【感想】アンマーとぼくら

有川ひろ / 講談社文庫
(159件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
39
60
43
4
4
  • 最初はガマン

    久々に有川さんの読めました。

    身勝手な父親の振る舞いに、最初はかなりイラッとしますが、そこはガマン。
    沖縄という、これまでと全く違った環境に放り込まれた主人公が、最後はそこが愛おしくて仕方なくなる。
    そして、本当の家族の姿を知ることに。

    最後は読んで良かったと思えると思いますよ。
    続きを読む

    投稿日:2020.11.15

  • Okinawa

    好きな人には是非 読んで欲しい作品。沖縄を舞台にした親子の真正面から向き合った物語、いつかニライカナイでの再会を望んで。読後 心の奥底から暖かくなります。

    投稿日:2021.06.22

ブクログレビュー

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  • らら

    らら

    お母さん、おかあさん、お父さんみんなが暖かくていいお話だった。図書館で読んでて思わず目頭が熱くなった。リョウくん、かっこいいよ

    投稿日:2024.04.21

  • ゆみまる

    ゆみまる

    好きな本。
    2月に父の17回忌を終えたタイミングで読みました。うちの父も事故だったので、重なる部分も多く、泣けました。かつさんのような、不遇の家族ではなかったけど、戦後満州から引き上げてくる船上で、兄弟を失くして帰ってきた父。なくなる前にそんな話は知らなくて、いろいろ抱えてたんだろうなーと想像することしかできません。奇跡があるなら、ほんと、もっと知りたいです。父のこと。という気持ちになりました。
    沖縄にもいきたくなりました。読めてよかった一冊になりました。
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    投稿日:2024.04.19

  • area8800

    area8800

    昔大好きだった作家さん
    塩の街シリーズとか図書館戦争とか面白かった
    久しぶりに見つけて手に取った
    序盤、植物図鑑の文字に有川浩を実感!

    設定とか、キャラとか
    有川さん独特の世界観とか探してみたけど
    残念続きを読む

    投稿日:2024.04.18

  • さち

    さち

    泣けた。あたたかくてやさしくて。

    主人公と、おかあさんの過ごす沖縄での帰省の三日間。その中で少年時代の思い出が回顧されていく。
    病気で死んでしまった「お母さん」との北海道での日々。新しい「おかあさん」との沖縄での日々。そして子供のような父親との会話や喧嘩。お母さんもおかあさんも、本当に素敵な人で。タイトルに「アンマー」があるからお母さんとのお話だとは予想してたけど、母息子だけじゃなくて父母の関係や、2人のお母さん同士?の関係も本当に素敵だった。

    崖のとこで、父を殴った現代の自分グッジョブ。
    その後エスパーって呼ばれてるのおもろい。

    ハルコさんがカッちゃんのこと本当に好きで、恋してて、可愛かった。息子を産んだら、好きな人の子供の頃をその子を通して見れるらしい。素敵だ。
    夢のような幻想的な3日間の思い出が、描いてもらった似顔絵とかダッシュボードの写真とかで夢じゃなかったって分かって、不思議であたたかいお話だった。
    息子は息子でいろんなことを一生懸命考えてて、でもうまくいかなくて、父は父でいろんなことをどうにかしたくてできなくて、そんな2人をお母さんもおかあさんもずっと大きな愛で見守ってて愛してた。沖縄の観光地を巡りながら、自然を感じながら、文化に触れながら、親子愛が描かれたやさしいお話だった。
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    投稿日:2024.03.25

  • まりるり

    まりるり

    このレビューはネタバレを含みます

    読んでいて、
    これは沖縄のガイドブックなのか家族の日記なのか
    という気分になってきた本。

    “ガイドブック”なのかと思わせるところも、
    登場人物である“おかあさん”が沖縄でガイドをしているから。

    そしてその“おかあさん”と“リョウちゃん”が沖縄を巡り、亡き父親に思いを馳せながら、おかあさんとリョウちゃんの会話を楽しむそんな話。


    沖縄の、日常に溶け込んでいる神様の在り方と不思議な感覚にとらわれるリョウの三日間に、ほんわかと読んでいる方も不思議な温かさに包まれる物語です。


    ↓ネタバレ↓


    この不思議な三日間でリョウは過去の自分から
    「いくら沖縄が慈悲深くても、これ以上はきっと許さない」
    と言われていました。
    リョウ自身はこの不思議を、自分の人生の終末だと感じていました。

    が、たぶん多くの方はそれがミスリードだと気づいていたはず。

    三日間の最後に、おかあさんは
    「その絵本を描いた人が言ってたの。男の子を育てるっていうことは、好きな人の子供の頃を見られるっていうことだ、って」
    とリョウに話していて、
    その言葉にまさに男の子2人育て中の私はとっても胸を打つ言葉となりました。

    よくよく考えたらうちの子達はどちらも私に似ていて、主人と『ここ似てるな』というところはさほどないんだけど(笑)
    主人は私に似ているってことをよく感じている様子。
    「好きな人の子供の頃を見られるっていうことだ」
    を主人に体験させてあげてる感じかな?
    それもまた幸せだなと、リョウが幸せに暮らしていく様子に思ったのです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.26

  • asari

    asari

    3日間の休暇に義理の母の住む沖縄へ里帰り。
    一緒に思い出の場所を巡り、亡きお父さんとの思い出も振り返る。
    思い出はいい思い出もあり、思い出したくないものも。

    沖縄の景色が浮かび上がる描写で、行って見た事のない沖縄にちょっと行ってみたい気持ちになりました。絶対この本持っていくだろうな。
    読んでて、亡きおばあちゃんの事をわたしも思い出してなぜだか涙がこぼれた…
    続きを読む

    投稿日:2024.02.18

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