【感想】知らない映画のサントラを聴く(新潮文庫nex)

竹宮ゆゆこ / 新潮文庫nex
(66件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
11
20
20
4
1
  • ハチャメチャなのか計算なのか

    無職女子とコスプレ男子が突っ走る謎のラブコメ。無職女子は便所サンダル愛用、コスプレ男子は(「男の娘」とかじゃなく)普通に変態系のコスプレで、2人とも20代です。
    尖っているのはキャラだけではありません。ストーリーはストーリーで、かなりハチャメチャな感じに進みます。すでにプロローグの時点で「どうなるのこれ?」という感じでしたが、結局、ラスト近くになるまで展開が読めませんでした。これを計算で書いているとしたらすごい。
    コメディらしい笑いの中にも、鋭い棘や温かさが感じられ、読後感もとてもよかったです。単なるラブコメにとどまらない、広がりのある作品だと思いました。
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    投稿日:2015.02.26

ブクログレビュー

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  • コルベット

    コルベット

    友人から面白いからと
    押しつけ否プレゼント
    されました(笑

    実際とても面白かった
    です♪

    ストーリーがどうのと
    いうより登場人物たち
    の掛け合いが◎

    親友の不慮の死を防ぐ
    ことができたのではと、

    思考のぐるぐるループ
    に嵌ってしまう主人公。

    あのときもしも、私が
    こうしてたらあの子は
    死なずにすんだのでは
    ・・・

    でもそしたらやっぱり
    ・・・

    でも、あのときもしも
    私がああしてたら・・・ 

    ひたすらその繰り返し。

    一度ならず、あのとき
    もしも畑に行ったこと
    のある身として、

    身につまされるものが
    あります。

    そこぐるぐるしてても
    本当に仕方ないよって。

    そんなの言いだすなら、

    あのときもしも、寝坊
    しなかったらその親友
    に出逢えてなかったと、

    そこまで遡ってほしい。

    一つでもずれていたら
    今もまったく違う場所
    にいて、

    まったく違う人たちに
    囲まれていたかもしれ
    ないと気付いてほしい。

    この世界のなにもかも
    を自分の思いどおりに
    コントロール出来ると、

    そう思いあがっている
    から、

    苦しみが絶えないのよ
    と。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.15

  • どみの

    どみの

    それならここに現れて、走り出したこの命を止めてみろよと枇杷は思う。現れてくれよ。目の前に。
    綺麗な終わり方。魂を燃焼させるような熱さがたまらない。恋愛小説らしからぬ紛れもない恋愛小説。

    投稿日:2023.12.27

  • pbh23864

    pbh23864

    年をまたいで読むことになってしまった。

    「とらドラ」の作者が描く、引きこもり無職ストーリー。

    コメディタッチが終盤に入ると少し崩れかけたが、何とか持ち直したか、というところ。

    どこまでも暗くなってしまいそうな題材ではあるが、そこは暗くさせ過ぎず、かといって暗さ

    が全くないというわけではない点をきっちりと描いている。

    ライトノベル調ということもあり、読みやすい。
    続きを読む

    投稿日:2022.09.13

  • bero0930

    bero0930

    このレビューはネタバレを含みます

    無職の主人公、錦戸枇杷 23歳、昼間家事&ゴロゴロをしながら、夜な夜な便所サンダルで泥棒を探す日々

    アメリカからの帰国子女 主人公の親友 清瀬朝野 行動がただ自由の国アメリカっぽい

    コスプレ変態強盗 朝野の元カレ 森田昴 セーラ服のコスプレをしている変態一等賞野郎

    アメリカ朝野を中心に知り合った便所サンダルと変態の物語

    主人公のツッコミのワードセンスが個人的には好き

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.01.02

  • もっぴぽ

    もっぴぽ

    途中でつまらなくなっちゃうかも、と思って読み続けて、また展開が上がってきて、少し微妙になってきて、となんだかんがで読み終わったら、まぁまぁ良かったかも?と思える自分の中では珍しい一冊。

    投稿日:2021.10.01

  • mayuko

    mayuko

    このレビューはネタバレを含みます

    面白かった!枇杷と昴、枇杷と朝野の掛け合いのテンポ好き。
    小説のテーマのひとつが回転なんだけど、ラストまで読むと冒頭のシーンに繋がってまた物語がまわりだすって構成すごい!!
    作者の他の作品も読んでみたくなった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.09.23

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