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中山七里 / 講談社 (93件のレビュー)
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総合評価:
老眼の本読み
最後の最後で、また
設定は面白いものの、長すぎて若干中だるみを感じたため、星3つの評価を考えていた。しかし、最後の最後で、中山七里作品得意のどんでん返し二連発。しかも最後の返しは、驚愕過ぎて、前降りの長さがこのためにあっ…たのか!と驚きのみ。相変わらず素晴らしい七里作品でした。続きを読む
投稿日:2024.05.20
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みかん
御子柴弁護士シリーズ。 序盤から、次々と人が殺される様子が残虐に描かれていくので、何だこれ、どうした中山七里!と思ったけれど(「ワルツを踊ろう」みたいな)、こんな事件の弁護を引き受けた御子柴弁護士に…焦点を当てた作品だったというわけか。それにしても、凄惨な殺戮場面は勘弁してほしい。(著者の好みなのか?) 黒幕は意外な人物だったな。だけど動機としてはどうなんだろう。もっと違う理由と人物かと思った。 多数の殺人をはっきり正義と言い張る容疑者も気持ち悪いけど、真実を知ったところで、そんなにころっと穏やかな気持ちになるものだろうか。 悪徳ぶっている(?)御子柴弁護士の善人要素が、また一つ。やはり根はいい人っぽい。(にしては、過去の事件がひどすぎるけれど)続きを読む
投稿日:2024.05.09
ぴょん
自分の考えだと思っていたのに、他人から植え付けられた考えだったとは。最後に明らかになったおかげで、人間らしく過ごせるのか。
投稿日:2024.05.01
1213430番目の読書家
御子柴シリーズ6巻。老人ホームで毎日贅沢をする生産性の無い上級国民の粛清と、数年前に起こった相模原事件を思い出した。 シリーズ最初の方のインパクトはないしイマイチだったけど、これからも、御子柴シ…リーズは追いかけようと思う。続きを読む
投稿日:2024.04.29
まっちゃん
御子柴弁護士シリーズ6冊目、贖罪の奏鳴曲から始まり、追憶の夜想曲、恩讐の鎮魂曲、悪徳の輪舞曲、復讐の協奏曲と、動機に準えた単語と楽曲の表題で構成された題名だ。今回はラプソディ。 法律は完全ではない。…人が作ったもので人が人を裁く。御子柴の根底に社会の常識と言われるものへの抵抗が見え隠れする。ラプソディは形式を持たない自由奔放なイメージだ。御子柴の言動そのものではなく、奥底に眠る自由奔放な思考と信念が顕在化する。御子柴の真意がどこにあるのかが、最大のミステリーだ。それは最後に理解できる。温かい涙とともに。 前半は事件を起こした犯人忍野の動機が描かれ、弁護を引き受けた御子柴が遺族9名を訪ねていく。ほぼ極刑は免れない弁護をどう展開するのかの下地になるからか、悪戯に描写が丁寧である。 刑法39条が論点になるのだろうが、精神鑑定では立証することが難しい。難しいけど一本の道があると感じながら読み進めた。読点と話す言葉の関係、学習障害には興味がそそられた。続きを読む
投稿日:2024.04.26
norainu
このレビューはネタバレを含みます
タイトルが怖そうで、躊躇していましたが、御子柴シリーズなので読んでみました。 少し前の事件に似た内容で、御子柴が弁護しますが、無罪にはならず… ただ、御子柴が弁護を引き受けた本当の理由はラストにわかります。 ストーリーとしては、興味深いのですが現実の事件に似ているので、どうにもやりきれない感もあり、星4です。
投稿日:2024.04.22
のんたタイ
「死体搬送人」御子柴弁護士シリーズ。Audibleで聴読。エピローグで、なぜ御子柴が「鬼畜」星野の弁護をしたのか、最大の疑問がどんでん返し的に描かれる。さすが中山七里先生。
投稿日:2024.03.27
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