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おつじ / comic POOL (13件のレビュー)
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総合評価:
ところで将軍
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バカっぽくて好き
母を亡くして本家に引き取られた主人公。そこにはイビりが大好きそうな典型的な悪役姉妹とその母がおり、これから毎日地獄のような日常を…と思っていたら実は超世話焼きな善人で、というあらすじ。 内容的には8…割ギャグで、残りの2割がちょっと真面目な良いエピソードといったところ。ギャグセンスがとても高くキレッキレで、序盤の「つばくろみたい」には思わず声を上げて笑ってしまった。愛犬にグングニルと名付けるセンスも凄い。 若干の癖こそあるが画力も高く、キャラクターの個性は申し分ない。いずれのキャラクターもイキイキしてとり、表情もコロコロ変わって魅力的。集中線や擬音の使い方等、コメディ漫画としての表現力も高く、なかなかに笑わせてくれる。 一方で、いい話の時は意外なほどいい話で、ちょっとしんみりしてしまう魅力もある。ギャグ部分も「心優しく暖かいストーリーを勢いと笑いでギャグに仕立てている」といった方が正しく、読んでいてほっこりする事も多い。 あと、舞台背景が他女性向けコミックのような中世欧州的世界観ではなく、一昔前の日本なのが斬新で素晴らしい。和洋が混じり合った世界観を見るに、恐らく大正時代かと思われる。 欠点は価格が少々高い事と、そのわりにはページ数が少ない事。とは言え内容はいい感じにくだらなくてとても面白いため、コメディ好きならオススメ。続きを読む
投稿日:2022.01.11
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理科
おつじ先生のお得意?な見かけによらず優しい人を良い話だけじゃなくコミカル描かれていて思わずニコニコしてしまう。 暗めの話も暗くなりすぎないのも天才だと思う。
投稿日:2023.07.20
maiaki
最高。 題名からして先の読める展開なのだけれど、わかっていても楽しく、幸せな気持ちになる。 先が楽しみ。
投稿日:2023.05.22
虹風 憂璃
このレビューはネタバレを含みます
主人公の庶子が、母が亡くなったことで父親の家に引き取られる。 正妻と義姉2人にさぞいびられるだろうと覚悟していたら、実はメチャクチャ愛される……というギャグ漫画。 誰も傷つけない感じだけど、主人公の母の死因とか、引き取られるいきさつとか、闇の深そうなポイントもチラホラ。
投稿日:2023.05.20
すー
お姉様達にどんな辛い仕打ちを受けることになるかと心配する美冶の不安とは反対に、過保護な程に優しく接してくれるお姉様達の気持ちの暖かさが染み渡ります‼︎グンちゃんにメロメロになっている美冶の可愛さには2人のお姉様に同意します!笑
投稿日:2023.05.11
あき紗香奈
不遇な境遇のミヤですが、鴻蔵の皆さんとの生活が微笑ましい! 誤解されがちな義姉様たちと、インパクト大の義母とミオの掛け合いが面白いです
投稿日:2023.02.24
『黒犬』の優樹(2)
これは、文句なしに、心が温まる好い漫画である。タイトルがそのままに内容を示しているトコ、なおかつ、表紙詐欺だなぁ、と読了後に感じさせるのが、私的に高ポイント。 玉の輿系サクセスストーリーの代表格である『シンデレラ』を軸にし、和製らしさを纏わせた上で、中々に攻めた改変をかましているストーリー。 ほのぼのとした家族モノは読みたいが、最近、ありきたりな内容には飽きてきたって人には、強めに推せる作品である、この『いびってこない義母と義姉』は。 なので、健気なヒロインが、高飛車な悪女に苛められても、決して挫けず、歯を食い縛って耐え、努力を続け、ついに大逆転を決め、悪女が落ちぶれた姿を見て、「ざまぁみろ」と言い、スカッとしたい人にはお勧めできない。 とある平民の少女が、母親との死別をキッカケにして、父親の本妻に義理の娘として引き取られる所から、この話は始まるんだが、初っ端から、ヒロインと読み手を予想外の方向へぶっ飛ばすあたりが、おつじ先生らしいな、と思ったのは私だけじゃあるまい。 家族にもいろいろな形があって当たり前だが、これは、ある意味、理想的なモノだ。ぶっちゃけた話、ありえない。だからこそ、読む価値は十二分にある。 おつじ先生の作品だけあって、美人揃いな訳だが、やはり、最も、読み手にインパクトを与えてくれるのは、マミーこと鴻蔵てるさんだろう。人間が出来ているってのは、彼女のような存在を敬う時には使うのだろう。 いや、確かに見た目は、やや・・・少しばかり、威圧的かもしれない。だが、内面は慈母そのもの。自分の母親に文句はないし、生んでくれた事、育ててくれた事にも感謝しているが、てるさんを見ると、羨ましい、とは思っちまう。 そんなてるさんに育てられただけあって、娘のまりかとありさも、物凄く良い子。ヒロインであり、義妹でもある美治ちゃんを、メッチャクッチャ可愛がっており、ちょいちょい、意見を衝突させているが、それはそれで仲の良さを感じさせてくれる。お互いの、自分にはない長所を認め合い、努力を促せる間柄なんだろうな。 ちなみに、この作中で、最も可愛いのは、やはり、義母と義姉が思ってもいなかった優しさを、自分に対して発揮してくれた時に魅せる美治ちゃんの混乱顔。こんな表情をされたら、ますます、優しくしたいって思っちゃうわな。 この台詞を引用に選んだのは、おつじ先生が読み手に対し、この作品で伝えたい、一番のメッセージはこれなのでは? と幾度も読み返した結果、私なりに感じたので。 あくまで、私個人の予想だけど、おつじ先生が、親しく、同時に、心からリスペクトできる恩人に、こういう事を言って貰えたんじゃないだろうか。 わざと迷惑をかけるのは論外であるにしろ、人間、真っ当に生きていたって、時に、身近な人に迷惑をかけてしまう時もある。 ぶっちゃけた話、それはお互い様なので、あまり気にし過ぎない方がいい。もちろん、同じ迷惑をかけないように注意を払うべきではあるにしろ。 迷惑をかけてしまうとしても、迷惑をかけられてしまうとしても、一緒に居たい存在に出逢うってのは、そんな簡単な事じゃない。 もしも、出逢えたなら、そういう相手は全力で大切にすべきなんだろう。 「私は、このおうちで暮らしたいです・・・ッ。迷惑はかけないよう、勉強も励みますので、どうか―――」 「それは違いますよ」 「えッ・・・私、何か、間違いを・・・?」 「迷惑上等!!!!(ギャン!!)」 (マミー!?) 「人間同士が関わる以上、迷惑をかけ合うのは至極当然。血がつながっていようが、いなかろうがね。それでも、共にいたい間柄をこそ、大切になさい」(by中村美治、鴻蔵てる)
投稿日:2022.09.18
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