【感想】99%の誘拐

岡嶋二人 / 講談社文庫
(391件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
71
152
135
15
1
  • 昭和の傑作

    いろいろ語りたいことはありますが、ネタバレになるので書けません。
    ただ、読んでいたら現在の日本で身代金目的の誘拐事件を成功させることはできるのか? というのが気になりました。
    今度、現代を舞台にした誘拐事件を扱った本も読んでみよう。続きを読む

    投稿日:2017.03.31

  • ちょっとレトロなミステリー

    昭和の時代の完璧な誘拐ミステリです。
    スマホやネットが浸透している現代では、ちょっとレトロな計画ですが、
    たまには、こういうのもイイかも・・・

    投稿日:2013.10.29

  • 昭和時代のハイテク犯罪

    12年前に起きた事件で誘拐された子供が、新たな誘拐事件の身代金の運搬役を指名される事から始まり、
    前回の事件との関連が次々と・・・。

    時代設定が昭和62年頃ですが、コンピュータなどのハイテク技術がふんだんに使われてます。
    この時代に、こんな犯罪が出来るのかが少し不思議でした。

    一番印象に残っているのが蔵王スキー場での場面。
    何度か行った事があるので、スキー場での描写が手に取るように分り結構面白かったです。
    続きを読む

    投稿日:2014.03.15

ブクログレビュー

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  • ganglion

    ganglion

    ほんとに1988年に書かれた小説なのか?
    当時で言うと近未来SFミステリー
    「OCR」「電子掲示板BBS」「チャット」「オンラインゲーム」etc 
    現在のデジギア・テクノロジーを見事に的中させている
    まだ普及してないのは「音響カプラー」位でしょうか?

    ■「しかし、私みたいな素人には信じられないのですよ。コンピュータと人間が話をするなんて」
    「ええ、そうですね。しかし、近い将来にはそれが可能になるでしょう」
    →AIが人間相当に感じる知性をもつ時代も近い。もうすぐだ!
    書いている時代レベルはELIZA相当なのに凄い
    あと数年後これを読むとまた違った感想になるかも?

    岡嶋二人はやはり未来人
    99%で100%に満たないのは、当時のテクノロジーでトリックを証明できない所にかるかもしれない
    続きを読む

    投稿日:2024.05.05

  • 春

    岡嶋二人の本で1番好きな作品
    すごすぎて震えた、、初めての感覚、、
    ラストになるにつれて終わる悲しみと、この後どうなるのか早く知りたいという感情がぶつかった。
    一度でいいから読んで欲しい作品。

    投稿日:2024.05.03

  • Naoty

    Naoty

    「第1章『誘拐する側』で書かれる1968年の事件」
    「第2章『誘拐される側』の目線で書かれた19年後の事件。」
    と新装改訂版の表紙に書かれていて面白そうだと思った。

    最初の方に犯人がわかるので、倒叙型のようだけど、2つの事件とも犯人の心理はほとんど語られることがなく、淡々と事件が進んでいく感じ。

    1988年当時だとパソコンを使用しての誘拐は前代未聞だったと思うけど、現在では驚きがない。

    同じ著者の『クラインの壺』は現在よりも技術が先に進んでいたのでSFのような面白さがあったけど、『99%の誘拐』は古さしか感じなかった。
    もっと犯人目線の心理的な描写を期待していたので物足りなく感じた。

    でもストーリーや展開は面白かったし、読んでいて辛くなるような誘拐ではなかったのは良かった。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.15

  • 檀

    2024.3.3 読了

    20年近く熟成に熟成を重ねた積ん読をようやく解消(笑)
    そんなに寝かせてたとは思えない斬新なトリックは今の時代に読んでるからハイテク部分もある程度理解できて物語のスリリングな展開を純粋に楽しめたのかもしれない。
    20年前だったらパソコンのあれやこれやの説明の時点で馬場刑事みたいな反応してたと思う。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.03

  • 万年筆好きムギムギ

    万年筆好きムギムギ

    1988年の作品のため、登場する技術は少々古めかしいものがありますが、それはそれとして楽しめました。
    サスペンス色が強く、ハラハラドキドキの展開が面白かったです。

    ご覧いただきありがとうございました
    素敵な本に出会えますように。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.25

  • kratter

    kratter

    1988年の時点でこの作品が描けた事は素直に凄いと思う。作品の全体像と文章がスッキリとわかり易かった。

    倒叙形式で犯人が途中で分かるタイプのミステリです。

    後半の誘拐事件の犯人が最後の最後まで分からないパターンだったらもっと盛り上がってスリリングだったかな。続きを読む

    投稿日:2023.12.02

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