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荻原浩 / 新潮文庫 (71件のレビュー)
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総合評価:
ai-n
そら涙腺も緩みます
他人には伝わり難いが素直で微笑ましい少年。幼少期からの心の想いや葛藤が成長の良い原動力になり、ハチャメチャに見える青春の時期を上手く表現した良い作品でした。母親の深くブレない愛情と少年との会話、恋人、…友達、先生との真心のこもったやり取りに嬉しく何度も涙が出そうになりました。あっけらかんとした明るさと未成年期のハラハラ・ドキドキあり、原始人がお父さん?な確りとしたストーリーありで楽しく読めました。続きを読む
投稿日:2019.08.09
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pbh23864
この物語を青春の二文字では語ってはいけないと思う。 自らの出自に縛られ続け、ようやく答えを見出した頃には、 大切なものを、あまりにも大切なものを、失っていた。 月並みではあるが、この本は未来に…生きる人のための、物語である。とおもう。続きを読む
投稿日:2022.08.28
キイロyellow
ワタルが成長していく過程の心理を巧みに描いていて、笑いあり、涙あり(ほんとに泣きました)、そしてバカバカしさ満載で、「あ〜、小学生男子ってこんなんだよね。」って思わず納得してしまう、とてもおもしろい作…品でした。 ただ、最後がちょっとやり過ぎかな、っていう感じ。続きを読む
投稿日:2022.02.16
XHAGGA
ひとりの少年が自分や自分のまわりの環境に、悩み、もがき、向き合って、そして克服していく。そんな内容。 同じく悩み、もがいてる男の子ならきっと共感できるはず。ただ主人公にはその過程で、大切な仲間やガール…フレンドが出来ます。大多数の人はそんなことはなくって、自分ひとりで、もがき、乗り越えて行かなくては行けません。 そこはほら、小説だから。続きを読む
投稿日:2021.09.09
Yurico
僕の体には、1万年前の特別な血が流れている。ただの感動じゃない。いまだかつて読んだことのない、青春長編小説。 小学五年生の夏休みは、秘密の夏だった。あの日、ぼくは母さんの書斎で(彼女は遺伝子研究者だ)…、「死んだ」父親に関する重大なデータを発見した。彼は身長173cm、推定体重65kg、脳容量は約1400cc。そして何より、約1万年前の第四氷河期の過酷な時代を生き抜いていた――じゃあ、なぜぼくが今生きているのかって? これは、その謎が解けるまでの、17年と11ヶ月の、ぼくの物語だ。続きを読む
投稿日:2021.02.09
佃煮
このレビューはネタバレを含みます
中学生向け問題集のどこかで読んだことがきっかけで惹かれた。 美術の授業中のシーンを抜粋してあった。 とても瑞々しくて痛くて好きになった。 全体的に若者の口語体であるためテンポよく読めた。 難しいところは特にない。 彼の苦悩は私と同じではないが、なんとなくわかる。 特別だと思い込まなければ今死んでしまう気がする感じ。 こちらも概ね思い込みであった、都度起こす彼の犯罪にはあまり共感できなかったが、それこそ彼と同じ境遇だったらわからない。 アイスマンを持ち出したら何か変わる気がしてしまうのもよくわかる。 でもきっと、私には実行するだけの度胸はない。 そこだけが少し気になった。 私はやっぱり、青い何かのために犯罪を肯定できない。 それに手を染めてしまう、一種の陶酔は、理解する。
投稿日:2020.11.20
相沢雄二
タイトルと「クロマニヨン人」ってのはアレだけど、今まで読んできた荻原浩(10作品ほどだけど)の中では一番好きかも。 やっぱ、個性的な子供が成長していく過程の話ってのはいいなあ。
投稿日:2019.08.26
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