【感想】POWERS OF TWO 二人で一人の天才

ジョシュア・ウルフ・シェンク, 矢羽野薫 / 英治出版
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • モーニング読書会

    モーニング読書会

    https://www.read4action.com/report/detail/?id=1642

    投稿日:2019.11.10

  • hana

    hana

    孤高の天才の影に、歴史に埋もれたパートナーあり

    本著は、ジョン・レノンとポール・マッカートニー、アップルのジョブズとウォズニアックなど、クリエイティブ・ペア(創造的な2人組)について理解しようと試みています。

 ”創造性に不可欠な社会的側面を、神話に頼らずにわかりやすく語る視点が1つある。それがクリエィテイブ・ペア(創造的な2人組み)の物語だ。"
    
著書は、自身と編集者との関係に思いを巡らせるうちに、創造的なパートナーシップ、人間関係の「化学反応」や「電気」と呼ばれるものの正体、そのような関係の本質について強い興味を持ったそうです。
    
"どの分野にも有名ゴルファーを支える無名のキャディーがいるが、その役割が世間の目に触れることはない。彼らの働きは、関係者にとっては計り知れないほど重要だが、めったに光が当たらないのだ。画家の影に隠れているのはテオ・ヴァン・ゴッホだけではない。画商や学芸員、額縁職人、助手など多くの人が、基本的には無名のままだ。"

複雑で、埋もれがちなクリエイティブ・ペアを数多く検証した結果、本著では、ペアの関係を「邂逅」「融合」「弁証」「距離」「絶頂」「中断」の6つのステージとして説明しています。
    
ペアに関する分析も簡潔で良く整理されていますが、本著の魅力は、エピソードや人物描写の素晴らしさにもあります。出会いの興奮や、息ピッタリの創造的な仕事風景、すれ違いの様子など、個性同士がぶつかり合う人間関係の輝かしさと息苦しさを疑似体験できる、そんな読み応えです。特にビートルズのジョンとポールの描写は圧巻!!
    
私自身は、「孤高の天才」より「影に埋もれるパートナー」がよっぽど心地よい、と無条件に思ってしまう性分で、これは変わりようありません。そんな自分と向き合いながら、「クリエイティブ・ペア」の片割れを求めて、今日も明日も、人間関係を広げて深めて行きたいですね!

    詳しくはブログにて!
https://hana-87.jp/2019/03/27/power-of-two/
    続きを読む

    投稿日:2019.05.04

  • JAIST LIBRARY

    JAIST LIBRARY

    二つの部品で一つの働きをすることを意味するニコイチという言葉があります。人間にも使われますが,時として人は1+1=∞の成果を生み出すことがあります。そんな規格外の「ニコイチ」を集めたユニークな本がこちら。人と人との出会いの妙を感じてください。続きを読む

    投稿日:2018.12.28

  • japapizza

    japapizza

    本書もどこで推薦されていたか忘れたが、図書館で予約していたらようやく順番が回ってきたもの。

    「私たちは『孤高の天才』に憧れを抱く。驚異的なひらめき、非凡な才能。だが、それは幻想にすぎない。
     あらゆる分野の革新は、刺激し合い、補完し合う『クリエイティブ・ペア』が生み出してきた。天才たちは、1+1が無限大に感じる人とペアを組んで偉業を成し遂げてきた。
     一人では何もできないが、二人なら何でもできる。
     ―どうすれば、そういう人間関係を築けるだろう?」
    この帯を読むと、ものすごく期待の高まるが、中身を読んでみたら期待外れ。全然面白くなかった。そして今後に生かせそうな話もなかった。

     そうは言っても、2か所だけ引用。
    「直接のやり取りの大切さを最も顕著に物語るのは、バーチャルな交流から利益を得ている企業だろう。米ヤフーは従業員に、在宅勤務をやめてオフィスで働くように指示している。グーグルのパトリック・ピシェットCFO(当時)は在宅勤務をしている従業員がどのくらいいるかと聞かれて、『できるだけ少なくしている』と答えた。
     肝心なのは、言葉だけでなく体を使ったやり取りだ。非言語のコミュニケーションの重要さは十分に証明されている。複数の研究によると、体の仕草は言葉より4倍、有力なツールになる。」

    「協力しすぎる弊害もある。2012年のある研究によると、感じがいい―信頼できる、率直、利他的、素直、謙虚、優しい―と思われている男性は、あまり思われていない男性に比べて、仕事の成果が約18%低かった。女性の場合は約5.5%と、もう少し小さいが優位な差が見られた。別の研究によると、過剰な身勝手さと同じくらい貧弱な見返りしかない。」
    続きを読む

    投稿日:2018.10.08

  • show

    show

    クリエイティブ・ペアの話なのだが,知っているペアの分量は少なくて,知らないペアの話がままあってそれが難点。
    レノン・マッカートニーの話が多すぎな気もする。

    新聞で知って図書館に予約して3ヶ月待った。

    投稿日:2017.09.17

  • tabutaka

    tabutaka

    レビューはブログにて
    http://ameblo.jp/w92-3/entry-12298916317.html

    投稿日:2017.08.05

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