【感想】機動戦士ガンダム III

富野由悠季, 美樹本晴彦 / 角川スニーカー文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
2
6
3
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0
  • あえて言おう! これは小説であると!

    あとがきにて著者が「自分の不明を恥じる」とまで述べた完結編。
    仰ることは理解できますし、これだけの作品ですからアニメの視聴者の方に気を配らねばならぬことも道理でしょう。
    しかし「あえて言おう! これは小説であると!」
    …書かなきゃ良かったか…?
    と、とにかく僕が言いたいのは、小説版の読者はきっと異なる読み方をしたでしょう、ということ。
    つまり何故「Zガンダムの小説版を本作の続編としなかったのか」。
    そして「こちらこそ正伝、と本読みのちっぽけな虚栄心を満たしてくれなかったのか」。
    それ程に完成された三部作でした。
    完璧。
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    投稿日:2014.09.10

ブクログレビュー

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  • sakopy

    sakopy

    このレビューはネタバレを含みます

    こういう物語
    こんな物語
    アニメと
    同じタイトルを得ているのに
    全く別な感じを受けます
    これが描きたかったのか
    この先に描きたかったのか
    小説の力
    アニメの力
    一つの物事がここからここへ

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    投稿日:2023.04.01

  • シバイヌタロウ

    シバイヌタロウ

    このレビューはネタバレを含みます

    ガンダムのパラレルワールドとして読んだ。いや富野さんが書いたからこれが正史か…。と思ったらその経緯があとがきに書いてあった。

    スレッガーロウはビグザムとの戦いでは死なない。そしてミライでなくセイラに言い寄っている。アムロとセイラはいい仲。
    ランバ・ラルの内縁ではなく婚約者のハモンはギレンのおさがり。
    ララアとクスコ・アルの犠牲があってもアムロは成長できずシャリア・ブルとも分かり合えなかった。
    そしてアニメ版との一番大きな違い、ハヤトもアムロも……。そしてシャアとキシリアとペガサスJが行動を共にする。
    冒頭から最後まで、ニュータイプについてのことがよく書かれ、アニメ版と比べれば、ニュータイプの事を題材にするのならばこの展開の方がいいとさえ思うが、この小説の題名がガンダムでよかったのかどうか…。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.05.20

  • sky-reader

    sky-reader

    オリジナルストーリー第3弾
    世界観、宇宙観、思想感、どれもアニメとは全く異なる世界を描いた作品
    一言でいえば大人のガンダム
    アムロ、セイラとの関係など
    ガンダムファンには、もう1つの楽しみが<3>ここにあると思う。続きを読む

    投稿日:2018.10.28

  • reinou

    reinou

    このレビューはネタバレを含みます

    少年の成長物語が基軸のTV版ガンダム。しかし、本書は「成長物語」では括れない。確かに、アムロのナイーブな性格は変わらないが、それはある程度大人として成長した後でのそれ、というべきだろう。それゆえ、本書では、ランバ・ラルが重きを置かれず、さらに、セイラとのラブシーン、彼女との愛憎ない交ぜのシーン、クスコ・アルというキャラを生んだのだろう。高校生の時、本書を読んだ印象が、過酷な戦場で心を震わせ、時代を作るために奔走した「大人」のアムロだなぁ、その印象は「大人」を「青年」と言い換えれば、今も変わらないところ。
    なお、本書の感想は朝日ソノラマ版のデータに書いてあるので、そちらに譲りたい。ちなみに、細かいところは別にして、文章の改変は1巻ではあったが、2、3巻では余りないらしい。ならば、未入手の1巻は探さずばなるまい。

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    投稿日:2017.01.21

  • igechan22

    igechan22

    TOKYOMXテレビで再放送しているのを見て小説版を読んでみようと1巻から手に取ってみたがテレビ放送の内容と大幅にストーリーが異なり、登場人物の生死も大幅に異なる。しかし読み物としては別物として興味深く読み進められる。
    作品を通じて真の悪とは戦争を主導しているジオンのギレンと連邦の上層部という趣向になっていて、ギレン=ヒットラー、連邦上層部=旧日本軍という図式で反戦を訴えている作品のように思えた。
    続きを読む

    投稿日:2014.06.16

  • gotoshun

    gotoshun

    小説版ガンダムの最終章。アニメ版と大きく展開が異なり、衝撃的だった。物語自体は成立しているため、エンターテイメントとして捉えればそれでいいのだが、残念に感じたのはこれに続くZガンダムに設定が継承されていないことである。せっかくアニメ版と異なる展開をしたのであれば、小説版としてはその方向で展開して欲しかった。ともあれ、全体を通してテンポがよく、ガンダムの理解が深まる良い読書体験だった。続きを読む

    投稿日:2013.04.15

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