【感想】シルバーアート ―老人芸術

鞆の津ミュージアム / 朝日出版社
(1件のレビュー)

総合評価:

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  • 生きる欲求そのものがかたちになる。

    古い街や暮らしが残る街、鞆の浦で築150年の蔵がアール・ブリュット専門の美術館として生まれ変わった。

    ”アール・ブリュット”とは、「正規の美術教育を受けていない人が自発的に生み出した、既存の芸術のモードに影響を受けていない絵画や造形のこと」(Hatena keyword)

    これまで「ヤンキー人類学」展や「スピリチュアルからこんにちは」展など斜め45度から突き刺さる、
    印象深い展示を行ってきた鞆の津ミュージアムが「花咲くジイさん ~我が道を行く超経験者たち~」と題して行った、
    老人とアートの展覧会図録が本書。

    エクセルのオートシェイプで絵を描く老人や
    老人ホームに入った90歳から絵を始めたひとがいるかと思えば、
    蛭子能収やドクター中松までアール・ブリュットの枠内で語られる。

    既存の技術的に優れたことを基本とする”美術”ではない、
    生きる欲求そのものがかたちになったまさにアール・ブリュット=生きた芸術。
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    投稿日:2015.09.30

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