【感想】五等分の花嫁(11)

春場ねぎ / 週刊少年マガジン
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 4.8
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  • 五つ子の今までとこれから

    前半は、五つ子の幼少時代(約束の日含む)から、中学生を経て、風太郎に出会うまでを描きます。約束の子目線の続き?もあり、種明かしであるとともに、彼女の物語がまだまだ続いていることを示唆しています。後半は、五つ子の今後にも関わる、自分の夢への独立の話。個人的には、金貸して、が最高でした!続きを読む

    投稿日:2019.11.01

ブクログレビュー

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  • ちぴゆき

    ちぴゆき

    このレビューはネタバレを含みます

    四葉の過去
    みんなと同じということが誇らしかったが、修学旅行で会ったフータローがいつの間にかイチカと遊んでいたことから自分を区別してほしいと思い始める。
    運動部で活躍をするが、勉強が努力するも得点が伸びず退学に。他の四人も共に転校することになり、そのことから他の姉妹の幸せを優先するようになった。
    好きだったよ。ずっと。

    みんなでプール

    イチカは女優一本でやっていくため退学を申し出る
    女優のイチカを買い取るという形で5人で卒業させようとするフータロー

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    投稿日:2021.10.28

  • にゃんこ

    にゃんこ

    このレビューはネタバレを含みます

    前半は五つ子たちの過去の話。
    四葉って悩みとか葛藤にあまり縁がなさそうに見えていましたが、決してそうではなかったことがここでわかりました。

    そもそも五つ子の物語自体がこの作品しか知らないので五つ子で比較はできませんが双子、三つ子の話、いやきょうだいでも?よくある葛藤かもしれません。「一緒じゃない」「私だから」にこだわるということはちゃんと自分としての価値を認めてほしいからなんですよね。

    そして四葉が落第の際、他の4人に助けられたことから、
    「誰が一番なんて考えるのはやめよう。私はみんなのために生きるんだ」と決めた四葉。そのために自分の恋心まで封印・・・切ないなぁ。

    そんな四葉とは裏腹に、それぞれ自分の道を決め始めた他の五つ子たち。一花は女優業のために学校を休学(これはしゃあないやろう)、三玖は料理の道に進みたいと(大丈夫?)二乃と五月は大学進学に向けて進み始めます。

    この巻は後半のキモになる話がぎっしり詰まってる感じがします。しっかり読むべし。

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    投稿日:2021.09.11

  • ぽんがちょうガチュチュ

    ぽんがちょうガチュチュ

    このレビューはネタバレを含みます

    四葉の気持ちの強さ、周りを慮る健気さに胸が切なくなる。
    風太郎が一花の退学を引き止める理由の一つに、今しか出来ないことがあるからと伝えていた。風太郎自身も五つ子や周りとの関係を築いて行く中で得た恩を今度は周りに返そうとしている。
    受けた恩を次につなげる気持ちを持つことで、人は成長するのだと、四葉や風太郎から学べる11巻だった。
    自分が納得出来るのかどうかも成長する上でとても大事なことのように思う。

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    投稿日:2021.05.14

  • タカツテム

    タカツテム

    このレビューはネタバレを含みます

    前巻の激し過ぎる展開から一旦落ち着いてある意味溜めのような印象を受ける第11巻
    やはりメインとなるのはネタバラシが行われる第87~90話かな

    過去の五つ子に何が有ったかを四葉を中心として描きつつ四葉と風太郎の出会いも描く。それにより違いなんてないように見える五つ子の中で四葉がどのようなポジションに居たのか、その立ち位置が四葉に何を思わせたのかが判りやすくなっている

    他の五つ子と違いが無かったけれどもどこか不安定さを抱いていた頃に風太郎と出会い、今の環境や立場に対する不安を『自分が変わって自分が変えりゃいい』、そうすれば『必要ある人間になれるのかもな』と夢を風太郎と共有した四葉
    どこか不安感を溜め込んでいたこの頃の四葉にとって風太郎との出会いがどれだけ救いとなり、指針となったかが伝わってくるね
    それだけに運命的な出会いをした直後に姿が同じというだけで風太郎を一花に取られたとなれば、まずは見た目から変わらなければ!となるのは当たり前だよなぁ…。四葉にとって救いだったはずの風太郎との出会いが一夜にして呪いのように四葉を縛り付けるものと変わってしまう
    今の五つ子達の見た目が装着アイテムなどによって微妙に違うのは四葉が始まりだったのか。四葉は風太郎に判別されなかった経験から「皆と違う」人間になろうとしたけど、五月が早速真似したように見た目を少し変えるなんて行為は五つ子にとって些細なものでしかないわけだね。

    見た目で違いが出せないなら勉強で違いを出すしか無い。でも、今度は三玖が四葉を追い抜いてしまった
    なら、次は運動。と、「皆と違う」を目指し続けた四葉の末路は悲惨なものだったけど、それを救うのはやはり五つ子なんだなぁ
    「皆と違う」になろうとしたのに「皆と同じ」になることでしか救われず、更には自分を助ける為に五つ子に迷惑をかけてしまった。その経験は反動を呼ぶもの
    皆と同じ自分でありつつ皆のために生きると決めた四葉だから、運命的な出会いをした風太郎と運命的な再会をしても言い出さないし、風太郎に心開いていく五つ子を見れば自分が昔会った子だなんて言い出せなくなる
    風太郎への想いや彼と共に願った夢を諦めた四葉の様子がとてもとても切なくて切なくて……


    四葉は四葉なりの方法で五つ子の平穏を守っているのだけど、第92話では五月も五月なりの方法で五つ子の平穏を守ろうとしているね。結局失敗して自分自身に火種を作ってしまったのは微笑ましいものだけど

    第93・94話は何やら不穏なタイトル……。前巻の騒動やこの巻の前半などの騒動を中心に五つ子が揃っている事が一番大事としてきた中で長女の一花が最初に別の道を選ぶとは
    でも、よくよく考えてみれば高校3年生の夏なのだからそろそろ自分はどのような道に進みたいのかという答えを出したっておかしくない時期では有る
    一花の主張は間違っていないし、本人の夢の延長線上にある道なのだから邪魔する方がどうかしている。でも、そこに1ミリでも悔いがあったりやり残しが有るのなら考え直させるべきで
    ここで風太郎が取った選択肢はあくまで一花を皆と一緒に卒業させるというものでしか無いけれど、五つ子が別々の道を歩む決断を少し先延ばししたようなものでもある
    このような形で風太郎が五つ子を繋ぎ止め、風太郎自身の考え方が変化していると感じさせる描写は何とも良いものだね

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    投稿日:2019.09.22

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