【感想】風の王国27 暁の歌

毛利志生子, 増田メグミ / 集英社コバルト文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
3
3
1
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  • 最後まで緻密な人間関係を表現した超大作

    ほぼ9年にわたるシリーズもついに完結。長かったですね。
    表紙買いなので、途中で買わなくなると思っていましたが全27冊購入してしまいましたw
    最終巻ということで後半はまとめに入りますが、端折らず丁寧に今後の人間関係を書いてます。流石です。
    長寿作によくあるキャラブレもなく、主人公の良さを活かしきった良作です。
    ラストも好みの終わり方をしていたので言うことなしです。また1冊目から読み直してしまった作品でした。
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    投稿日:2013.11.25

ブクログレビュー

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  • みずたま

    みずたま

    再読!ラゼルが即位して、ガルが宰相になって、さあこれからというとこだけれども、ここでシリーズは終了〜。長いシリーズだけれども、ずっと息切れすることなく読ませてくれました。
    ガルもゲンパもそして翠蘭も、完璧ではないから補い合ってラセルを盛り立てていくのでしょう。ガルの暴走を止められるのは翠蘭だし、翠蘭を止められる人は…いるかな?
    この後ソンツェンガムポの外伝読みます。これがまた良いのですよね。

    読了!まだまだ翠蘭たちの行く末を見ていたいけど、けどスッキリした読後感です。
    最後までハラハラさせられて、ガルもゲンパも揺るがない立ち位置。ラセルはリジムと翠蘭の良いところを受け継いで素敵な王様になって欲しいな。
    イェルカが良い感じになってきてたのにふれあいが少なくてちょっと残念だった。
    ラセルとティマルー2人の初々しい姿も見たかった!
    つまりまだまだ足りないってことかしら?(^_^*)
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    投稿日:2016.02.04

  • 空珠

    空珠

    連載九年、お疲れ様でした。
    終わり方としては、穏やかな終わり方でした。おそらく賛否両論の終わり方ではありますが、私としては違和感なく終われたのでよかったかなと思います。

    投稿日:2014.01.15

  • 永杜

    永杜

    自宅(?)へと帰宅し、久しぶりに会う人達。
    『夫』たる人は驚くほどの変化を遂げていて
    乳母をしていてくれた人はいなくなっていて。

    戻ってきてみたら、更なる仕事…というより、采配の山?
    滞っている色々を権限を用いて片づけたらば
    やはり出ました逆恨み、という状態。
    思考回路は可愛らしい(?)としか言いようがないですし
    分かりやすい駄目ぼっちゃん2人組、という感じ。

    和やかに最後に向かっている、という印象でした。
    最後はもう、混戦? 混乱? 
    そんな状態で、思い描けるような淡々とした感じで。
    ちょっと最後はどうなる!? まさか…という思いがありましたが。
    何せ、歴史知らずに読んでましたのでw

    誰しも同じ考えではない、人。
    だからこそ、いい所もあり、悪い所も存在する。
    何かこう…頭脳派と勘で生きる人の違いを
    まざまざと見せつけられた、という最後でした。
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    投稿日:2013.11.21

  • naisho

    naisho

    頑張ったね、翠蘭。と、いってあげたい。いや、まだまだ彼女の人生は続くんだけど。
    コバルトの中でも、いや、ラノベの中でも、近年稀な正統派で骨太ないい話でした。
    話の展開上、最後のほうは読者が減ったかもしれない。だけど、廃れることのない小説だと思う。学校図書館に入れるべきだよ。
    リジムとの邂逅でさえ、あれ、普通なら読者サービスになっちゃうとこなのに、全巻に一貫して通っている真摯な姿勢が現れていて、いいなあと思った。
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    投稿日:2013.09.05

  • ひろ

    ひろ

    このレビューはネタバレを含みます

    予想通り、ラセルの即位で終わりましたね。
    最後は少し駆け足気味に歴史の流れを追っただけ、という印象は拭えないけど。
    それでも、コバルトという場で、あまり馴染みのないチベットを舞台にした女性の一代記というお話はとても素敵だったと思う。最終的にはレーベルに合わなくなってきたような気がしないでもなく、他の一般文庫レーベルであれば、もう少し突っ込んだラストの流れに持って行けたのかなーと思ってみたり。
    リジムとの夢での対面は、唯一のコバルトらしさかな、と。

    長いお話でしたが、読後感はとても良かった。

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    投稿日:2013.09.02

  • ななえ

    ななえ

    吐蕃に戻った翠蘭は、ソンツェン・ガムポの看護をしながらリジムの葬儀やラセルの即位式の準備に奔走する。 数々の試練を乗り越え、吐蕃の新しい未来に向けて翠蘭は動き出す。

    介護って文字が少女小説のあらすじで出るとは思わなかった……。
    それはさておき、少女小説の枠を越えた大河を展開してくれた風の王国。中学生の時に『竜の棲む淵』からおつきあいさせてもらいました。
    華やかではないのですが、毎回本当におもしろくて、安心して読んでいられるシリーズでした。コバルトはこういった良作があるから卒業できない……。
    ガルは最後まで濃かった。事実上通りにいくともっとこれから存在が濃くなっていくはずなので、このへんで切り上げてよかったと思います。
    イェルカが『お母さまってえらかったみたい』と言っていたところが笑えました。
    次回作も楽しみにしています。
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    投稿日:2013.09.02

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