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三木笙子 / 幻冬舎文庫 (20件のレビュー)
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総合評価:
つたもみじ
8
連作短篇集
欧羅巴を巡業中の曲芸一座「那須一座」敏腕番頭の孝介と、料理上手な新入り・晴彦。二人は贔屓筋から頼まれる厄介事を解決する日々を送っているのですが。それにしても「那須一座」という名前のチートさよw 二人…の間には信頼があって、とても良い関係なのですが。ハルには孝介には言えない裏の事情があって…。ストーリーにべったりとハルの罪悪感が塗り込められている気がして、何度も読む手が止まってしまった。ラストもなんとか纏めた感じでしたが、個人的に、後味はあまり宜しくありませんねぇ…続きを読む
投稿日:2015.09.13
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るいこ
なんかもんやりする読後感。って思ってたんだけどこれ続きあるのね。 だとしたらもんやりも収まりそう。
投稿日:2019.05.28
quatorze
このレビューはネタバレを含みます
巴里,遠く離れた国で人の思いが重なり合う。 日露戦争が終わったあたり,20世紀初頭の巴里。曲芸一座の敏腕番頭・片桐孝介と,料理上手の新入り・山中晴彦ことハル。顧客の依頼してきた事件を解決していくうちに,近づいてくる危険な計画。ハルの秘密とは。 ホームズ役は孝介,ワトソン役はハル。ハルが孝介に近づいた目的があるところがひとひねり。とりあえずはハッピーエンドで,続きもありそうだし,また読んでみたい。
投稿日:2017.07.16
bvbo
ヨーロッパ巡業中の曲芸一座の敏腕番頭孝介と新入り晴彦。贔屓客から依頼されて厄介事の解決に乗り出していくが、二人は危険な計画に巻き込まれていく…。三木さんの作品はいつも雰囲気が好きで、今回もいつも通り安…心の読後感。ただ、この作品はこれでおしまいと思われるので残念…続きを読む
投稿日:2016.02.11
佐藤健志
目の悪い自分は、読み始めるまで表紙の子はツインテールの女の子だと思っていたので(建物の影が絶妙に髪に見えた)本編の舞台がパリで、主人公が男だったことの衝撃を。ええ、大馬鹿者ですとも。 1話め1行目か…ら音と音楽が聞こえてきたので、ああこれは結界石や金木犀方面のお話だなとわかります。 1話2話が淡々と静かに進み、最後がよりによってそれか!それ使うか!人としてアカンやつ使うか! とガツンとくるのが「三木笙子」らしさなのかな。女性の描く話は容赦なく残酷だっていわれるけれど、それかなと。 不器用でやさしい少年(青年)たちが実に好ましい作品でした。 ところで本編とは関係のない話なんですが、文字が大きく行間が広いのがなんとも読みづらかったというか。業界的にしようのないことだとわかっていても、もうすこし1ページあたりの情報量が多くてもいいんじゃないかな……続きを読む
投稿日:2015.11.14
itcem
時代は明治の巴里にて。 警察よりも頼られる男がいた。 そんな帯に魅了され読んでみれば、不可思議事件を解決する曲芸一座の番頭さんと居候?くんにどんどん引き込まれていきました。 面白かったです。 この本、本当に素敵
投稿日:2015.07.19
Pukasan
明治時代(たぶん…)のパリを舞台に、ヨーロッパ巡業中の曲芸一座の番頭・孝介と新入りの晴彦。贔屓客から依頼される事件の解決に奔走するーーという連作短編集。 三木さんの作品は心底からの悪人ってのが出てこ…ないので(必ず背後にはやむにやまれぬ事情がある)読んでて心が荒まなくていいです。 最終話での高瀬がすごくイイですね。(細かくは書きませんが)あの思考過程、なるほど理解です。続きを読む
投稿日:2015.05.29
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