【感想】今を生きる思想 福沢諭吉 最後の蘭学者

大久保健晴 / 講談社現代新書100
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • mimosa

    mimosa

    蘭学が日本の文明を変えることに寄与した軌跡がわかる。「窮理」など、その時々で福澤が触れた学問からその本質をつなげる力、日本の今に大きな影響を与える思想家。押し付けではなく、人々それぞれが自分の頭で考えるに必要なことを福澤は示唆する。
    福澤の思想や考え方は、混沌とした今を生きること、未来においてもおそらく必要なエッセンスがある。お札の肖像でなくなることがもったいない。
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    投稿日:2024.03.10

  • 臥煙

    臥煙

    今あえて福沢諭吉を再評価する。蘭学という切り口から福沢の思想を考察する良著。

    適塾で蘭学を学んだ福沢諭吉。横浜の開港地で世界の趨勢はオランダでなくイギリスにあるかとを知り英語を学ぶ。福翁自伝なとで有名な場面。だが福沢の思想の根源は適塾で学んだ蘭学にあったという。

    本書は蘭学が福沢の思想に及ぼした影響を当時の流通した蘭学の書籍などから丹念に考察していく。思想家としての福沢諭吉を再評価する一冊。
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    投稿日:2023.07.28

  • Norio Sasada

    Norio Sasada

     いつも利用している図書館の新着本リストで目についた本です。
     “福沢諭吉” という人物には以前からちょっと関心があったので、今までにも、その著書である「学問のすゝめ」「福翁自伝」や北康利氏による「福沢諭吉 国を支えて国を頼らず」といった本を読んだことがありました。
     本書は、久しぶりの“福沢本”です。“蘭学者”という側面を基点にした「福沢諭吉再考」ですが、100ページ強のボリュームのなかでその論旨は要領よく紹介されていました。
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    投稿日:2023.06.10

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