【感想】大江戸仙境録

石川英輔 / 講談社文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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  • 江戸後期を生き生きと描いた傑作

    突然転時能力を身につけた科学評論家が江戸と東京で二重生活をするというタイムスリップもの。
    江戸時代に関して極めて綿密な考証を行っており、時代と人を生き生きと描いている。
    本書は2作目なので第1作の「大江戸神仙伝」から読み始めて欲しいが、本書から読み始めても十分面白い。
    特に終盤クライマックスの虫垂炎手術の描写はマンガ「JIN-仁-」もしのぐ出来。このシリーズ中では最も面白いので本書にレビューした。
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    投稿日:2013.10.18

ブクログレビュー

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  • hito-koto

    hito-koto

    石川英輔 著「大江戸神仙伝」の続く「大江戸仙境伝」、1992.7発行です。東京~江戸のタイムスリップ、速見洋介43歳は東京では流子33歳、江戸ではいな吉16歳といい仲に。ところが、転時能力が喪失して東京暮らしに。そして流子と結婚。洋介35歳の時、再び転時能力が生まれ、いな吉のもとに。江戸が基本で東京に転時する女性(78歳)も登場。洋介の眼を通して、東京と江戸の暮らし、そこに生きる人びとの違いを感じることができます。足ることを知る人のみ、この世は豊か!これは江戸も平成も同じですね。洋介がいな吉の盲腸手術、白眉でした!続きを読む

    投稿日:2018.05.01

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