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辻村深月 / 講談社文庫 (213件のレビュー)
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総合評価:
wildflower
1
期待が大き過ぎたかも
なるほど、デビュー作という設定だったよなあ、が最初の感想。 チヨダ・コーキへの期待が大き過ぎたと反省した。 レディ・マディを是非読みたい!
投稿日:2013.11.30
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ことく
サクッと読めるエンターテイメント
『スロウハイツの神様』に登場するチヨダ・コーキのデビュー作。コウちゃんの作品として興味深く読みました。ボリュームも少なくてサクサクと読めますが、イマイチ盛り上がりに欠けるというか、期待が大き過ぎちゃっ…たかな。 『スロウハイツの神様』でチヨダ・コーキ作品が引き起こした事件と関係性がなかったので少し残念。 登場人物はキャラが立ってて良かったです。続きを読む
投稿日:2015.09.30
理科好き
ふ~ん
まぁスピンアウト的な位置づけ。「スロウハイツの神様」ででてくる伝説的な小説。 本作中ではどんな内容なのかはあまり語られていないが,それを形にしたのがコレ。 まずは本編を読んでからでないと,これ…を読んでも???になってしまうので注意。まぁその後で軽い気持ちで読んだら良いかと続きを読む
投稿日:2017.05.21
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Takumi
このレビューはネタバレを含みます
スローハイツの神様で登場した小説家チヨダコーキのデビュー作「V.T.R.」がまさかの文庫化。スローハイツの神様を読んだ時からチヨダコーキの作品を読んでみたいと思っていたので読んでみました。 時代背景は今よりずっと先の未来。マーダーと呼ばれる政府に人殺しを公認された人たちのお話。ある日マーダーである主人公のTの元に一通の電話が。声の主は三年前に別れた元恋人R。「あなたは今からアタシの噂話を沢山聞くことになると思う。信じられないくらい酷い話。その中には、真実もあるし、多分そこから派生した嘘もある。ティーはきっとアタシが変わってしまったと思うと思う。でもね、一つだけ。ティーにだけは知っておいてほしいと思って。アタシは変わってない」。三年前の彼女は気品に溢れた魅力的な女性でTに対してとても優しかった。果たしてRは変わってしまったのか。真実を探るべく東奔西走する、、、といったのが大まかな流れ。 チヨダコーキの作風はスローハイツの神様でザックリとは言及されていたけれど実際読んでみると想像していたのとは違ったというのが正直な感想。もうちょいラノベ的なコミカルな雰囲気かと思いきや結構ハードボイルドな雰囲気があった。村上春樹をめっちゃ薄めたみたいな。自分は結構好きでした。文体も読みやすくわりかしスラスラ読めると思います。 あと解説が赤羽環っていうのはスローハイツの神様を読了した人にはグッとくる演出で、流石辻村先生って思いました。帯にも書いてありましたがスローハイツの神様読んでから読んだ方がいいです。 この感想読んだ方わかりますね。スローハイツの神様読みなさい。後悔させません。あれは本当に素晴らしい物語。辻村先生の良さがめっちゃ詰まってる。そしてその後にV.T.R読んでください。辻村先生の描く残酷で温かい世界観にどっぷり浸かれます。
投稿日:2024.05.07
くまけん
スロウハイツの住人『チヨダコーキ』のデビュー作。 辻村さんの物語は何処まで深く潜っていくのだろう...ともすれば、現実に戻ってこれなくなるのではないかと。 この物語が、長編ミステリーの中の作品だという…ことにびっくりするくらいリアルな描写にいい意味で頭が混乱するw続きを読む
投稿日:2024.05.05
屋根裏のリリー
やっと読めました〜。チヨダコーキのデビュー作。 本文に入る前に『V.T.R.』チヨダ・コーキの表紙が登場。マーダーライセンスという人を殺すことが許されるライセンスを持つTが主人公。この小説登場人物が…全てアルファベットなんですけど、『スローハイツの神様』の登場人物と照らし合わせて読んだと言う方がいて、そうなのか!そこまで深く読んでなかった私。確かにTはチヨダ。Rはレッドなのかリングなのかどっちで考えてたんだろう? そしてこのイニシャルに最後驚かされるんですよ。ただでは終わらない。この小説の仕掛けといい、解説が脚本家赤羽環なのも辻村先生の作品を読んでる人なら大いに楽しめる作りになってます。続きを読む
投稿日:2024.05.03
taka
辻村深月がハードボイルド調のもの を描くとこんな感じというのが分か った。 チヨダという辻村深月作品から生ま れた登場人物が書いた小説というこ とで、別人が書いてる作風になって いるのも新鮮だった。 … ただ、辻村深月はやはり心温まる作 品がいいよなと改めて感じた。続きを読む
投稿日:2024.03.31
よしひで
辻村深月のスロウハイツの神様のスピンオフ。「スロウハイツの神様」の主要人物である小説家が書いた作品という設定。そのキャラクターだったらこういう作風だろうなあ、という世界観が徹底されているが、何も知らず…にこれを読んじゃダメ。表紙のカバーと、カバーをとったときの作者が違うのも面白い。続きを読む
投稿日:2024.03.13
Remy
チヨダ・コーキ『V.T.R』読了しました〜! 内容についてはあまり触れないけれど、これの何がすごいかって話をします。 この作品(V.T.R)は“チヨダ・コーキが書いているように見せる為の本”である…から“辻村深月の文体”を出してはいけないという強烈な縛りが発生しています。 そんな中で、一切辻村深月を出さずに“チヨダ・コーキとしてこの一冊を書き上げるという凄まじい創作力が表れてくるという...。恐ろしや。 赤羽さんの解説も尖っててよかった。赤羽さんらしい。 「どうぞ、権威の向こう側に行った愚鈍な大人を思う存分バカにして、彼らに向けて言葉の引き金を引いて欲しい。」続きを読む
投稿日:2024.03.01
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