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道尾秀介 / 中央公論新社 (87件のレビュー)
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総合評価:
maxseki
1
悲しくも前向きになれる物語
タイトルから喜劇を想像していたのですが、実際は悲しいピエロの仮面をかぶった人々の物語でした。(ハーレキンとは道化師のことです。)息子と妻を失い、人生のどん底を迎えていたホームレスの主人公。日々もがき苦…しみながら生きて行くのですが、やがて自分そして仲間の、他人には決して見せない顔が浮かんできます。自分は他人からどのように見えているのか?自分はどんな仮面をかぶっているのか?そんなことを考えさせられる、悲しくも前向きになれる物語です。続きを読む
投稿日:2016.12.10
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tetetete
後悔を抱えていきるホームレス職人の話
後悔を抱えていきるホームレス職人のもとに若い女性が弟子入りしていく。変な設定だが、不穏な空気がずっと漂い進んでいく。この作者の本は、向日葵のさかない夏のイメージが非常に強く、最後にどんだか落とされるの…だろうと読み進めていたが、いい意味である程度いい感じに落ち着き、過去との決別を果たし再出発をはたす主人公という感じでよかった。続きを読む
投稿日:2016.08.13
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まよひが
道尾秀介さんの作品は背の眼以来 ホラーでも怖い話でもなかった 最後、希望が残るエピローグでよかったけど、少し物足りない気もした
投稿日:2024.05.09
2020925番目の読書家
ミステリーやと思ってたらめちゃめちゃ心えぐられてしんどくなっちゃった本。 疫病神といえば、ずっと「ジョーブラックをよろしく」の死神の感じで、低めのちょっと小馬鹿にしたような喋り方っていうイメージ。東口…は正体を知るまでどんな声で聞こえてたんかな。続きを読む
投稿日:2024.01.28
taka
冒頭からの暗い雰囲気のストーリーかと 思っていたが、主人公の東口には、不幸 な過去があり、わだかまりを抱えて、ホ ームレス仲間と暮らしている。 東口と関わることになった奈々恵にも、 暗い過去がある。 …ラストに向けて、人生を変えていこうと 気持ちが切り替わるあたりで、ホームレ ス仲間を巻き込んだ事件に遭遇。 ハーレキンという意味が途中で、明らか になり、世の中の人は、大なり小なり、 皆、ハーレキンのようだと思った。 数ある道尾秀介作品の中では、印象に残 る作品であった。続きを読む
投稿日:2024.01.13
みたらし娘
ミステリーでもないし、どんでん返しもないけど面白かった! 登場人物のキャラもみんないい感じ。 少し前向きになれた気がする
投稿日:2023.12.09
やはもん
このレビューはネタバレを含みます
友人Kからお下がりでもらった一冊。 読み始めの印象としては、「これまで読んできた道尾秀介の小説とはちょっと色が違う」だった。 特に前半は大きな波があるわけでなく、緩やかに時間を読んでいるような感覚。 後半(後ろ1/3くらい?)に差し掛かり、物語はぐらっと動きを見せた。 そこからのテンポ感に「これこれ!」と思わされ、一気に最後のページまで読み切った。 謎の館の謎の人間たちが一体何者なのか、思ったほど詳しく描かれることはなかったけれど、そのファジーさが物語の広がりを作り、そんな世界がこの世界のどこかにあるように感じる。 生きているのか死んでいるのかわからない登場人物達の「生きていく」姿が明るくて心地よかった。
投稿日:2023.11.24
おみ
どこで見ても、道尾秀介先生作品としては評価(内容は見てない)が少し低めだったのでどうなのかしら?と思ってみてみました。 確かに、道尾秀介作品として伏線やどんでん返し等を期待すると期待はずれの様な残念な…気持ちになるかもしれないけれど、人間のテーマというか過去と未来、トラウマや心の葛藤が描かれていて今の私にはどんぴしゃの作品でした。 淡々と読み進められます。続きを読む
投稿日:2023.11.23
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