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白央篤司 / 大和書房 (6件のレビュー)
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yoshinar
サブタイトルから推して知るべし、料理や食生活に関する思い込みや呪縛から逃れて楽にやりましょうよ的なことを書いている。いわゆる、冷凍食品やできあいのものも上手に取り入れ、上手に手を抜きながらやっていいん…じゃないというようなお話。 白央さんもそれで楽になったと書いてはいるけど、まあ、あえて自分をそっちのモードにもっていこうとしてもいるんだろうなという感じ。白央さんご自身の「こうあるべき」だったものが、私にとってはだいぶきつい縛りだったのでびっくり。 ふんわりとした感覚だけど、女性にとっての「こうあるべき」は外圧的で、男性にとってのそれは内圧的な、自分が自分に課した縛りって感じがする。続きを読む
投稿日:2024.05.18
ちさ
(わたしが思うには)めちゃくちゃ良本。唯一無二のレシピ本、エッセイ本だと思う。 時間が流れていくままに逆らわない、何気なく明るい生活がみえる。完璧じゃなくていい小さな毎日をただ積み重ねていけば、自分や…家庭ができてゆくという安心感がある。 文章も上手で、読んでいる時間がご褒美になるような本。 第3章の、家事や炊事担当としての料理についての文章は、最初正直現代でかつ男性だから書く文章かなと思った。名前のない家事の優劣や食べる側のメンバーへのお願い事項って、今までのおばあちゃんお母さんたちは相手を諦めながら自分が当たり前にやってきたことで、もしおばあちゃんお母さんが同じように本書いてたらわざわざ書かないかも?と。。。いやでも何人か書きそうな女性作家さん全然思いつくな笑 でも、だからこそ良い文章やと思ったな。どう思ってもいいし何を書いても良い。みんな小さくて平凡な毎日を積み重ねようと、自分の理想や社会の風潮にうまく折り合いをつけながら今日も家庭を回している。続きを読む
投稿日:2024.01.25
シュウト
料理はできないが、作ってくれる人の想いに寄り添うことは出来るかもと、この本を手に取った。あるページに目が止まる。してもらう側のあなたへ。一般的な身の周りの事は、誰もが出来る。が、常識になればいいという…フレーズ。全く持って、そのとおり。納得!!自分もそう在りたい。続きを読む
投稿日:2023.10.05
happymaimai
スーパーで買い物をしていて「美味しそう!家族に食べさせたい」って思う時も、「あ゛~面倒くさいっ」って思う時もある。 料理好きな人でも"波"があるんだから、料理が苦手な私のやる気にムラがあるのは当然だよ…ね、あ~よかった! 白央さんの文章は、私には読みやすくて好き。続きを読む
投稿日:2023.06.03
ぺい
家庭料理のハードルを下げてくれる本。お弁当、いつも同じでいいじゃん! ごはんが浮かばないとき、目玉焼きのせとけばいい。レトルトカレーの日もある。味噌汁はなにをいれても合う。 『名もなき家事』なんて…あるけど、様々なものの『ない』には気づけど『なくなってない』には気が付かない。そうなんですよね。 料理にしろ名もなき家事にしろ当たり前ではなく『ありがとう』『助かる』『おいしい』と言われれば気分があがりますね。 続きを読む
投稿日:2023.05.07
mamimina
白央さんのおうちごはんに対する気持ちを中心に、料理のヒントやレシピも載っけたエッセイ集。手間ひまかける日もあれば手抜きもよし、こんなふうに遊んでみては?と、本当に毎日炊事をしている人ならではの気づきに…満ちていて楽しくなる。 真面目さゆえに自分を追い込んじゃう白央さんを、寛容と感謝で楽にしてくれる「つれあい」(この呼び方好きだな)さんの存在が素晴らしい。そんな人と(そして猫と)暮らしているから、家事の担い手に思いやりを、という優しくも強いメッセージを発信できるのだなー。 私はひとり暮らしになったので(猫はいるけど)、自分で自分をねぎらおう…と思わせてくれる本でした。 縁が焦げるくらいの焼き加減が好きで、おかずにもごはんにものっけ好きというところに、目玉焼キストとしては大いに首肯したぜ!続きを読む
投稿日:2023.04.26
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