【感想】帝王星

新堂冬樹 / 祥伝社文庫
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
2
4
2
0
0
  • 完結編

    「黒い太陽」から続くシリーズの完結編。最後の闘いは、これまでの物語が凝縮されて、あっという間に読み進めました。いつもの事ながら?個人的には少々、蛇足気味の登場人物や横道に逸れた話が加わり、クオリティを下げてしまっているような気がしてなりません。もったいないというか、なんというか・・・これも作者の味なんですが、いまいち読書後がスッキリしません。でも、面白いです。「黒い太陽」、「女王蘭」をまず読むべし!!続きを読む

    投稿日:2014.11.16

ブクログレビュー

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  • kaorukaeru

    kaorukaeru

    「黒い太陽」「女王蘭」につづく三部作の完結編「帝王星」。
    立花と藤堂の戦いがついに終わってしまうのかと
    思うとちょっと寂しくもあり・・・
    二人のキャバクラ嬢の売り上げで競うというもの
    また、怪物キャバ嬢が出てきました!
    中盤でキャバクラの話から逸れていって
    この内容いるの?と思いましたが終盤ではそれが関係
    してくるのでまぁ必要なんだなと
    本作もドラマ的展開で楽しめました
    すっかりその世界にのめり込んでしまいました
    続きを読む

    投稿日:2019.11.11

  • asm1357

    asm1357

    ついに終幕!今回は立花目線だけじゃなく、藤堂目線でも書かれてるから今までの完璧な藤堂の人間らしさが現れていて面白かった。
    藤堂の方が天才でまさに風俗王だけど立花もどんどん黒い太陽に近づいていて頭が良くなっててなかなかやるじゃん!ってなる。
    天才キャバ嬢のゆりなと絶対女王の冬美の戦いも面白かったし、冬美が今でも藤堂のことが好きだったり千鶴も今でも立花のことが好きだったり、みんなどれだけ一途なのー!とツッコミどころ満載。そしてラストの立花の事件、、、予想してたけどやっぱりそううまくは終わらないのねぇ。。。
    続きを読む

    投稿日:2016.11.04

  • yuyu9900

    yuyu9900

    急にラストに
    全員がいいひとになってしまう。www

    つか、優姫は?
    どこ行ったの!?

    面白くは読めたけど
    なんか、色々
    納得できねえ・・・。( 一一)

    あと天才が多すぎ。。
    少年漫画か!
    というレベルで天才につぐ天才が
    現れるのが笑える。www
    続きを読む

    投稿日:2015.06.09

  • 七鵺

    七鵺

    意外にホロリとさせる場面もあって『黒い太陽』シリーズの中では一番好き。
    個人的には『溝鼠』シリーズの登場人物が暴れまくってるシーンでニヤニヤが止まらんかった。先に『溝鼠』シリーズ読んどいて良かった!

    投稿日:2013.10.16

  • yuki414

    yuki414

    『黒い太陽』『女王蘭』に続く完結編。風俗王をかけた男と男・女と女の意地の戦いは正に経営者とその社員の様に思いました。。夜の世界はよくわかりませんが、どの仕事もどの業種も根本的な考えは同じなのかなと考えさせられました。内容は『黒い太陽』などと比べると、スリルやグロさはありませんが、所々グッとくる場面や人間味が感じられた一作でした。特に印象に残ったフレーズ、『熱く語ることの代わりに、静かに騙せる男になった。情熱を失った代わりに地位を、誠実を失った代わりに名誉を、正義を失った代わりに金を得た。』失わずに何かを得ることの難しさを考えさせられた作品でした。続きを読む

    投稿日:2013.07.18

  • 有坂汀

    有坂汀

    夜の覇権を競って火花を散らした立花と藤堂の物語がこの本で完結します。こういう終わり方でこれはこれでよかったかなと思わせる読後感でした。

    いつもは見ない世界の裏側を見るという意味ではいいのではと思います。 「黒い太陽」 「女王蘭」に続く立花と藤堂の戦いがこの本を持って完結編となります。栄華を極める立花と「堕ちた風俗王」の藤堂。彼がすべてをかけ天才キャストゆりなをはじめ精鋭たちを全国から集めたキャストたちを一堂に冠した「トップキャスト」を立花の旗艦店であるキャバクラ「フェニックス」のある新宿は歌舞伎町にオープンさせることから物語は始まります。

    劣勢に立たされた立花はゆりなの弱みを突いて彼女をトップキャストから引き抜き、それに腹を立てた藤堂は、かつて自分が手塩に育てた冬美を立花の店に送り込んでゆりなとの売り上げ勝負をさせ、負けたほうが夜の世界を去るというなりふりかまわない提案をします。

    僕は夜の世界にはそんなに詳しくないんですが、キャスト(あえてそういいます)一人が上げる売り上げが一億を超える世界って、一体どういう世界なんだと半ば唖然としながらページをめくっていました。しかし、男と男。女と女の意地をかけた勝負は復讐代行屋の鷹場の乱入によって、大きくその舵を切っていきます。

    読み終えた感想といたしましては結末についてはどうぞご自身で確認していただくとして、夜の世界に「絶対王者」として君臨してきた藤堂がどのような決断をしたか。エピローグを見ることによってその真意が明らかになってきます。「黒い太陽」や「女王蘭」では彼に感情移入はあまりできませんでしたが、この中では彼にすごく感情移入をしてしまう自分がいました。

    厚い本ではありますが量を気にしないで一気に読めるので日ごろ見ることができない世界を覗いてみたいという方にはいいと思います。ただし、先に2作を読んだ上でないと、面白みは半減してしまうので、まずはそちらから読むことをお勧めします。
    続きを読む

    投稿日:2013.07.16

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