【感想】スタート!

中山七里 / 光文社文庫
(40件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
7
14
16
1
0
  • 映画版「カエル男」??

    まず、作者の映画への愛と知識、さらに天才とはこういうものだ、というメッセージが先にあって、おまけに推理がついている、という感じのお話でした。
    事件も犯人も、普通の感じで地味めでした。
    最後に軽めのどんでん返しがありましたが、あっさりと終わりました。
    ただ、映画製作においてのせめぎ合い、のようなものが延々と描いてあるのですが、それが結構面白かったです。
    ちなみに、この本の中で、同じく中山七里さんの小説「連続殺人鬼カエル男」の映画を撮影していることになっています。
    この監督は、○○がモデルかな?とか、この俳優は○○がイメージかな?なんて想像しながら読むのも楽しい。
    どんな映画版「カエル男」になったのかなぁ?などと考えてしまいました。
    続きを読む

    投稿日:2014.09.30

  • どんな映画の仕上がりだったのかな?

    まず、作者の映画への愛と知識、さらに天才とはこういうものだ、というメッセージが先にあって、おまけに推理がついている、という感じのお話でした。
    事件も犯人も、普通の感じで地味めでした。
    最後に軽めのどんでん返しがありましたが、あっさりと終わりました。
    ただ、映画製作においてのせめぎ合い、のようなものが延々と描いてあるのですが、それが結構面白かったです。
    この監督は、○○がモデルかな?とか、この俳優は○○がイメージかな?なんて想像しながら読むのも楽しい。
    どんな映画版「カエル男」になったのかなぁ?などと考えてしまいました。
    続きを読む

    投稿日:2015.04.24

ブクログレビュー

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  • pandaatom1

    pandaatom1

    面白かった。芸術を創り上げる過程とそれに携わる人々の心象風景を丁寧に描く。ドビュッシー シリーズにも共通する感動がありました。
    ミステリーとしての鋭さはイマ一つかもしれませんが、主人公大好きです。

    投稿日:2024.03.26

  • 衣兎

    衣兎

    これは映画を愛する人、いやモノづくりを愛する人達の話だ。

    正直この話のあらすじを読んだ時、このタイミングで読むのはどうかなぁとちょっと悩んだんですよね。
    話の方向性は違うけれど、モノづくりに関するニュースが取り上げられたりしてるこのタイミングだとちょっとくるものがあるかなぁって。
    でも読み終わってから「この話をこのタイミングで読んで正解だったな」と確信しました。
    この作品、ミステリー作品ではあるんだけど途中からミステリーとかちょっとどうでも良くなっちゃうというか(言い方悪いけど本当にそうなの)、憧れだった世界で夢と現実のギャップに燻る主人公の成長物語の方がグッときてしまったというか、まぁとにかく熱いんですよね、登場人物がみんな熱い。
    映画の業界の話やら専門用語も詳しく解説してあるし、合間に出てくる現実作品のエピソードもとても面白い。
    作者の中山七里さんはかなりの映画好きだとどこかで読んだのだけれど、その知識が存分に発揮されている作品だと思います。

    あとね、別の作品に出てくるやたら印象強い彼女もまた現れるんですけどね、これがまぁ「お前!お前!本当にお前は!!!」って感じの憎たらしさを全面に押し出してるんですよね……でもこれがまたいい役なんだよなぁ。
    でもごめんやっぱ1回痛い目見て欲しい。

    私達が何気なく取捨選択して眺める映像作品。
    一生かかっても観られる数ではないその作品ひとつひとつにこういう物語が隠れているものなんだろうなぁ。
    「映画は水物」という表現が作品中に出てくるんだけれど、本当にその通りだと思います。
    実際ふんだんにお金をかけて作った作品がすぐに上映打ち切られたり、低予算のインディーズ映画が大ヒットを飛ばしたりとかありますもんね。

    全てのモノづくりに関わる人達がこのくらい真剣に作品と向き合ってくれているんだと信じたい。
    そんな作品です。

    続きを読む

    投稿日:2024.02.06

  • マッチ

    マッチ

    この小説はミステリーではない。映画に己の全てを捧げてきた者のか哀歌である。
    鬼気迫る映画の撮影現場の緊張感。そこにはテレビ界でどれだけ視聴率を取ってきたかは関係ない。あるのは、映画を観る者が心を揺さぶられるか否かだけ。
    久々に大スクリーンの映画を観たいと思わせてくれた。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.24

  • ⛰

    どんでん返しミステリー!とあらすじに書いてあったので、読みました。
    絶対真犯人当ててやるわぁ!と意気込んで読み進めたものの分からず。笑笑
    なるほど〜となったので、私は好きです。

    投稿日:2023.12.16

  • ハルめめ

    ハルめめ

    映画界の巨匠、大森監督が手掛ける「災厄の季節」の制作に参加する助監督の宮藤くん。軽薄なプロデューサーや批判を繰り返す外部団体など周囲は難敵ばかり。映画制作の情熱とミステリの融合、ドタバタありで面白かったです。作中映画「災厄の季節」は「カエル男」のことで、その撮影風景の描写も楽しかった。続きを読む

    投稿日:2023.11.28

  • ちとせ

    ちとせ

    自分の小説を映画化する人々の群像劇を書くってのがまず面白い。まさか人死があるとは思ってなかったけれど、この謎解きはメインじゃない。
    映画を作るしくみなどの知らない世界を覗くことができて、思った以上にするする読める。
    中山七里さんはカバー範囲広いね。
    続きを読む

    投稿日:2023.11.01

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