【感想】世に棲む日日(二)

司馬遼太郎 / 文春文庫
(112件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
36
37
21
2
0
  • 世に棲む日日(二)

    前半は吉田松陰が主人公。松下村塾での久坂玄瑞達とのエピソードを、もう少し読みたかった気も。松陰が刑死されてからは高杉晋作が後を継ぐ。上海視察から脱藩するまでだが、この作品が偉人伝ではなく幕末のルポのような構成なので、松陰も晋作も英雄というよりは、時代の寵児としての生き様を客観的に描かれている。続きを読む

    投稿日:2015.01.07

ブクログレビュー

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  • VAT68

    VAT68

    松陰の死からスーパーファンキーボーイ2代目高杉晋作の話。このひとちょっとサイコパスっぽいぞ。おもしろい。

    投稿日:2023.11.04

  • 星野 邦夫

    星野 邦夫

    吉田松陰の志と学ぶ姿勢に圧倒される。その時代の課題感に命を賭して、志を実現するために、学ぶ姿勢が目を見張る。特に命懸けの密航をしてまで外国から学ぼうとする姿が驚異的である。多くの組織が閉鎖的でタコツボ化している現代にもこのような志士が必要であり、自分がそうあれるように学びを怠ってはいけないと強く感じる。

    以下、印象的なフレーズ。
    ・英雄もその志を失えば、その行為は悪漢盗賊とみなされる。
    ・学問とはこういう時期の透明な気持ちから発するものでなければならない。
    ・死は好むべきものにあらず、同時に悪むべきものでもない。やるだけのことをやったあと心が安んずるものだが、そこがすなわち死所だ、ということである。
    ・どんな小さな行動をおこすにしても、死を決意してはじめねばならない。
    続きを読む

    投稿日:2022.06.14

  • futebol11

    futebol11

    どんな小さな行動を起こすにしても、死を決意してはじめなければならない

    歴史を学ぶって大事やな。事実と異なる部分はあるやろうやけど昔の人が何を感じてどういう考えでどういった行動をしたのか想像は出来る。
    過去日本のためを思って命を賭して活動した人達のお陰で今があると思うと感謝してこの時代も頑張らないとあかんなって思う。
    続きを読む

    投稿日:2022.06.12

  • hidex73

    hidex73

    吉田松陰先生の真っ直ぐな想いと志が伝わった。
    高杉晋作さんは革命家になるきっかけを知る上海の旅路の思いが、
    とてもリアルな印象でした。

    投稿日:2022.03.20

  • ヨーヘー

    ヨーヘー

    吉田松蔭の今のままでは、ダメだ。外を見ないと。(アメリカに渡ろうとペリーの船に乗り込む)という意気込みが凄い。日本の危惧を憂い行動している。

    投稿日:2022.01.28

  • poron330

    poron330

    松陰の「狂」晋作の「狂」。異なるものだが、それが面白い。
    松陰は真正直であり、老中間部詮勝を暗殺する計画を考えただけで、結局は死罪となる。
    晋作は上海視察用に藩から支給された大金を、16歳の芸者をお買い上げし、同棲し使い込んでしまう。塾仲間で品川の女郎屋土蔵相模に入り浸り、50両ものつけをこしらえる。萩一番の美人15歳を妻にもらうも、ほぼ実家に放置状態・・・と、実に女遊びが激しい。
    そうこうしている間に長州はどんどん危ない方向に向かって行ってしまう。
    続きを読む

    投稿日:2021.11.24

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