【感想】村上海賊の娘(三)

和田竜 / 新潮文庫
(89件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
25
35
15
3
0
  • 失意の姫、覚醒するか?

    本願寺勢に包囲されていた天王寺砦。信長登場によって一気に形勢逆転。やはりオーラが違うんだろうなぁ。戦のカッコいい部分だけに目がいっていた海賊の姫様に突き付けられた残酷で非情な現実。自らの甘さを実感し、一向宗信者からも泉州侍からも袖にされ、失意の中で何かが変わる。それにしてもこの姫様、あまりにも自己中で、衝動的すぎる。周りの寛大な男たちのおかげで、なんとなくうまく事が運んでしまうことに本人は気付いていない。それが少しばかり腹立たしい。続きを読む

    投稿日:2019.01.23

ブクログレビュー

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  • ひろ

    ひろ

    人それぞれ、想いの違いもあり、また方向は違えど同じ志で戦に挑むなか、景の戦への心構えとその変化がテーマになっている三巻。

    史料が頻出し、背景をよく補足してくれるのがとても助かる反面、それが物語の進みを遅くしているのが計四巻になる理由か。

    次巻がラスト、どう決着するか楽しみだ。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.23

  • hrs885

    hrs885

    三巻終わりの方で動きがでてきたところは時間を忘れて読めたが、途中駆け引きやら動きがないところはちょっと中だるみのように感じた。

    投稿日:2023.12.17

  • サトウ

    サトウ

    とにかくアツい展開が続き、ページをめくる手がとまらない。さながらキングダム合従軍編のごとき熱量。

    戦争はあくまでも自家の存亡をかけた殺し合いであり、非情になりきれないとやっていけない。そりゃそうだ。

    はやく4巻が読みたい。


    続きを読む

    投稿日:2023.12.03

  • 達朗

    達朗

    自分の家を守るために戦を行なっていることに気づいた景は自身の考えの甘さに気づき女として生きることを一度は決意するも、留吉ら一向宗門徒を助けるために再び戦場へと赴く。上杉謙信が立ち上がるまで参戦しないこととなった毛利軍は淡路で時間を待つがそれに対して景は非難するも、味方は得られず。鈴木孫市ら雑賀党を率いて眞鍋七五三兵衞ら眞鍋海賊に立ち向かうも眞鍋の戦術に翻弄されてしまう。景一人で眞鍋に立ち向かっていることを弟の景親は見捨てることができず参戦する決断をしそれに応じて毛利軍も参戦することとなる。
    鬼手とは姫が戦場に出ることでそれを守るために周りの兵が奮起することでこれを多様しないために村上海賊は女性の参戦を禁じていた。
    この後の展開気になる
    続きを読む

    投稿日:2023.11.03

  • 長年の読書家

    長年の読書家

    この巻の三分の二の段階では、この本を紹介してくださった方への架空の感想を考えていました。
    最後には、そんな感想は頭から吹き飛び、無我夢中で読み終わってしまいました。
    最終巻、楽しみで仕方ないです。

    投稿日:2023.11.01

  • Madder

    Madder

    いよいよの海戦…に至るまでの話が凄か
    った。眞鍋も村上も沼間も児玉も雑賀もそれぞれの立場で熱い。冷静になると馬鹿でもその熱さがまたいい。この戦の行方と、景が目的をはたせるかどうか…とても気になります。

    投稿日:2023.09.15

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