【感想】ウォッチメイカー 上

ジェフリー・ディーヴァー, 池田真紀子 / 文春文庫
(55件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
19
16
12
3
0
  • シリーズ最強の殺し屋登場

    リンカーン・ライムシリーズの7作目。毎度のことですが、上巻から飛ばしまくりの展開。読者を全く休ませてくれません。今回の犯人は時計オタクのサイコパス。微細証拠を一切残さないという科学捜査にとってはかなりの強敵。そこに救世主のように現れた心理分析を基にした尋問(キネシクス)のプロ。証拠至上主義者のリンカーンと共存はできるのか?続きを読む

    投稿日:2016.05.08

  • リンカーン・ライムシリーズの7作目。

    物的証拠にこだわるライム、それは証言の危うさを知り尽くしているから。しかし今回は尋問とキネシクス(ボディランゲージや言葉遣いを観察し分析)の専門家キャサリン・ダンスが登場する。
    シリーズ1作目を読んで科学的根拠を徹底分析して推理するのは面白いが何となく何かが足りない感じがしていた。そこで5冊飛ばして本書に挑戦。
    ダンスは人間中毒、奇妙で恐ろしい生物達に共感し魅了され独特の感受性で追い詰めていく。今回の事件はウォッチメイカーと名乗り拷問事典を参考に殺人を重ねる連続猟奇殺人だ。ダンスは事件関係者に質問し彼らの答えに注意深く耳をすます。尋問というよりは傾聴である。
    四肢麻痺のライムの事故後の悲嘆や恐れも見抜いてしまう。さらにダンスの母親としての暖かなドラマが加わることで全体の雰囲気が和らいできた。最初は警戒していたライムだが次第にかみ合ってきたので下巻が楽しみ。たくさんの事件が起きて情報が多いわりに繋がってこないがこれから面白くなると思われるため急いで下巻へ。。。
    続きを読む

    投稿日:2018.09.28

ブクログレビュー

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  • 樹智花

    樹智花

    何度目かの再読。

    上巻はまだまだ準備段階といったところ。

    よく読むと最序盤から伏線が張ってありますね。

    投稿日:2023.12.05

  • scaramouche

    scaramouche

    このレビューはネタバレを含みます

    元ニューヨーク市警の天才科学捜査官が、警察に協力して連続殺人鬼を追う『リンカーン・ライム』シリーズ第7作。下巻まで読了。
    どんでん返しに次ぐどんでん返しは、本シリーズの特徴でもあるけれど、今作はそれが特に顕著。下巻中盤で起きる雪崩のようなどんでん返しは、胃もたれしそうなほど過剰ながら、読んでいて快感を覚える。
    今回の黒幕・ウォッチメイカーは、ライムが初めて取り逃がした犯人となったけれど、キャラクター造形は冷酷にして優美。ライムとよく似た部分も対照的な部分も併せ持っていて、対決は読み応えがあった。再登場が待ち遠しい。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.03.08

  • みんみん

    みんみん

    やっと7作目に来ました。
    早々に犯人ウォッチメーカーの名前がわかってます…
    殺人、逃走、失敗…
    アメリアが単独で追う事件
    ウォッチメーカーによる事件
    上巻最後でまさかまさかの展開ですが(´ω`)
    ここから何回どんでん返されるか楽しみ♪

    まぁとにかく面白い!
    新キャラのキャサリン・ダンスが素晴らしい!
    プラスキーも頑張ってます!

    さぁ下巻ですよ〜ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
    続きを読む

    投稿日:2022.05.24

  • don

    don

    リンカーンライムシリーズ。ウォッチメイカーを名乗る頭のおかしい殺人犯が犯行を続けるという情報を得て、ライムとサックスが捜査に乗り出す。またサックスは別の事件も抱えている。いつもの殺人犯と、ライムとの追いかけっこと思いきや、事件は新たな展開を見せ始める。またライムとは対照的に証人の証言やボディランゲージを読み取る「キネシクス」のエキスバートであるキャサリンダンスが登場する、彼女は別のシリーズで主役を張っているようなので機会があれば読んでみたいと思った。続きを読む

    投稿日:2022.01.12

  • takeshi3017

    takeshi3017

    このレビューはネタバレを含みます

    リンカーンライムシリーズ7作目。シリーズの中でも評価の高い作品という事で期待して読んだ。前半では犯人が連続殺人を失敗しまくっているので「?」な感じだったが後半に入って理由がわかると共にそのあと更に畳みかけるようにドンデン返しに続くドンデン返しが。この展開を予想できる人はいない事はないかもしれないが少ないだろう。少しひっくり返し過ぎの気もするが、面白かった事は確か。詳細→
    http://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou19107.html

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.11.03

  • しん

    しん

    このレビューはネタバレを含みます

    捨てられた蔵書の中の一冊。
    犯人を好きになったのは初めてでした。
    まるでシャーロックホームズとモリアーティを見ているようでした。
    太陰太陽暦はーエレガントで調和が取れている。美しい。ー218ページ引用
    古代の人々は、時間を独立した力だと考えていた。ほかの何ものにも備わっていない力を持った一種の神だとね。この機構はそのその考え方を象徴する物だとも解釈できるー219ページ引用

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.05.13

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