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いとう由貴, 石田要 / ショコラ文庫 (5件のレビュー)
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憎いのに嫌いになれない…ツボど真ん中設定
王道昼ドラ風なストーリーで、ベタとわかっていても楽しく読んでしまいました。センセの禁忌な設定は、いつもツボど真ん中なんですよね。 好きだった男が自分を裏切り姉と結婚してしまったことを10年も引きずっ…ていて憎しみでいっぱいになっている、駆け出し俳優の秀明視点。彼の心情がとても細やかに描かれていて、気がついたらかなり感情移入していましたw 義人は秀明を嘲笑した上に、秀明の姉と結婚して次期製薬会社社長の椅子を手に入れた、酷い奴なんです。 傷ついた秀明は家を飛び出し、嘲笑されたことを見返すために切磋琢磨して、苦労しながらも俳優として食べていけるようになっていくのですが、父親の死がきっかけではからずも義人と再会することに。 憎いのに嫌いになれない。 この一言でした。 気持ちでは許さないと思っているのに、身体は許してるw 二人がこの先どうなっちゃうんだろうとそればかり気になって、あっという間に読んじゃいました。 エロ的にもいけないことをしている禁忌感バツグンで、萌えました。エロはもうお墨付きの上手さです。 義人の真意がまったく見えない展開なので、そこもミステリアスでよかったです。たまに見せるやさしさに、秀明同様ドキドキしてしまいました…ww 策略家に見えるけど、本当は一番情が深い人です。 子供二人もかわいかったです。男だらけのあったかファミリーになりそうで、キュンとしました。 昼ドラよりすごかったラスボス姉。これ以上周囲に不幸な人が生まれないように祈るばかりです… うまく事態が終結しているので、不倫話なのに後味がよかったです。センセはいつもこういう大仰で王道のドロドロ系を楽しく読ませてくれます。続きを読む
投稿日:2014.12.05
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mira-in
このレビューはネタバレを含みます
なんとなく「このシーンありきだったのでは?」と思うくらい、最後の止めの一撃が良くできていて、その他がちょっと弱かったかなぁ。。。そもそもの10年前の2人を描くことなく台詞の思い出しのみで済ませておきながら、再会後からすぐに揺れてる上に口から出る言葉とは裏腹に手酷く出来ない攻と、10年も経ってるのに裏付けもなくすんなり受け入れる受。。。うーん、残念。
投稿日:2020.08.15
K
▼あらすじ 河原崎秀明の元に製薬会社の社長であった父の訃報が突然届いた。役者になり勘当された身だったが弔問客に紛れ参列すると、最も会いたくなかった姉の夫、工藤義人に見つかる。かつて恋人だった秀明を利用し、次期社長の座についた男は平然と秀明に接してくる。憎くて堪らないのに会えば心が揺らいでしまい、距離を置こうとしていたある日、秀明は姉の不倫を知る。原因はすべて義人にあると思い秀明は彼を責めるが――。 *** 個人的には凄くヒットだった作品です。 結構ページ数多めの小説でしたが最後まで一気に読んでしまいました。 何と言っても攻めの義人がかなり格好良いです。もうそれに尽きます(笑) 44ページの挿絵がいかにも魅力的な悪人という顔なので最初こそ自分の野望の為なら手段を選ばない冷徹な男なのかと思っていたのですが、全然そんな事はなく、寧ろ最初から最後までとにかく一途で優しいキャラでした。 受けの秀明は裏切られたという思いから最初は義人を目の敵にし、とにかく拒絶しまくるのですが後半はもう別人のようです(笑) 過去に自分を裏切った男が憎くて憎くて堪らないけど、やっぱり心の何処かではまだ好きで…という受け心の葛藤や迷い、拒絶しながらも徐々に惹かれていく様子が非常に良く描かれている思います。 全編に渡って心理描写がしっかりと描かれているので感情移入しまくりでした。 背徳感の方もバッチリ伝わって来て思わずドキドキした部分も…(笑) 何だか昼ドラを思わせるようなストーリーでしたが、最後は秀明と義人は勿論、最低な姉まで幸せ(?)になり大団円。 全ての問題が上手く解決して綺麗に纏まる辺りは流石BLといったところ…(笑) 姉の闖入がきっかけとなって秀明と義人の誤解が解け、義人が長年の想いを伝えるシーンは胸に来るものがありましたし、エロも全体的に多いので完成度は非情に高い作品な気がします。 エロと言えば口絵のカラーイラストがめちゃくちゃ美麗なので必見です(笑)
投稿日:2014.10.31
komopy
王道昼ドラ風なストーリーで、ベタとわかっていても楽しく読んでしまいました。センセの禁忌な設定は、いつもツボど真ん中なんですよね。 好きだった男が自分を裏切り姉と結婚してしまったことを10年も引きずっ…ていて憎しみでいっぱいになっている、駆け出し俳優の秀明視点。彼の心情がとても細やかに描かれていて、気がついたらかなり感情移入していましたw 義人は秀明を嘲笑した上に、秀明の姉と結婚して次期製薬会社社長の椅子を手に入れた、酷い奴なんです。 傷ついた秀明は家を飛び出し、嘲笑されたことを見返すために切磋琢磨して、苦労しながらも俳優として食べていけるようになっていくのですが、父親の死がきっかけではからずも義人と再会することに。 憎いのに嫌いになれない。 この一言でした。 気持ちでは許さないと思っているのに、身体は許してるw 二人がこの先どうなっちゃうんだろうとそればかり気になって、けっこう分厚い本だったけどあっという間に読んじゃいました。 エロ的にもいけないことをしている禁忌感バツグンで、萌えました。エロはもうお墨付きの上手さです。 義人の真意がまったく見えない展開なので、そこもミステリアスでよかったです。たまに見せるやさしさに、秀明同様ドキドキしてしまいました…ww 策略家に見えるけど、本当は一番情が深い人です。 子供二人もかわいかったです。男だらけのあったかファミリーになりそうで、キュンとしました。 昼ドラよりすごかったラスボス姉。これ以上周囲に不幸な人が生まれないように祈るばかりです… うまく事態が終結しているので、不倫話なのに後味がよかったです。センセはいつもこういう大仰で王道のドロドロ系を楽しく読ませてくれます。続きを読む
実野凛
高校の時に家庭教師をしてくれた義人。好きになって触れるだけのキスもした。でも、受験が終わったその日に姉に義人と結婚をすると言われてそのまま家を出てそれから10年なんとか役者で食べられるようになった時、…父の訃報の知らせが。あまりにも若すぎる死に驚きと後悔が。葬儀にこっそり出席したが義人に見つかりそれから2人の時間が進み始める… みたいな感じの話ですが、結構Hバンバンヤっています(笑)ちょっと以外でしたが。 エロいです!あんまり業界の方は書かれていません。 おねいちゃんがなかなかいい味出しています。2人の息子もかわいいですね。続きを読む
投稿日:2014.10.16
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