【感想】イル・コミュニケーション  余命5年のラッパーが病気を哲学する

ダースレイダー / ライフサイエンス出版
(4件のレビュー)

総合評価:

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  • とにかく前のめり。かっこいい。

    今年の初読み。社会や政治をストレートに語る隻眼のラッパーが、自らの生涯と考えを抜群のリズムに乗せて書きあげた1冊。
    様々な体験が人生の流れの分岐点であるように、病気になるということは病気になった後の自分に進むのだ、などの熱い言葉がこれでもかと出てきて、しかし押しつけがましくない。なかなか得がたい読書体験でした。
    なお、発行当初は固定レイアウトでしたが、2024年初にリフロー形式に差し換えられて読みやすくなっています。
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    投稿日:2024.01.15

ブクログレビュー

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  • hasema

    hasema

    映画「劇場版センキョナンデス」「シンチムドンドン」で知ったラッパー、ダースレイダーさん。面白いドキュメンタリーで、こんなことをする人たちがいるんだ!と、映画を見て以来注目してた人。
    政治を公平な目で見ようとするその姿勢はお父さんから受け継いでいたのね。
    東大中退で余命5年の宣告を受けたということで、名を知られてしまったけれど、その病気があってこその人生をこの本で語り尽くしている。
    人生は流れている、だから、病気は終着点ではなく、ましてや、元気な状態に「帰る」べきものではなく、通り過ぎるものだ、という考えに至ったのは、次々と襲う死の危険を潜り抜けてきたからこその達観だろう。
    こんな面白い人、長生きしてくれなきゃダメでしょ。
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    投稿日:2024.03.14

  • ∴ Tribe Cälled J ä y-∵

    ∴ Tribe Cälled J ä y-∵

    一目瞭然!
    回流は神話の法則に通ずる。
    ここ数年謎めいた風邪(としか診断されない)に悩まされているが、視野を広く視座を高める事が出来た。

    投稿日:2024.01.18

  • 雲居

    雲居

    著者は「ド派手な病人」のラッパー。半生を綴ったエッセイで、タイトル"ill"どおり、病気の話ではあるが、クスッと笑えるし壮絶でもある。闘病記ってわけではないが、めっちゃ広い意味で言ったら闘病記でもある?のかな?病気も含めて丸ごと「その人」なんやってことがとてもよく表現されてると思った。続きを読む

    投稿日:2023.12.15

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