【感想】ST 警視庁科学特捜班 エピソード1<新装版>

今野敏 / 講談社文庫
(73件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
9
31
21
2
3
  • 軽くて面白い警察小説見つけた!

    警視庁に新設された(現実にはないのかな?)、科学特捜班が活躍するストーリー。
    この5人のメンバーがみんな天才で個性的。
    さらにその上司も警察のエリートにもかかわらず、どこか頼りなげでいい(引き立て)キャラ。
    冒頭殺人事件から、該当メンバーの紹介などがあり、
    突然イタリアビジネスマンの話になります。
    ん???と本編との関連性は徐々に明らかになっていくのですが、
    その文章構成は私好みで、とても楽しめました。
    シリーズ化されているようなので、続きも読みたいと思います。
    日本でドラマ化されてるんですね~。
    続きを読む

    投稿日:2016.08.01

  • 特殊能力を持った変わり者たちの一風変わった戦隊ヒーローもの!?

    STという架空の組織の活躍を描いた警察小説。

    STは、「scientific taskforce」 の略で、科学捜査をする特殊部隊ということになります。

    読んでいて、感じたのは、最近、TBSで放送されたドラマ『ホワイト・ラボ〜警視庁特別科学捜査班〜』 に近いですね。

    ST は、特殊能力をもちながら、いや、それゆえに、かなり変わったメンバーで、構成されています。

    メンバーを簡単に、ご紹介すると、

    ・赤城 左門(あかぎ さもん)
    STの法医学担当。対人恐怖症

    ・青山 翔(あおやま しょう)
    STの文書鑑定担当。専門は筆跡鑑定、ポリグラフ、プロファイリングなど。秩序恐怖症

    ・ 黒崎 勇治(くろさき ゆうじ)
    STの第一化学担当。発達した嗅覚を持つ。先端恐怖症

    ・ 山吹 才蔵(やまぶき さいぞう)
    STの第二化学担当。僧籍を持った本物の僧侶でもある。

    ・ 結城 翠(ゆうき みどり)
    STの物理学担当。絶対音感と驚異的に発達した聴覚を持つ。閉所恐怖症。

    この赤・青・黒・黄色(山吹)・緑(翠)が揃っていることで、戦隊ヒーローものを彷彿してしまうのです。

    ゴレンジャー世代の人には、堪らないかもしれません。
    それにしても、この人たち癖がありすぎ!

    このエピソード1では、さまざまな意味で日本市場を狙う外国人の起こす犯罪が描かれています。

    話は、スピード感があるし、登場人物にはそれぞれ魅力があって、面白かったです。

    続きを読む

    投稿日:2014.07.11

  • 面白かったです。

    TVを見て興味を持ち、このシリーズで初めてこの本から読みました。
    登場人物の設定等々TV版との違いありますが(笑)それはそれで面白いと思いました。
    内容も読みやすく、シリーズの続きを読みたいと思いました。
    お勧めです!
    続きを読む

    投稿日:2014.11.21

  • エピソード1<新装版>

    以前購入したものと同じ内容でした。注意してください。
    確かに<新装版>とありますが、注意書きの一つもつけていただければ、こんなことはありませんでした。ショック。
    他の電子書籍SHOPでは、注意書きがありましたよ。続きを読む

    投稿日:2014.10.30

  • 良質ミステリー!

    正直、TV放送の影響で読んでみましたが、TVでは主役の赤城の出番は少なく、印象が薄いのですが、ほかのメンバーの長所の使い方が上手く、ミステリーとして とても面白いです!
    ストーリーがよく練られていて、読みやすさも抜群でテンポよく読んでいけます。
    ST以外の警察小説では、この犯人の特定は難しいのではないかと思えるほどです。
    一つだけ例に挙げるなら・・・ お寺は葬儀を行うところ、神社は婚姻を行うところ、教会はその両方を行うところ。だから・・・ などと書き連ねれば当たり前の事だけれど、言われてみて、あぁ!なるほど! なんて改めて感心したりして。(そんな細かな事が事件を解く一つのピースになっていたりして)
    特殊な能力を持ったメンバー なんて書かれていると色物風に受け取りがちですが、読んでみてください、面白いですよ。
    続きを読む

