【感想】機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下)

富野由悠季, 美樹本晴彦 / 角川スニーカー文庫
(32件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
7
12
8
0
0
  • ORIGINの次はこれを

    最終巻です
    皆殺しの富野が炸裂します。
    UCには繋がりません。だってあんなことされて艦長続けれるはずないですもん。

    投稿日:2015.11.06

ブクログレビュー

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  • yo0yo0

    yo0yo0

    衝撃のクライマックス
    ニュータイプ、ミノフスキー粒子、一連の宇宙世紀、ここで一区切り、この後も戦いや混乱は続く
    と思うと切なくなります。
    最初に出会った3人、最後に物語として面白みが一番高まる形でこの3人の関係性が効いてきて目頭が熱くなりました。
    辛いけど読み応えのある面白い作品です。
    続きを読む

    投稿日:2023.06.10

  • Miho

    Miho

    このレビューはネタバレを含みます

    小説の上巻にあたる映画を観て、続きを読もうか長く迷っていた。ブライト・ノアの息子がテロリストになったという話だけでショックだし、バッドエンドなのは容易に予想がついていたので…。ゼータガンダムで、ミライに抱かれて登場していた子ども時代のハサウェイがチラつく人には、見ていて辛い。

    ハサウェイは、シャアの思想を受け継ぐ地球保全と、人の革新への期待をして、マフティーとして生き、マフティーとして死ぬことを選んだ。テロ行為なので自分はろくな死に方はしない、と序盤から平然と語る。シャアの隕石落としほどクレイジーではないけれど、やっぱりどこか心が壊れている。
    シャアの反乱の時の戦争体験、クエスを間違って殺したことは、ずっと心の傷になっていて、青年期に鬱病も発症している。そしてその後に、マフティーへ参加してからは、自分の幸せや欲にとらわれることが、自分の弱さだと拒絶するようなところもある。出撃の前に精神安定剤を飲む。最後は特攻に近い作戦で、もう死ぬ覚悟をしているような描写がある。ケネスにクスィーガンダムを落とされ囚われてからは、淡々と処刑を待つ。
    むしろ、拘束されて処刑台に向かうまでのハサウェイが、一番心穏やかに描かれていたような気がした。地球保全とか政治腐敗の粛清とか、そういった思想家として生きたかったのもあるのだろうが、深層では、ずっと死に場所を探していたのでは、とさえ思う。戦争体験というのは、人をこういう状態にさせてしまうものなのか。

    最後は、父親のブライト・ノアが何も知らずにほがらかに登場し、ハサウェイの処刑執行をするケネスの後任として配置される。処刑執行された庭と、同じ敷地内の建物で銃声を聞いているという、とんでもない設定。その後も、ブライトへ事実を知らせないよう気遣ったケネスの努力も虚しく、報道では父自ら息子を処刑したと記事にされ、連邦政府のプロパガンダに利用される。軍人として偉大な功績を残したブライト・ノアの晩年、これで良いのか…ノア家…。

    覚悟して読んだけれど、やっぱり読んだあとに衝撃が残る作品になった。映像化した映画を見たら、トラウマになりそうなのだけど、どこまで小説に沿ってやるのだろう。少なくとも上巻は、台詞も含めて小説に完全に則っていた。
    辛い辛いと書いたけれど、キャラクターは魅了的だし、結局観てしまうのだろうな…

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    投稿日:2023.06.07

  • zirous

    zirous

     ガンダム好きなのに、ずっと保留にしちゃってたやつ。映画第一部を観ちゃってから、やっぱり原作読もうと思って、一気に読みました。

     自分が大人になっているのと、アニメじゃなく、小説ってのとで、戦争や思想とか、重いものが突き刺ささった。続きを読む

    投稿日:2023.05.31

  • hkobayashi

    hkobayashi

    下巻。完結しました。
    途中、ガンダムが撃墜されて、しかしまだページが結構残ってるよ、と思っていたら、その後のシーンがかなり詳しく書かれましたね。ちょっと切ない感じ、、、
    映画版はこれをこのままやるんでしょうか。
    何だか、逆襲のシャアでシャアとアムロがいなくなり、この巻でハサウェイがいなくなって、もうこれでガンダム(富野ガンダム)は終わりです、という作者の強い意志を感じるような気もしますね。
    続きを読む

    投稿日:2023.01.20

  • える

    える

    物語は最終局面へ。
    ガンダム小説上最も悲劇的な結末と聞いたことがあったが、まさにそんな感じ。
    SF小説によくある事だが、高度に進んだ科学力に対して、人間の進化の遅さの差を表現し、現実社会の問題点へのメタファーや共感性をついてくるものが多い。
    こちらも例に漏れず、そのような作品である。
    結末として、大きな変革によるカタルシスを描くか、それが無惨に散って無力感を描くか。
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    投稿日:2022.05.07

  • 殺菌牛乳

    殺菌牛乳

    わかってるよ!だから、世界に人の心の光を見せなけりゃならないんだろ!

    12年前にその光を確かに見たはずの人類は変わる気配を見せず、マフティー・ナビーユ・エリンが地球保全を理由に全人類の宇宙移民を求め、その政策を実施しない地球連邦政府の要人を暗殺し始める。

    腐敗した政治、ひいては人類に見切りをつけたテロ行為は、手段としては直接的過ぎるし、「マフティーのやり方、正しくないよ」なんだけど、それだけ地球に残された猶予がないってことなのか。

    瞬間的に明るくきらめく光。
    そこから枯れることのない水が流れ始め、それが枯れることがないと思えるほどに、救いがない。
    続きを読む

    投稿日:2021.10.11

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