【感想】脳科学からみた「祈り」

中野信子 / 潮出版社
(32件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
7
7
5
5
0
  • 脳科学からみた祈り

    祈ることが脳にどのような影響を与えるか与えていたのかが少しわかった。
    考え方により幸せな将来が垣間見えた気がした。

    投稿日:2015.12.28

  • 牽強付会かな

    この著者の本は面白いのが多いけど、この本はちょっと疑問。
    「祈り」をテーマに書かれているが、少々こじつけな所もある。述べたい意見に、これまでの脳科学分野の研究結果を拾ってきてくっつけている感じ。
    一番変と感じたのは、「南無妙法蓮華経」のお題目の音韻分析をしているところ。お題目にはマ行、r,kが含まれていてそれぞれの長所を述べていて、響き自体に、深遠な意味合いや力強さを含んだイメージがあるとか。じゃあ、「みなころし」も同じなの? その上「法」は「母」に通じるって・・かなりトンデモな感じがします。
    長くない本なのですが、途中で流し読みしてしまいました。
    続きを読む

    投稿日:2017.08.31

ブクログレビュー

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  • きこり

    きこり

    宗教にハマる人の理由を知りたくて、祈りについて読み始めました。感覚的に本書の祈りと宗教の祈りは毛色が違うと感じたし、意志に近いものを感じた。
    自己範囲を広げるということは某R社の圧倒的当事者意識と同じだし、生物学的や脳科学に裏付けられたビジネスの原理原則ってあるもんだなぁと勉強になりました。続きを読む

    投稿日:2023.08.24

  • 小久保圭造の本棚

    小久保圭造の本棚

    脳科学的にも
    『利他』が
    正しいと再認識

    科学は良いな。

    脳科学は良いな。

    感情や行為を
    数式化できる

    投稿日:2022.08.11

  • あじの開き

    あじの開き

    文字が大きく行間も広いので少し驚いた。
    人の幸せを願うことで自分も幸せになるという話だった。
    最初の話の浮気されたけれど旦那も浮気相手も幸せを願う話のインパクトが強くてそれに引っ張られたな。この本を読み終わってそのことはさらによくわかるし「不倫」の本を読めばさらに実践の助けにはなりそうだけど怒りとか絶望沈めて無理に祈るのってきついけどな…その精神の動きの過程の方が興味そそられちゃったよ続きを読む

    投稿日:2022.07.26

  • うえけん

    うえけん

    <感想>
    脳科学から見た「祈り」という利他的行為の効果を解説している本。祈りという言葉から、スピリチュアルな印象を持つが、内容は科学的見地から人間が他者のために行動するメリットを語っている。

    <アンダーライン>
    ★★誰かに対して怒り・妬み・恐れ・不安といったネガティブな感情を持つと、それが社会的には「あまりよくないこと」であるとされているのを自分の脳はわかっていて、「ストレス物質」であるコルチゾールという物質が分泌されます。
    ★コルチゾールは脳内で過剰に分泌されると、「記憶」の回路で中心的な役割を果たす、「海馬」という部位が委縮してしまう
    ★前向きな心でいるとき、笑顔のとき、感謝の気持ちを持つとき、脳内にはベータエンドルフィン、オキシトシンなどの脳内快感物質が分泌されます。「よい祈り」とは、祈っている当人の脳にもよい影響を与え、幸福感を与えるものにもなるのです。
    ★★競争や勝負に勝つことを祈る時、敵(競争相手)の失敗や不幸を祈るのではなく、「この勝負を通じて、ともに成長していこう」と、大きな心で相手の幸福も祈ることができたとしたら、それは「よい祈り」となって、自らの幸福にもつながっていくはずです。
    ★展望的記憶
    ・「来週の水曜日に○○さんに会う」という予定を記憶していることが、展望的記憶です。ちなみに、認知症患者では、この展望的記憶の能力が極端に低下しています。
    ・展望的記憶の能力が低い場合、「こうなりたい」というヴィジョンに乏しく、目標達成への地道な努力も苦手で、何をするにも意欲がわきません。
    ・人間が未来をいきいきと思い描くときに海馬の活動が活発になる
    ★★★そもそも祈りとは、本来、未来に向けられるものです。変えようがない過去に祈りを向けても仕方ありません。
    ★亡くなった方のことを祈る場合でも、私たちはその人の生命が未来に向けてやすらかであるよう祈るものです。
    ・見返りなど必要ないくらい、大きな快感があるのが本来の利他行動です。
    ・幸福感の源である脳内快感物質ですが、同じ刺激をくり返し脳に与えていると、「慣れ」が生じ、その分泌量はみるみる減っていきます。
    ★★★平穏無事な人生より、さまざまな困難が次々と襲ってくる人生のほうが、それを乗り越えるたびに深い幸福感を感じることができるのです。
    ★「成仏=仏になる」というゴールがあって、そこにたどりついたらもう菩薩行をしなくてもよいというなら、それ以後は脳にとってなんの刺激もない、退屈な状態に苦しみ続けなければならなくなってしまいます。幸福感は感じられず、脳もどんどん衰えていってしまいまうでしょう。
    ・真の仏とは、衆生を救うために次から次へと困難に立ち向かい、利他の行動を生涯最後の日まで続ける存在なのです。脳の仕組みから見ても、それこそが最高に幸せな生き方、脳が喜ぶ生き方だと思います。
    ★ヘルパーズ・ハイ
    ★★逆境に直面したときには、「いまこそ脳を鍛えるチャンスだ!」と心の中で叫んでみてください。
    続きを読む

    投稿日:2021.03.08

  • 筋トレ大好きキャリコンレオナ

    筋トレ大好きキャリコンレオナ

    Brain happiness lies in continuing to learn, grow, and achieve.It is the instinct of the brain to want to know and learn.続きを読む

    投稿日:2020.11.26

  • ハ〜チャン

    ハ〜チャン

    このレビューはネタバレを含みます

    以前から気になってたので、買って読んでみました。

    心から幸せを祈る時、幸せホルモンであるオキシトシンが出る。オキシトシンは幸福感につながり、自己肯定感が高まる。
    人のことを自分のことのように考える力が人間にはある。そのため人のことを祈り、その人が良い方へ向かったときには自分も幸せに満たされる。
    祈りは自分のとこだけではなく、人のことを祈れるようになるとその祈りの力が発揮されると思いました。

    すごいと思ったことは、夫の浮気相手のことを祈れるようになったとき、夫が浮気相手と別れたということ。祈ることで魅力的な女性自身となった。
    最初は憎しみしかないが、ずっと呪いのように祈り続けるよりも少しずつ良い方へ向かうように祈ることが大切だと思いました。

    南無妙法蓮華経は音韻的にとても良く、意味的にも力強さがあるのには驚きました。

    コロナで悲観的な今、良い方へ向かうように祈っていきたいです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.03.24

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