【感想】村上海賊の娘(四)

和田竜 / 新潮文庫
(163件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
56
54
28
7
0
  • 壮絶!これぞ海賊の戦い。とくとご堪能あれ。

    圧巻の最終話。タイトルから想像していた期待通りの展開が、最終巻にして惜しみなく披露される。泉州侍と村上海賊との血みどろの海戦が延々と続く。海賊同士の戦いと聞くとただガチンコに斬り合うイメージがあったが、双方ともに知略、武略、策略を駆使して戦うもんだから、次はどんな手が繰り出されるのかドキドキしながら読むことになる。凄惨な殺し合いの中にあって泉州侍たちの場違いな呑気な会話がアンバランスで面白く、残酷さをいくらか中和してくれる。どちらにも肩入れしたくなるような清々しい海賊たちであった。続きを読む

    投稿日:2019.01.25

ブクログレビュー

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  • チャンヤマ

    チャンヤマ

    和田竜さんの歴史物、大好物。小説の楽しさと歴史探訪をあじわえるので二度美味しい。日本の海賊、泉州者に興味が湧いた。

    投稿日:2024.05.06

  • サトウ

    サトウ

    最後まで手に汗握る激闘の連続。テンポ良く読めるし楽しいが、互いの形勢が何度も逆転しすぎて途中ちょっと疲れた。
    あと全員総じて耐久力バケモンすぎ。
    あくまで誇張表現として割り切って楽しめるが。
    戦乱の世に生きた漢たちの悲哀も自由も、各々の生き様がかっこよかった。
    現代のサラリーマン生活においても、俳味のない奴かおもしゃい奴か、自分は後者でありたい。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.07

  • 浩ブック

    浩ブック

    海賊と言うのを聞いてはいたが、実態は何も知らなかったが少し理解出来た。信長の天下統一での本願寺との戦いも分かって面白かった。景が魅力的な女性の反面海賊の気質を持っているのも興味深い‼️

    投稿日:2023.11.26

  • 長年の読書家

    長年の読書家

    心熱くなる本でした!
    正直文庫本3冊目に入っても手応えがつかめないまま読み進めていましたが、最後のくだりのための助走にすぎませんでした。
    最後まで読めて良かったです。

    投稿日:2023.11.14

  • 達朗

    達朗

    村上海賊の娘全編を通してとても読みやすかった。戦いの描写もわかりやすかった。景が眞鍋七五三兵衞を討ち取るところは手に汗握る描写だった。
    乃美宗勝や村上吉充らが主家の思惑を考えず自由に戦うっているのもいいと思った。
    全員が自分の家その存続のために戦っているが結局どの家も残らないあたり家の存続って難しいんだな
    続きを読む

    投稿日:2023.11.05

  • 苺ジャム

    苺ジャム

    このレビューはネタバレを含みます

    胸がスカッとする一本気に、男ならずとも惚れてしまう。
    敵方のはずの泉州侍たちも、前半で主人公かと思うほどに活躍していたので敵に思えず、全ての登場人物を応援しながらの読書でした。
    いつか決着がついて、誰かが死ぬことになるのかと思うと読み進めるのがつらいですが、死に様もカッコ良く痛快。
    戦国時代の武将って、かっこいいなぁ。
    戦国の人たちって、武功をあげるためには死すら恐れないんですよね。
    その生き方はかっこいいし、浪漫あるなぁと思うけど、やっぱ今の時代に生きる私には多少の違和感。
    でも惹きつけられる。
    個人的には、児玉就英が、見た目もかっこいいだけではない男だったのがツボで、景姫とくっついて欲しかったなぁ。
    とにかく、読んでて血が騒ぐ小説でした。

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    投稿日:2023.10.31

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