    投稿日:2015.10.13

  • デビュー戦

    STデビュー戦です。
    女性の殺害事件が発生するなか、次々とおこる殺人事件。連続殺人なのかはたまた模倣犯なのか。
    殺害の目的は…
    科学捜査を受け持つことになるSTが現場で導きだした結論は刑事たちの意見と異なるものであった。
    チーフと初めて担当する菊池の会話のあわなさがが懐かしい
    続きを読む

    投稿日:2016.04.01

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ブクログレビュー

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  • uru

    uru

    STシリーズ一作目。特殊な能力を持つ科学特捜班のメンバーが活躍する場面はとても楽しめたが、かなり序盤の方で犯人とトリックが読めてしまった。また、ストーリーの展開も遅く、重複が多いこともあり退屈で仕方がなかった。続編は機会があれば。続きを読む

    投稿日:2024.03.19

  • yappinkun

    yappinkun

    警視庁科学捜査研究所に新設された警視庁科学特捜班に所属するスペシャリスト達の活躍を描く。シリーズ第一作。
    メンバー5人は、一般職員で強制執行や逮捕の権限はないが、常識を超えたスキルで、現場の刑事達と軋轢を起こしながらも、事件を解決に導く。
    さっくりと読める。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.02

  • maco2022

    maco2022

    オーディオブックで聴くエンターテイメントとしてこういうのを待ってた!と思った。
    超人的なキャラクター達の活躍はもちろん面白いけど、一般的な感性を持つ百合根の考えが随所に挟まれることで物語が遠くに行ってしまわないのもいい。
    シリーズ全部オーディオブック化して欲しい。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.04

  • 越智

    越智

    STシリーズの第一弾
    先にドラマを見ちゃったのでキャストが俳優さん達で再現されてしまう
    中国人ホステスが殺され、数日後にまた中国人ホステスが殺された。二人は敵対する組織のボスの愛人であり報復殺人かと思われたが。
    まぁそうじゃないんですけど。今回赤城さんはあまり出ませんでしたが 百合根警部殿が赤城さんを形容するとき必ず「なんともいえない男の色気を感じ」てて笑う。タイプなだけなのでは。黒崎さんがしぶくてよかったですね。翠さんも大活躍。
    しかしなんといっても菊川さん。彼がメンツとかでなく「犯人を間違えることなく逮捕する」ことを第一とした正しい警官でよかった。彼がいたからこそ百合根=STは活動の場を与えられたわけです。ミステリーとかではなくエンターテインメント作品ですね。ストーリーそのものは容易に想像できたので。ドラマに向いた作品かと。
    これはシリーズで追います。
    続きを読む

    投稿日:2023.02.13

  • み☪︎

    み☪︎

    このレビューはネタバレを含みます

    ドラマも映画も視聴済みなので読みながら、脳内で俳優さんたちが動いてました。とっても読みやすくて面白かったです。青山の設定が美少年だった…というのは驚きましたが笑

    初めてオーディオブックで聴きながら読んでいたのですが、読むスピードになかなかついてこなくて結局3倍速の少し遅いくらいで落ち着きました。

    出てくるキャラ全員、個性が強いのですが違和感なく調和して、過不足なく全員が活躍していて凄いなっと素直に思いました。
    現実ではありえない設定( もしかしたらいるのかな? )だと思いつつ、絶対いたら楽しいじゃん…!!!!と思わせてくれるほどエンタメに振り切っているのが素敵でした。

    プロファイリングが好きなので楽しかったです!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.02.10

  • うたた寝の猫

    うたた寝の猫

    TVドラマ、映画で実写化されているため、気軽に読めそうだと思って手にとった。
    エンタメとして申し分なく、力を抜いて、スペシャリストが活躍する系の定番ものとして、爽快に読めました。

    投稿日:2023.01.30

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