【感想】ユーロから始まる世界経済の大崩壊 格差と混乱を生み出す通貨システムの破綻とその衝撃

ジョセフ・E・スティグリッツ, 峯村利哉 / 徳間書店
(4件のレビュー)

総合評価:

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  • EUと現在のユーロはあいいれない?

    崇高な目的のために誕生したEUが、ユ-ロの導入によってEUそのものが、危うくなっている。そのためには、ユ-ロに柔軟性を持たせることが必要であるという考えから、将来のユ-ロについての提言がされています。10~20%の失業率が継続している国の経済状態は、どう考えてもおかしいのであって、為替レ-トの変動と同じ経済効果を持たせるために、ユ-ロの分割、債務国であるギリシャなどのユ-ロからの一時的離脱などについて触れられていますが、同時にドイツの一時的離脱も必要であるのいう考え方は、新鮮でした。続きを読む

    投稿日:2016.11.03

ブクログレビュー

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  • bookcolourist

    bookcolourist

    ブレグジットをきちんと理解したくて、まずはユーロ圏のことから知ろう、と思い読み始めたけれど、難しくて読み進むのに時間がかかった。高名な経済学者の方が書いた本だから、本当はユーロについて、そして金融、経済についてある程度知識がある人が読んだら面白いのだと思う。
    ただ、ギリシャの経済危機をかなり取り上げていたので、当時新聞やニュースでさらっとしか知らなかったことを、危機が起きた理由、危機後のことまで知ることができた。
    続きを読む

    投稿日:2019.02.22

  • showide

    showide

    経済統合を政治統合より優先させたことにより、巨大資本優先の政策が強まり、国家間、個人間の格差拡大に通じている。
    ヨーロッパの連帯と協調が進み、課題が解決していくことに期待したい。

    投稿日:2018.03.03

  • tamamura57

    tamamura57

    ばら色の夢を描いてスタートした単一通貨ユーロが格差と混乱を生み出しているとして糾弾、経済と政治は不可分として政治的な統合を推し進め規制などで市場を管理するか、円満な離婚を提唱。ブレグジットに際して、エマニュエル・ドット氏が「問題は英国ではない、EUなのだ」と看破したのは決してフランス人お得意の皮肉ではないのだ。続きを読む

    投稿日:2017.01.29

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