【感想】岸辺露伴は動かない 1

荒木飛呂彦 / 週刊少年ジャンプ
(105件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
45
34
14
1
0
  • 岸辺露伴の冒険。

    ジョジョ第四部の人気キャラクター・岸辺露伴を主人公に据えたスピンオフ作品。本編とはちょっと違う、先の読めないダークな雰囲気が魅力。「懺悔室」のみ過去単行本「死刑執行中脱獄進行中」からの再録。他作品とは絵柄が異なるのが、時代を感じさせる。

    「懺悔室」は告解者のショッキングな告白を、露伴が聞き手として受け取る形が特徴的な作品。事態を積極的に解決する当事者ではない、という露伴のポジションがおもしろい。この作品のみ既読だったが、今読み返してみてもクオリティが高く、新鮮。その他『富豪村』も、「外界から遮断された山奥の豪邸村」というミステリアスな設定、そして本編に通ずる「ルールとの闘い」が、ドキドキ感を生み出していてGood。

    各話の最後に付いている荒木氏自身の解説は、本作独自のボーナス。ファンならば楽しめること請け合い。いずれの作品も意外性にあふれていて、ジョジョ本編に勝るとも劣らない面白さ。ファン必携の一冊。
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    投稿日:2014.02.23

  • 『岸辺露伴 グッチへ行く』だけを目当てに購入

    『岸辺露伴 グッチへ行く』だけ未読という状態で買うか悩んだのですが、結論としてはグッチの話もちゃんとジョジョとしてまとまっていたので良かったです。
    まぁ、グッチの話は宣伝も兼ねていると思うので、純粋に話だけを楽しむことはできず、収録話の中では一番低い評価(私の評価)ですが、『SPUR』で掲載された時、この話のためだけに買うか一考もしたのに比べれば368円はとてもお得でしたし。
    個人的な評価はまさに掲載順の 懺悔室>六壁坂>富豪村>密漁海岸>岸辺露伴 グッチへ行くです。
    懺悔室は手に汗握りオチが良くて面白いホラー、六壁坂は奇妙なホラー、富豪村は油断できない...ホラー?といった感じ。
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    投稿日:2014.02.23

  • ホラー怪奇の名作短編集

    ジョジョの世界観を引き継ぎながらも、岸辺露伴視点の良いテイストのホラー怪奇小説風の漫画になっています。
    ジョジョ好き、岸辺露伴好き、ホラー、怪奇小説好きなら是非。

    個人的には、六壁坂。
    めちゃ怖かったです。トイレに行くときにオモイダシテシマウクライ。続きを読む

    投稿日:2014.02.22

  • 良くも悪くもジョジョ

    荒木作品は初の購入です。
    ホラーというかサスペンスというか。
    露伴先生をメインに据えたスピンオフですが、ジョジョっぼさはそのまま、「グッチへ行く」以外は全編ゴゴゴゴゴな雰囲気です。
    血の描写もあるものの、世の中スプラッタなグロいものが沢山でてますので、それと比較してしまえばかなりおとなしいほうで、怖い感はなかったです。

    グッチへ~、は、ファッション誌の企画ものだったらしくホラーな感じはありません。かわりに、しばしばお洒落です。
    絵が綺麗だったのでカラーでみたかったなと。

    ダイヤモンドは砕けない本編を知らないとなんのことやらわからないだろう部分もあります(本編知らない人は読んでみようとも思わないだろうけど)が、逆に本編知っていれば本編キャラがゲスト出演していたりでストーリー以外でも楽しめます。
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    投稿日:2017.01.01

  • 楽しめます。

    漫画家、岸辺露伴を主人公にして展開していく短編集です。
    基本的には岸辺露伴が取材をした結果、事象を体験するという形式で話は展開していきます。

    ひとつの作品の後には作品に対する作者のコメントがついており、思い付いた経緯やお気に入りのキャラクターのことが書かれています。

    私が好きなのは密漁海岸です。
    トニオが密漁に行く理由、第4部では明かされなかった謎の料理人の側面が1つ見えました。
    そして、密漁を手助けすると決めた時の岸辺露伴のセリフと話の終わりに見せる岸辺露伴の表情が印象的です。
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    投稿日:2014.10.06

  • 短編なれど侮るなかれ!

