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井上夢人 / 講談社文庫 (80件のレビュー)
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総合評価:
九州男児
5
複雑なような簡単なような話し…
「なんだ!なんだ?」と、変な気持ち から物語が始まり。 途中の謎を推理しながら読み進めて、 さらに「???」ひょっとして、僕の 嫌いな叙述トリックか?と思いきや、 まったく違った。 あぁ~なるほどね、…頭悪い僕も なんか違和感おぼえたけど… そういうことなのですね。 しかしまぁ、よくこんだけの登場人物と、 時間の前後をうまく繋ぎ合わせるもんだなと、 ひたすら感心しました。 ラストは、もうひとひねりあっても 良かったかな、と思いましたが まぁ、こんな終わり方だからこそ 面白いのかもしれませんね。 作者さんの頭の良さに脱帽です(>_<)ゞ続きを読む
投稿日:2014.09.11
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2
数ページで引き込まれました
中盤まで???の連続でした 終盤の謎解きが始まってからも別の展開として驚きが続いていきます ミステリーとしては異質ですが物語としては文句なく上手に仕上がっています 謎は謎として物語を楽しんでみてくださ…い きっと最後の一ページまで楽しませてくれるはずです 名作です 続きを読む
投稿日:2013.12.08
yakitori
1
井上夢人の長編第2作目
毎回、従来のミステリーという枠では語れない仕掛けを用意して読者を驚かせる作者であるが、本書でもひとつの大きな仕掛けを用意している。取り扱っている題材自体は、それほど目新しい物ではないのだが、それを一人…称視点で語るというところにこの小説の面白さがある。ともすると物語の主人公と同等に読者は混乱と混沌の渦に巻き込まれ、ミスデレクションに追い込まれてしまう。 題名の「プラスティック」は可塑性という意味で、しなやかさ、適応能力、進化する適性という意味で使われている。岡嶋二人最後の作品「クラインの壺」もそうだが、毎回挑戦的な仕掛けを用意する井上夢人の力が如何なく発揮された作品。続きを読む
投稿日:2013.10.11
幾の感動大陸
FBのログのタイムラインを感想にかえて
幾 2月3日 ミステリーまた、読み始める。冒頭で、*****と推測され、これが謎解きのヒントと思われたが、間もなく、この若奥さん、自宅マンションで惨殺され発見され、その夫も行方不明の展開。文章…が若干、つたなく雑な感じで、思わせぶりが多くて苛つき最後まで耐えられるのか、今後が面白く惹きつけてくれるのか、まさかの超つまらないオチで終わってしまうのか?作品の質自体がサスペンス・ミステリーなのであった。顛末を待たれ! いいね! · · シェア Nさん、Nさん、Fさん、他2人が「いいね!」と言っています。 M N えぇー!?ミスリードですか!w 2月3日 20:46 · いいね! 幾 そーでもないよーな・・・隣の小説家志望が登場し、フロッピィ上で話しを進める役に。ややこしい(*_*; 2月3日 21:00 · いいね! 幾 ・・・隣人が****?同居人が偽名だったり・・・。あと、半分強。今日中に読めるかなぁ(*_*;。 昨日 11:04 · いいね! 幾 色々あって、読みきれず未だ半分。明かされる犯人の周りに起こった数々の不審な事故死。語られる悲惨で過酷な生い立ち・・・***の条件は揃った。逃走中のこの語り手が怪しい。どう決着するのか・・・? 昨日 17:59 · いいね! 幾 今、12時前に読了。多くの人物の手記で構成されたフロッピィファイルであったが、********の記述であり、**化のために作成されたものだったという凄い呆れたオチだった。続きを読む
投稿日:2014.02.06
maxseki
大仕掛けだけではない面白さ
