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荻原規子, 酒井駒子 / 角川文庫 (83件のレビュー)
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シリーズ最終巻
え?終わりの印象でしたが、 成長した深行と泉水子、口に出せないが惹かれあう2人のロマンチックな最後はこれで良かったと思います。
投稿日:2014.03.16
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ひびの
続きが読みたくなる最終巻
シリーズ最終巻。RDG自体は面白かったのですが、ここで終わってしまったか! と残念な気持ちになりました。もう少し泉水子の学園生活の続きが読みたかったなあ。
投稿日:2014.04.29
nonn
とても大好きな作品
私は中学生の時にこの作品に出会い、大好きになりました。そのことを知った図書館の先生が全巻揃えてくれました。私はこういう世界観がどうも好きらしくこの作品を読むたび、RDGの世界にのめり込んでいたように…思います。 私が中学を卒業してからしばらくして、アニメ化されるということを知り、放送開始と同時に観ていました。アニメの作画もこの作品の世界観によく合っていて、キャラクターも私のイメージ通りだったのでとても良かったです。ひとつだけがっかりしたのが、アニメでは五巻の学祭までしか描かれえていなかったことです。ファンとしては、六巻まで描いてほしかったのが本音です。でも、そのこと以外はとてもいいアニメ作品だったと思います。 私が今回、六巻だけ購入させていただきました。五巻までのの話の内容は覚えていたのですが、六巻だけどうしても思い出せなかったためです。一日で読んでしまいました。読んでいて感じたのですが、やはり、中学生の頃よりは難しい話の内容がすんなり入ってくるということです。中学生の頃は、感覚に近いくらいでこの作品の内容を理解していましたが、今回改めて読み直してみると、すんなりと理解できたように思えます。そして、新たな理解も得られました。日本の古来からの信仰について、勉強してみようかなと思いました。 また、泉水子と深行の成長、淡い恋模様、友情...どの要素もとてもよかぅたと思います。終わり方も今後の展開を読者が想像できるようになっていて良かったのではないでしょうか。続きを読む
投稿日:2017.06.09
のんびり読書おじさん
完結です。森の気配(神秘的な香り?)のする作品でした。
ヒロインが不安定な子で心配しましたが、良い友とライバルのおかげで、私としては良い終わりかたでした。 いろんな最後が想定されますので「どうなるのか!」「どうやってストーリが収束するのか」も楽しみにしても…良いかと思います。 ※この6巻目だけ、2013年12月現在、金額が高い(文庫化されていないから?)ので、まとめ買いされるかたは多めにご準備を。続きを読む
投稿日:2013.12.11
yamamomo
完結
2008年、第1巻が出てから、出るたびに楽しみに読んできた。 ついに、6巻が出て、完結、読破。 足掛け4年。 これは、全部一気に、だあっと読みたかったなあ。 全巻揃うのを待ちきれずに出る毎に読み尽…くしてしまっていたから、次の巻が出たときには、前巻の詳細は忘れてしまっている。 レビューするんでも、ストーリー全体構造を把握してきちんとしたいんだけど。 けどでも、オール・オア・ナッシングは諸悪の根源、とりあえず最終巻の結論だけは少しでも残しておきたい、読了したときの感動の余韻が残っているうちに。 そう、とりあえず。 「素晴らしい。」 …面白かったんである。 ほのかにほんのりじいんと余韻があたたかい、新しい未来への希望に満ちた気持ちになれる、実にいい読後感である。 この作者の持ち味である、日本古来のアニミズム的な世界観のベースは、全ての自然界の事象、エネルギーを「人格神=霊的なるもの」として表現するような不可思議な物語的・神話的世界を創出する。 つまり、八百万の神、自然界のエネルギー、「もののけなるもの」が、人格化される。このことによって、人間界の善悪、感情を忖度しない、高次元な神としての超越的存在であるはずの異界モードと、卑近で親しみのあるキャラクターとしての日常現実モードを自在に行き来する存在としての幅、「ブレ」のような独特の存在感覚、世界感覚がうまれているのだ。 (まるで、ドラえもんの日常性と非日常な異次元が、不自然なほど自然に繋がっている構造のように。)(それは、世界や宇宙全体の危機と、のび太の明日の宿題が、まったく同じ重要性をもったレベルで論じられる、という一種の奇妙さ、違和感、不可思議さのことだ。)(その違和感の目眩によって、我々はブレヒトのいう「異化」作用を体験することができる=閉ざされた日常現実の対象化=世界の可能性の豊穣への感覚。) ここで人格化される「自然神・霊的なるもの」は、以下のように分類される。 1.陰陽師高柳一派の呼び出す式神。 2.泉水子の友人の三つ子、真響と真夏が幼い頃亡くしたもうひとりの兄弟の真澄の幽霊。(真澄の霊は、既に単独の人間の幽霊としての存在ではなく、戸隠の土地神そのもの、その力と融合した形となって現れる。) 3.