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綾辻行人 / 講談社文庫 (405件のレビュー)
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総合評価:
しん
個人的に一番好きです
十角館から黒猫館まで読んだ中では、一番好きです。 展開が二転三転するところ、「騙された」の神髄を感じます。 また、「所詮、推理小説」というへりくだった表現にも脱帽です。
投稿日:2017.05.25
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みん
1
十角館を超える衝撃でした・・・!!
全く事前の知識なく読んでしまったので本当に驚きました。 奇抜な舞台設定、堅実な納得のトリック、仰天の結末と、てんこ盛りでした。 きっとこの1作を3作品に分けたとしても充分面白いと思います。 正直途中…はあっさりしていますが、それがかえって読みやすく、一日で読んでしまいました。 とにかくネタバレを見ずに最後まで読んでほしいです!続きを読む
投稿日:2016.12.25
でんきぶらん
小説の中の被害者が現実の被害者になる
館シリーズでお馴染みの島田潔の所に一冊の本が届く。 この作品は現実のある殺人事件を直接の題材として書かれたもので、もちろん昨年の4月に島田も関係者としてその中に居た。 館に集められた4人の推理作家がこ…の小説の中で自分を被害者にした小説を書くと言うコンテストが行われ・・・・小説で書かれた内容に沿って殺人が行われたと言う事件だ。島田はその送られた本を読み始める。 色々なトリックによって何度も惑わされ、ラストのどんでん返しはなかなかよかった。順を追ってシリーズを読んでるが一番おもしろかった。続きを読む
投稿日:2014.12.01
つたもみじ
4
ギッシリ詰まってます。
中村青司の設計した、奇妙な地下の館・迷宮館。推理作家・宮垣葉太郎の還暦祝いに招かれた4人の弟子作家と編集者達。だが待っていたのは、宮垣の自殺と莫大な遺産を賞金とする推理小説の競作だった。 作中作の中に…も作中作が…という、被せに被せたテンコ盛りなストーリー。軽めのテイストでテンポ良く読めたけれど、半分は予測通りで、半分は綺麗に騙されました。本格はやっぱり良いな…。続きを読む
投稿日:2014.11.20
ツクヨミ
ややこし…くない!
「作中作」の登場するミステリはほかにもあるでしょうが、本書の仕掛けはなんと「作中作中作」です。ページの9割以上を占める「作中作」の中で、(作中作の)登場人物たちが小説(作中作中作)で競い合う。なんとも…ややこしく思える構成ですが、読んでみるとそうでもありません。スピーディーな展開に乗せられて、その構成にも、迷路館という異様な舞台(文字通り廊下が迷路になっています)にも、すぐに馴染んでしまうはずです。 あまりいろいろ書くとネタバレになりそうですが、もう少しだけ……。 本書は「本格」らしいさまざまな要素を惜しげもなく詰め込んだ作品です。隅々まで楽しませてくれる、贅沢な1冊でした。続きを読む
投稿日:2014.08.09
naotan
7
作中作中作の迷宮へようこそ
推理作家の大家、宮垣葉太郎の還暦祝いに招かれた4人の作家と編集者たち。彼らが迷路館を訪れると、待ち受けていたのは宮垣の死を告げる秘書の井野と遺書代わりの録音テープでした。 迷路館を舞台にした小説を書き…、最も優れた者に遺産が与えられるという内容に、戸惑いを覚えつつも執筆を始める作家たちですが、各々の作品が完成する前に殺人事件が起きて・・・ 作中作中作という入り組んだ構成はまさに迷路のようで、解決したかと思われた事件の後に、更なるどんでん返しが待ち受けます。 新人作家、鹿谷門実のデビュー作も読める館シリーズの3作目。細かなネタと伏線がちりばめられた、読み応えたっぷりの一冊です。続きを読む
投稿日:2014.07.21
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山村
邪道ですが館シリーズは迷路館の殺人から読んで 意外な結末、テンポの良さにすっかり心を奪われました。その後は一通り読んで見ましたが初めて読んだ時の衝撃が印象的で本作は大切な一冊になっています。
投稿日:2024.05.05
まこと
このレビューはネタバレを含みます
してやられた…! 館シリーズ3作目にして、こんなカタチでやられるとは…!笑 再読しても楽しめるミステリーだと思います。 いつか再読したい。てかする!笑 読み終えるまでに「そういうことか〜」と油断している、そこの君! やはり綾辻先生は油断ならない御方だと再認識することになりますよ。
投稿日:2024.05.01
りこの本棚
エピローグ前までは、面白かった!となり エピローグからは、ん?ん?どゆこと?となり、 最後え!!?となり、最初の話を読み返すと そーいうことー!ってなりました。3作目が一番面白かったです。
投稿日:2024.04.30
れもん
推理は全く当たらず…最初の真相?にはがっかりだと思ったが、エピローグの内容については気づきそうになった瞬間が何度かあったなーと自信を取り戻し…最後の最後は頭がこんがらがり、やられた感満載。 最後まで読んでよかった。
投稿日:2024.04.21
Y
な、なんだこりゃあ… 宮垣さんこれ死体出てこないし最初布で顔隠されてるし絶対犯人やろ!ワープロもオアシス式との引っ掛けやろ!どや!とニヤニヤしながら読み、まあ私にかかればこの程度…と探偵ヅラしていた私の斜め上からぶん殴られた心地。 鮫嶋さん影薄いなとか思ってはいたけど、女性…犯人…なんてこった…島田兄…騙された… とはいえ、生理の血ってそんなすぐ床に着くもんかな笑 直接的な話をしてしまうが、生理が始まって最初の血量ってそんなに多くないと思った、いやまあ人それぞれなので決めつけは良くないか 本格好きな綾辻先生らしいどんでん返しだった。綾辻先生てクイーンもお好きだよね。"エラリイ"表記なのもこだわりを感じる、十角館でもああだったし… 電車降りても止められず夜道で街灯に必死に頼りながら読了した、それほどの興奮があったため評価というより感想書き散らしになってしまった。 ネタバレかけているので未読の人はおるまいが、本格好きにオススメの作品。クイーニアンはハマるだろう。私とか。島田潔が好きだと言うカーは2冊(『死者はよみがえる』『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』:どちらもミステリとして秀作だが人物描写がイマイチの印象)しか読んだことがなく、火刑法廷が積読なので近いうちに読みたいところ。
投稿日:2024.04.18
プリモプエル
自分が書いた小説の設定通りに殺されるという設定が、まず話の導入として非常に分かりやすく興味を惹かれました。 犯人の推測も中盤からは容易に行えることができ、館シリーズとしては少し簡単すぎるのでは、もしく…は自分の推理力が鍛えられてきたのだと思っていました。終盤までは。 自分の自惚れが恥ずかしく思えます。 しっかりとミスリードされる快感を終盤に味わい尽くさせてもらえました。続きを読む
投稿日:2024.04.06
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