【感想】魔法史に載らない偉人　～無益な研究だと魔法省を解雇されたため、新魔法の権利は独占だった～（１）

ちょっと難しい

「無能と差別されているけど実際は超有能」タイプと、「若い男性と保護した少女の父子関係」タイプを組み合わせた作品。

ストーリーは構成・展開共によし。画力は高く演出・表現も良し。キャラクターの個性…もそのデザインも良好で、このあたりに不満点は殆どない。作中の魔法要素も、独自設定を多用する事でフィクションとしてのハッタリを上手く利かせている。
ただ、この魔法要素の設定が多いが故に、理解が難しく読みにくい一面もある。この点は痛し痒しといったところか。
尤も漫画としての完成度自体はかなり高いため、この手の作品が好きなら買って損はないかと。続きを読む