本作の核となっている ある仕掛け には多くの人がすぐ気づくと思います。しかし、それが分かったとしても、物語がどのような終焉を迎えるのか、そして「いま読んでいるこれは何なのか」といった謎が、読者の興味を…最後まで引っ張ってくれます。フロッピーディスクが登場したり、逆に携帯電話が出てこないなど時代を感じる場面もあるのですが、物語の面白さはまったく色あせていない。さすがはストーリーテラー井上夢人という印象です。続きを読む
投稿日:2014.11.07
"powered by"
1527439番目の読書家
なぜ全国の書店員がこの本を売りたいのかわからない。 自分の想像した展開以下の結論であった。個人的に好きなタイプの展開、落ちではなかった。2.8
投稿日:2024.05.13
KOKORO64
54個の文書ファイルからなるミステリ。謎から謎へと頭が混乱しそうになるが、引き込まれて読んでしまう。2024年本屋大賞発掘部門。 3.5インチFDとか、ワープロとか懐かしい用語が出てきますが、ストーリ…ーは現在でも読み応えがありました。続きを読む
投稿日:2024.05.10
taiaka45
日記や手記のようなスタイルで、数人がかわるがわる語ったり、行動を記したり、回想をしながら進んでいく。 最初はザワッとする日記から始まり、違和感がつきまとう手記や行動に続く。 これは一体どういうことなの…か?混乱し始めるも途中で、もしかしてこういうこと?と話の展開が読めてくる。 他の方々のレビューでも同じように、途中でオチが分かったというコメントが出ているが、それは作者も想定していて、そのうえで話が進んでいるのでご安心を。 展開やこのストーリーの仕組みが分かった上で、最初の様々な出来事を振り返ると、なぜそこに至ったのか想像し得て、理解もできるだろう。 こんなことが現実世界で度々起こっていたら、それはかなり恐ろしいだろうと思う。安心して過ごすことなど出来ないだろうから。 自分を守るためにこんな事が起こるなんて、人間の脳と精神はなんて不思議なんだろう。 流れが読めたあとも、ストーリーは楽しむことができた。 これはダニエル・キイスの例の小説がヒントになったのかなぁ、とも思う。 続きを読む
投稿日:2024.05.06
さあや
恵比寿のアトレの有隣堂で、本屋大賞超発掘本として売られてて、あらすじと出だしの1ページが面白そうで、つい買ってしまった。 人が、物語を読み進める原動力の大きな一つとして、謎がある。 他のフィクション…と違い、小説は文字しかないから、語り手の文章以外、信じられるものがない。 それが、不安定なものだった時にとてつもない恐怖を感じる。 トラウマがある人間が、その記憶を奥底にしまい込んだり、別の人格に押し付ける。サスペンスやミステリではよく使われる手法だ。 語り手が自分が何者かわかっていない、読み手は語り手を信じるしかない、二者完結の空間は謎を深め、抜け出せなくしていく。 ちゃんと怖くて面白くて、確かに発掘本だった。続きを読む
投稿日:2024.05.04
青木
このレビューはネタバレを含みます
本屋大賞発掘本。ずっと読みたかったけど、入手に少々苦労した。 多くの方が指摘しているように、多重人格のトリック自体は結構わかりやすいけれども、初出の1994年当初は今ほど手垢のついた設定ではなかったろうし、予想外のヒネリもあり退屈とは感じなかった。読ませる文章なのもあり、数時間でサックリと読めるので満足感は十分。 古本屋でたまたま手にとったのがこれだったら個人的には大当たりで、たしかに埋もれさせておくには勿体ない作品だと思う。やっぱり本屋大賞って信用できるな。
DAIKI
本屋大賞発掘本で知り購入した作品。 井上夢人さんは名前は知っていましたが読むのは初めてでした。31年前の作品でしたが、最近の作品みたいに感じました。すごく面白くて夢中で読めました! タイトルとあらすじ…だけで読んだほうが楽しめると思います! フロッピーディスクなど昔の物が出てくるので懐かしさもあり良かったです。 読み進めるにつれてどんどん主人公に変なことが起きてきます。最後までどういうことなのかわからなかったです。 少しどういうことか分かりづらい部分もあったけど、最初から最後まで良かったです!続きを読む
投稿日:2024.04.27
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