    でました荒木飛呂彦節!!!
    人気キャラの岸辺露伴の短編集です!ホラーの話なのにやっぱりジョジョの世界があり、ジョジョ好きな方は読まずにはいられないはず!

    今ならキャンペーンもあるので本を買うよりお得だと思うので是非読んでください!

    だが、断る!とは言っちゃだめですよwそれは露伴先生のですよ!
    続きを読む

    投稿日:2014.02.23

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ブクログレビュー

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  • daiyuuki24

    daiyuuki24

    杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。好奇心に溢れ、リアリティを追求する彼が、さまざまな取材先で体験した恐怖のエピソードとは…!? 『懺悔室』『六壁坂』『富豪村』『密漁海岸』『岸辺露伴 グッチへ行く』の5編を収録。
    「ジョジョ」本編よりサスペンスホラーよりの巻き込まれ型サスペンスなので、窮地に追い込まれた岸辺露伴がテンパリながらも、「ヘブンズドアー」のスタンド能力と鋭い推理で窮地を脱して行く展開が毎回のエピソードでスリリングなサスペンスと共に楽しめる。
    「富豪村」「密漁海岸」で見せる岸辺露伴の意外な義侠心や信念に惚れる「ジョジョ」スピンオフ作品。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.04

  • さわたり

    さわたり

    2024年2月

    ジョジョ本編は未読。ジョジョファンの友人に勧めてもらったので読んだ。
    短編集なので読みやすく、露伴先生のキャラクターも面白かった。
    本編を漫画なりアニメなりで確認してから改めて読んだらもっとわかりやすいのだと思う。続きを読む

    投稿日:2024.02.12

  • blue0603

    blue0603

    このレビューはネタバレを含みます

    エピソード#16 懺悔室(ざんげしつ)
    エピソード#02 六壁坂(むつかべざか)
    エピソード#05 富豪村(ぶごうむら) 
    エピソード#06 密猟海岸(みつりょうかいがん)
    岸辺露伴 グッチへ行く

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.07.23

  • michel723

    michel723

    久しぶりに自分の目で見る荒木飛呂彦は、
    情報量が多すぎるw
    そしてこのサイズの漫画の文字が読めない!
    老眼!!www

    ドラマ『岸辺露伴は動かない』が先だったので、
    すべて高橋一生で脳内再生されるのでした。続きを読む

    投稿日:2023.01.28

  • 白りんご

    白りんご

    1巻2巻読了。ジョジョ本編で岸辺露伴が好きになり、露伴主人公のスピンオフが出ていると知って購入。オムニバスミステリー。
    不気味さ・気持ち悪さ・面白さの三拍子が揃った荒木先生ワールドは、ここでも健在。
    日常のちょっとした奇妙な出来事が発端となり、次第に何かが狂っていく恐怖。その演出が絶妙で、クセになってしまう。
    康一・由花子・トニーが登場するのも原作ファンとしては嬉しい。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.03

  • 表裏一体

    表裏一体

    荒木の世界ィィィって感じ、としか言いようがない。
    オムニバス形式(?)だが、それぞれの原因、(ある場合は)解決、そのどちらもがブッ飛んでいる。
    内容、又この独特な画風は、好みが分かれるような内容と言える。実際好きではないという声もたまに聞く。てか心なしか私の周りでは多い。

    オイオイオイオイ
    これじゃあまるで、私が変な作品を推しているみたいじゃあないか。

    ...冗談はさておき、私はこの作品群には、内容、画風共に他には無い圧倒的な「スゴ味」...というか魅力があると思う。
    是非、読んで頂きたいと思う。
    続きを読む

    投稿日:2022.09.28

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