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ジェフリー・ディーヴァー, 池田真紀子 / 文春文庫 (59件のレビュー)
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総合評価:
みか
1
短編なのに、これでもか!のどんでん返し
どんでん返しがお得意のジェフリー・ディーヴァー。 短編集にもかかわらず、やっぱりどんでん返し。 この人の頭の中はどんなことになってるんだろう? 大好きなリンカーン・ライムのお話もあり、大満足の1冊。
投稿日:2016.12.06
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future4227
不快感のない恐怖を味わえます
ディーヴァー2作目の短篇集。 短編とは言え、かなり読み応えあり。 今回は多くの作品が勧善懲悪でないところが興味深い。 特に『恐怖』という作品では、最後の主人公の行動がはっきりと描かれてはおらず、とても…気になるし、読者によって意見が分かれる所だろう。 また、巻末のディーヴァーによる小説論も素晴らしい。 読者に嫌悪や不快感を抱かせない恐怖、終点では読者が無傷でジェットコースターから降りられるようにするというポリシー、お見事!続きを読む
投稿日:2016.06.05
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本屋さんが大好き!
読み終わりました。 おもしろかったです。でも、なんとなくクリスマス・プレゼントとは趣きが違う… 悪い人同士の知恵比べみたいな話が多くて、少し胃に来る感じ。 生まれついての悪人は、クラックコカインダイ…エットで読んでいて、再読してもやっぱりおもしろかったです。 原題はBorn Bad 原題を知ると、さらにぐっときます。 救われない話が多いのですが、ポーカーレッスンは面白くて、映画的でした。老スタントンは、ロバート・デュバルのイメージで。 TVドラマのタイトルも頻出。中でもザ・ソプラノズがよく出てきました…CSIも、ローアンドオーダーも…好きですけどね(笑)なんとなくこそばゆい感じが… どんでん返しは好きですが、少しどんでんとは違う…? そんな1冊でした。 クリスマス・プレゼントを先に読んだのですが、こちらの感想を先に投稿。 続きを読む
投稿日:2023.01.30
ひまわりめろん
ジェフリー・ディーヴァーの短編集です 本当はとんでもない傑作揃いの★5なんだけど中に我らがホームズを茶化した短編があるので大幅減点の★3です 読み終わった後に思わず「このクソヤンキーめ!(失礼、ご婦…人方)」と声に出してしまうほどです だいたいアメリカ人はホームズを軽く見すぎだ(思い込み) もうディーヴァー嫌いになりそう(ならないけど) 他の短編についてはもうすごいとしか言いようがないです 最後の数行できれーいにひっくり返ります ほんときれいに180° これはもうミステリーのショートショートと言ってもいいのではないかと思います 星新一先生ばりの、文字数多いけど 最近そもそもミステリーとSFの境界線ってなんぞや?って思ったりします そこには誰かが引いた目に見えない線があるだけでとても超えられそうにない高い壁があったり、底の見えない深い溝があったりするわけじゃなく地続きで簡単に行き来できるもんなんじゃないかと思ったり どこかの国と国の国境みたいな続きを読む
投稿日:2022.03.27
たきゆか
ジェフリー・ディーヴァーの作品を初めて読みました。大変面白かったです。どの話もビックリするようなどんでん返しがあって、読み終わった後に「あーそうだったんだー」と感心してしまいました。
投稿日:2022.01.13
komakiyo
このレビューはネタバレを含みます
このミス海外編2014年版3位。ジェフリー・ディーバー2冊目の短編集。この人の本読みまくってて最近飽きてきてたんだけど、これは良かった。長編だとやたら描写が細かかったり、何回も事件のメモを板書したのが出てきて冗長だったり、やたら長くてしんどいんだけど、短編だとさすがに表現が簡潔で、珍しく短編の方が良い作家なのではと思います。全体設計にこだわらず豊富なアイデアを次々披露してもらえてお得感あります。話いっぱいあって、結局あんまりクリアに記憶には残ってないけど、読んでるときは適度にどんでん返しが楽しめた。
投稿日:2021.05.10
あぴ
裏切りが心地いい、楽しい短編集。読み返したくなる中毒性のある物語多数。どんでん返しが来るんでしょ、て思ってても作者の術中にはまってしまうってすごい。 「通勤列車」「恐怖」「ポーカー・レッスン」「36.…6度」が特に好き。「コピー・キャット」もいいな。続きを読む
投稿日:2020.10.07
hy343
初ディーヴァー。著者自身は「サスペンス作家」といい、文春文庫のアオリによると「現代最高のミステリ作家」ということらしい。 16の短編からなる。 帯には「これぞだまされる快感! ドンデン返し16連発…!」とあって、確かにどの話にも、身構えて読んでいてもなお意外すぎる展開が待っている。 大都会の片隅で、郊外の水際で、場末のカフェの裏部屋で持ち上がる「事件」の発端。それがどんな経過をたどり、どんな結末に行き着くのか。誰が味方で、なにが事実なのか。はらはらしながら、ただ固唾を飲んで文章を追って行くしかない(すっかり、物事のウラ、人のウラを考える癖がついてしまう)。著者があとがきに書いている「恐怖の法則」そのままの、非常に濃密で胸苦しい時間であった。 同じあとがきで著者は、小説作法として「読者にカタルシスを」「ジェットコースターから無傷で降りられるように」・・・つまり胸苦しさを残したまま終わらないようにすることも大切だと言っている。「オチ」はいずれも確かに見事だが、アメリカと日本の違いなのか、オレの個人的受容力の問題なのか、まあ、ジェットコースターに揺られた直後はやっぱりクラクラが止まらないのである。続きを読む
投稿日:2019.06.25
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