泉水子の心が渇望するボーイフレンドの具現として登場し、後には人間への信頼の架け橋となる象徴「ワタリガラス」の形をとる蔵王権現の化身「和宮さとる」。 4.そしてもちろん、多面性を孕んだ高次元の存在「姫神」。 …このクラシックな和風の神話物語を、ボーダーレスに現実・現代的な青春小説に重ねる、荻原規子独特の自在な軽さと深みを備えた味わい。 更に、このローカルな個々の神話世界間(戸隠・陰陽師・山伏・海外勢力キリスト信仰)の、姫神を争うグローバルなレベルでの対立関係をアクション映画的に楽しませてくれたあと、それらを戦争・滅びへの道筋ではなく、連立させ響き合わせ繋ぎ合わせる、未来の形を模索する希望「チーム姫神」として快く描いてみせる、ダイナミックな物語世界の躍動感。 …とにかく何しろエキサイティングな面白さなのだ。 圧倒的で絶対的な力、純粋な自然界の「母なる力」そのものを象徴するような、「姫神」が、地味ではにかみやで臆病な泉水子という、姫神的な力とは対照的な人格として生まれ変わってくる、という設定。 姫神の力に目がくらんだ人間たちが、組織として、その力の支配権を争い、やがては世界全体がその力によって滅亡に至るという、そのシナリオを悲しみ、幾度も書き換えようとする姫神自身のタイムリープ、繰り返される時間、歴史、めまいのするような多元宇宙的なSF的世界観。 これは、その繰り返された悲劇の果ての姫神のリベンジとしての、あくなき未来への希望のための物語だ。 …泉水子とはどのような存在なのか。 別人格の姫神が憑依する単なる「よりしろ」なのか、それとも、実は泉水子が姫神そのものなのか。 ここが判然としないこと自体、この物語の世界観の核となるひとつの重要な概念を孕んでいる。「個」、アイデンティティの危うさと確かさを見極める、青春小説や純文学的な問題意識へとも寄り添ってくるテーマだ。 姫神の生まれ変わりとして生まれた泉水子は、中学時代まで、ひっそりと山の中で守られながら過ごし、姫神を守る山伏一派に生まれ育てられながらも己の意思を強く持った同級生の深行と出会う。二人は反発し合いながらも共に山を出て東京の高校に進む。 そこは、それぞれの一族の思惑、派閥争いをそのまま背負って育ってきた若者たちの学園内での勢力争いに巻き込まれ、自ずとその出自と霊力の秘密を暴かれてゆく。 裏側の大人の世界の国際的陰謀をそのまま縮小したようなその非凡な学園続きを読む
投稿日:2013.12.30
Kei
続きが気になります
物語としては終わってしまったようですが、登場人物それぞれの“未来”がとても気になります。
投稿日:2014.03.03
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ふぅ
このレビューはネタバレを含みます
6巻は今までになく一気に読んでしまった。 学園トップとなったけど、高柳を前に出して自分を隠すところとかあざとくも感じつつ、チーム姫神という素敵チームアップは前巻から想像もしてなく驚いた。 さらに味方と思ったいた人が反対に泉水子を売ろうとしていたこととか、驚きの連続ではあった。 たぶんもう一度初めから通して読んだらもっと理解が進むし楽しめるような気がする。 彼らの数年後の話とかも読みたい。
投稿日:2024.05.07
mikitea
読了!シリーズ完結! 前作までと比べると学園のイベントものがなくて(クリスマスはあったけど)、ちょっと寂しかった。 深行の気持ちがなかなかやっぱりよめなくて最後まで分かりづらかった。 泉水子や深行が考…えていることを私も高校生のときにもっと真剣に考えておけばよかったなーと思いました。続きを読む
投稿日:2023.10.15
てっちゃ
ページ数が少なくなるにつれて、どのような結末を迎えるのだろうとドキドキしながら、ページをめくっていました。 大変楽しく読み終えさせていただきました。 彼女らなら助け合って光指す世界を築いて行けるだろう…。 続きを読む
投稿日:2023.08.28
みなみ
みみみみみみ深行くん…!!!!!深行くん.………………!!!!!!!!!!!!ア、深行くん………………………………!!!!!!!!!!!!アアア…
投稿日:2023.08.02
Rita
シリーズ4〜6作目。波瀾万丈の学園祭からクライマックスまで一気に駆け抜けた。シリーズ終わってしまったのが悲しくてこの先の泉水子や深行、真響、真夏、真澄に会いたくなる。シリーズを通して成長する泉水子の姿…に励まされる。紡がれる新しい未来が見たい。続きを読む
投稿日:2023.07.07
おさちゃん
読み終わってしまって寂しさと幸福の間で彷徨っています。 荻原さんが後書きにも書いてあった通り、深行と泉水子にとってはスタートラインに立ったばっかりで、 一読者である私としてはこれからも2人の人生を…ずっと観ていたいと思ってしまいます。 この作品はある1人の内気な少女と性格に難ありな少年の成長ストーリーでもあり、 壮大なラブストーリーでもあると思います。 作中にもあった通り、これからどのような道でも選んでいける2人を、私は自分の中で想像しながらあわよくばその先が読める事を期待しながら待ちたいと思います。続きを読む
投稿日:2023.05.07
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