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押井守 / 徳間文庫カレッジ (5件のレビュー)
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総合評価:
竃猫
1
馬鹿にするかもだけど、結構、人生の岐路、難所で役に立つのよ!ホント!
私が個人的に押井守の勝敗論3部作と呼んでいる「勝つために戦え!」、「勝つために戦え!監督篇」、「勝つために戦え!監督ゼッキョー篇」の一冊(監督編かな?)。ビジネスマンに評判が良い「仕事に必要なことはす…べて映画で学べる」も、Nextのゲームオヤジのエピソードも、この勝敗論のカテゴリーに入る。本作は勝敗論を映画監督の評価に応用したもので、確かに具体的で分かりやすいかも知れない。 だが、やはりバイブルたる「勝つために戦え!」は外せない。是非、追いかけ電子化され、広く若年層に読まれることを望む。 ただし注意までに、蛇足を述べるなら、押井勝敗論の極意は唯一点『負けない事』に尽きる。それを、なぁんだ、と切り捨ててしまう人も多い、いや寧ろ多数派と思うが、そのテーゼが実に私の場合、役にたったんです。お勧め。続きを読む
投稿日:2017.05.02
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knkt09222
このレビューはネタバレを含みます
「勝つために戦え! 監督篇」を、増補したり省略したりして、「監督稼業めった斬り―勝つために戦え!」として文庫化。 単に足すのではなく、鈴木敏夫との対談を引いているあたり、単行本も文庫も買わなければならないように誘導する悪しき風習だと思うが。 記録によれば親となる単行本を読んだのは2012年……同じ時期にネット上の押井守の動画や音声を蒐集していたから、押井守の作品と同時に「喋り芸」に心酔していたわけだ。 そのきっかけになった本書を、文庫で読み返して、面白くないわけがなく。 しかも十年前には無関心だった特撮を経てみれば、たとえば樋口真嗣の所謂「イス理論」で、樋口真嗣って「パンツ理論」とか喋りそのものが面白んだろうなとか、もう無限に押井守の喋りに耽っていたい気になってしまう。 押井守ルパンを間もなく見ることのできる幸福な2021年10月に記す。 @@@@@ 内容説明 人生において“勝利”とはいったい何なのか!?鬼才・押井守が名匠&巨匠の勝敗論を一気に読み解く!ヒットメイカー・宮崎駿監督は、はたして幸せなのか?『アバター』のJ・キャメロン監督が目指したものは?最新インタビューを追加収録、増補版として文庫化!! 目次 常勝監督の悲劇(宮崎駿 鈴木敏夫 高畑勲) キャメロンの冒険 押井守の発明品 三池崇史の気質 手塚治虫の功罪 ヴェンダースの祝福 リンチの呪縛 チャンバラ映画の消滅 深作欣二の動機 タルコフスキーの執念 樋口真嗣の理論 北野武の間合い ヒッチコックの方法 実相寺昭雄の変容 ウォシャウスキーの趣味—デル・トロの戦略 ゴダールの価値 その後の勝つために戦え!追撃篇
投稿日:2021.10.25
haruyato
押井守が監督業の観点から古今東西の監督をメッタ切り。 今となって読めば相当外しておりますが、押井守自体の背骨がしっかりしてるので、あまり気にならない。
投稿日:2018.06.10
totssan
勝負の判断が今一つ理解できていないが、なんとなく言わんとするところはわかったような、わからんような、と不思議な感覚に陥った。映画について知識や見た記憶があまりないからかもしれない。ヒッチコックは自分…は大好きではあったが、氏の言う視点も理解でき、別の視点を得られて良かった。そんなにつまらなくははにとは思うが・・・パトレイバーよりうる星の方の印象が強いので、氏の感覚の変化の仕方がドラスティックだったのだろうか?と勝手に解釈。変化し続けていないと監督なんてやってらんないと記されていますが・・・。続きを読む
投稿日:2016.02.19
kazuhisachiba
映画監督の異常な様相,とでもいうのか,自分自身の世界に対する立ち位置の模索とそれに対する苦悩とを精神的にどう折り合いを付けるか,その人の性格に最後は帰着する気がする.少なくとも日本の場合,アニメーショ…ンによる長篇劇映画はもうないことは簡単に予想される.こと日本を見れば,映画という文化(だけでないところに恐ろしさがあるが)に不寛容な,未成熟な単なる消費社会に成り下がった.続きを読む
投稿日:2015.06.14
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