進められるが、数多くの登場人物が出てくる。ここまで登場人物が多い作品僕はあまり見たことがないレベルである。しかもしっかりと絡みや、ストーリーに関わってくることが多いため作品のレベルの高さがうかがえる。
     ラノベと侮るなかれ。様々な試験はかなり良くできており、読者も頭を使える点、各クラス正攻法で攻めるクラス、絡めて、反則ギリギリを攻めえるクラスと様々な戦いが見られる点でかなり楽しめる。ミステリとはまた違うがそういった内容が好きな方。いわゆる、騙し合いがある頭脳戦好きな方にオススメです。
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    投稿日:2024.02.29

  • あやぴょ

    あやぴょ

    普段ラノベはあまり読まないのですが、友人からお見舞いで頂いた為、手に取りました!

    最初からテンポがよくアニメを見ているような感覚で面白く読めました。続編も読んでみたいです。

    クラスが一丸とならないと自分たちの生活が脅かされるとは、、、
    私がこの世界に入ったら、頑張れるだろうか、、笑
    続きを読む

    投稿日:2024.01.28

  • ディひター

    ディひター

    アニメを先に見てるのもあって、清隆の喋り方や独白にだいぶ違和感がありますね。ふつうの男の子。
    あとイラストはだいぶ櫛田が優遇されてます。見開きはともかく、21ページと39ページなんてほぼ同じ。

    投稿日:2024.01.18

  • 樹智花

    樹智花

    それなりに面白かったです。

    野暮な話ですが、ご興味のある方はアマルティア・セン『不平等の再検討』を読まれるといいのかな、と思います。

    投稿日:2023.11.15

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