0
加藤 廣 / 文春文庫 (17件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
getsu
7
視点が面白い
平手政秀自害の真の原因、秀頼は誰の子?・・・などなどどれもそれなりに楽しめました。 あーーねるほど、あり得るかもねって思えるだけで楽しくなれます。そこが歴史小説の良さなんでしょうね。
投稿日:2017.03.30
報告する
future4227
著者の歴史解釈が独特です
著者の代表作である信長、秀吉、光秀3部作の外伝的短編集。 『平手政秀の証』では有名な信長のエピソードとなっている父の葬儀での焼香投げつけ事件、傅役平手政秀の切腹などへの新解釈が興味深い。 『天草挽歌』…では歴史で学ぶ島原の乱(最近は天草・島原一揆という)とかなりイメージが違う内容だった。けっこう面白い話だったので、できれば戦闘場面や一揆の終結まで描いて欲しかった。 加藤さん、ひょっとしてキリスト教のこと嫌いなのかな?と思わせる記述がちらほら。続きを読む
投稿日:2016.10.11
"powered by"
Yukirobbinson
①平手政秀の切腹、②豊臣秀頼の父親は?、③島原・天草一揆の背後にあったものは?についての短編集。 ①では突然死した信秀から嫡男は信長とする事を聞いていたことを一命を賭して証明する政秀、②では秀頼のよく…似た歌舞伎役者を調べる片桐且元、③では島原・天草一揆が発生するまでの経緯を元に描かれている歴史ミステリーである。続きを読む
投稿日:2021.08.06
yappinkun
短編集。信長の脇役達、平手政秀、伊吹山、秀頼の本当の父親、三宅藤兵衛について。 自分の母から愛されず、孤独な信長を支えた傅役平手政秀。誰よりも信長を理解し、支えた平手政秀がいたからこその信長であった。…なんかよくわかる気がします。非常に面白かったですね。続きを読む
投稿日:2021.01.06
筋トレ大好きキャリコンレオナ
I thought that there would be a lot of Nobunaga in this book, but Chapter 1 ended Nobunaga's story.
投稿日:2020.02.01
読書Walker
このレビューはネタバレを含みます
2016年16冊目です。 取り上げられている武将は、確かに大物戦国武将の物語の数行に登場する人達です。私が知っていたのは、信長の傅役の平手政秀と豊臣家に仕えた片桐且元だけでした。三宅藤兵衛に関しては知識がありませんでした。 それぞれの人の視点で物語を紡ぎ出したanother-stroryという感じです。相当な史実調査の上に描かれていると思いますが、想像力の高さに敬服します。
投稿日:2016.02.21
shuwacho
作者が「置き去りがたく、捨て去りがたく思いながら、書き残した人物」たちの短編集。 作者の思い入れが強すぎてか解説が多くて物語の盛り上がりに欠ける気もするけれど、視点が楽しくて最後までワクワクした。 信長を幼少時代から見守る平手政秀。 南蛮人に占拠された伊吹山の薬草園の謎。 秀頼に関わる只ならぬ噂の真相とは? 幕府とキリシタンの板挟みに苦渋の決断をする天草富岡城城代。 ドラマや小説ではヒーローとしては登場しない、権力に翻弄される人々から語られる、信長、茶々。 権力を手にした人間の醜さに弱々しくも立ち向かいながら、進む道を模索する。 それぞれが信念を貫いている様子が心地よいのかも。
投稿日:2016.02.18
gocci
「信長の棺」を書いた加藤廣の作品。 四部作の短編集になっていて、 平手政秀の証 伊吹山薬草譚 山三郎の死 天草挽歌 この中で個人的にこれは!!と思ったのが 平手政秀。 男の中の男だわ、政秀。 史実云々…どうであれこれはこれで素晴らしい 信長の最後の変身っぷり。 あんまり世に出ないというか、どちらかというとサブ的な?描かれ方の多い 登場人物が主になっているので また普段の時代小説とは違った楽しみ方が出来ると思う。続きを読む
投稿日:2016.02.13
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。