【感想】ACCA13区監察課 6巻

オノ・ナツメ / 月刊ビッグガンガン
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
8
5
2
0
0
  • ムギマキの食パンはどこで食べれますか??

    ACCAは文化が全く違う13の区の魅力、そしてそこに働く人々の魅力に溢れていて、読んだ後には自分が世界一周してきたみたいな気持ちになれます。
    最初はユルイ男だなくらいにしか思っていなかったジーンが、時折見せる人間らしい面や、本部長への淡い恋心を通じて、どんどん魅力になっていくし、妹のロッタちゃんをめぐるオカッパ警官と王子のお付きの男の子の友情もとても可愛い。
    とにかく読んだあとには食パンが食べたくて仕方なくなります。オノ・ナツメ作品サイコー!
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    投稿日:2017.11.16

ブクログレビュー

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  • quatorze

    quatorze

    このレビューはネタバレを含みます

    そうきたか! 課長の正体が最後に明かされる。アーベントだったんだ。そしてニーノの報告すべき上司。フラワウの事件、ニーノを解放するジーンの言葉。これからは今まで通りに悪友として。クーデターの顛末も鮮やかに、フラワウの思い通りにはならない。すべてが終わってからの様々な人のその後も少し描かれている。カナリーが回復していてよかった。ちょっと天然っぽいロクステッラかわいい。

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    投稿日:2020.08.15

  • akikobb

    akikobb

    13の個性的な自治区からなる架空の国家「ドーワー王国」で、100年の平和を破るクーデターの噂が。「生来の巻き込まれ型」である主人公ジーンは、己の数奇な運命に翻弄され、れれれ、みたいな話。

    そんなようなストーリーそのものもまあ面白かったし、キャラクターたちもそれぞれかっこよかったりかわいかったりでとても良いんですが、それよりも私が惹かれたのは、いわゆる世界観ていうんですかね、その13の自治区っていうのがみな独自の地形や気候のもとにあり、文化も異なり、住民の肌の色、髪の色、体格、気質、などをとってみてもそれぞれ違った特徴がある、つまりドーワー王国は多民族国家なわけです。そこで人々が自区の文化に誇りを持ちながら、同時に他区の文化をも尊重し、互いに認め合って、国全体の暮らしが良くなっていくことを目指して暮らしている姿、というのになんだかグッとくるのです。

    例えばスターウォーズで。
    酒場で、人間っぽいのと火星人っぽいのと獣っぽいのとが、普通に商談してたり、一緒にバンド組んでたりする、あの感じ。

    例えばサガフロ(昔プレステでやったゲームね)で。
    ヒューマン、メカ、モンスター、妖魔、といったそれぞれ戦い方や成長の仕方の異なる種族に属するキャラクターたちが力を合わせて共に戦っていくあの感じ。

    あの異種族共生感が私どうも好きみたい、、ということに気付いた読書であった。

    もちろんこれらの作品世界にも、差別的なことをしたり言ったりする人たちもいるんだろうけれど、それでも少なくとも建前としては「私とあなたは異なるけれど対等、という意識が善である」という思いがもう土台として共有されている世界であるように見える、そこに「いいなあ」と憧れてしまう。
    (それでいうとディズニー映画のズートピアは、そんなユートピアを目指してはいるがなかなか難しい、というところを描いており、より現実的。なので作品としては好きだけどここで述べている私の「いいなあ」琴線には触れない。)

    それからまた、この作品は"飯テロ"的な側面もあり、マンガの中のお菓子や食パンが美味しそうで美味しそうで…。
    このせいで、最近は焼きたてトーストを食べるのがマイブームでしてね…食べてるのはなんてことないただのトーストなんですが、
    「あーあの美味しそうに見えてたまらなかったトーストを食べている…」
    ってだけでなんだかすごく満たされる、我ながら安上がりな女。
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    投稿日:2019.07.12

  • hhhtmcnerd

    hhhtmcnerd

    このレビューはネタバレを含みます

    息子のお気に入りの漫画で熱心に勧められたので読んでみてハマりました。しっかり練られた物語でとても面白かったです。
    この地球上のすべての気候や産業や文化を13種に大別して一つにまとめた架空の国「ドーワー王国」13の地域それぞれに文化や産業に特色があって国柄と言うか県民性の違いがとても面白い。そんな国の平和と国民の安全を守る組織ACCA。一見して平和に見えるその国で噂されるクーデターの話…物語のあらすじはそんな感じ。書き込みの少ないあっさりとした画風でとても優しい人たちがたくさん出てくる物語。クーデターの動静がどうなるのか革命モノとしてのドキドキ感も主人公が飄々としてるので一風変わった感があって新鮮ですし、場面場面でのネタバレというか言葉で得られる情報量が少ない上に余韻のある表情の描き込みが多いので物語の展開が先読みを許してくれない。だから余計に想像力を掻き立ててくれます。13に分かれた各地域の特色も世界中の地政学的な力関係や環境が醸成する国民性の違いが現実的だったりするところもすごく面白いんです(^^) 賑やかせとして登場する脇役達がお菓子やお土産にやたら食べてばっかりだったり、主人公を含め皆が食パンに執着があったり。そこに出てくるスイーツやパンはどんな味なんだろうなって食べてみたい欲求を喚起しますね(笑)
    全部で6巻しか有りませんが読み応え十分な素晴らしい作品だと思います。オススメです(^^)

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    投稿日:2018.07.07

  • 素以

    素以

    完結。やはり傑作。無血のクーデターの場面がややするっと進み過ぎな感はあるものの、最後までACCAらしい展開を貫いていて良い。ジーンとロッタとニーノの食事風景が愛おしい。大好き。

    投稿日:2018.06.27

  • R

    R

    最終6巻まで読了。この作品の世界観をみごと2時間の舞台にしてたのさすがだったなー。オノ先生も2回も観劇に来ていたようだけど、ほんとACCAの魅力が詰まってた。マンガ最後まで読まずに観劇して、それは正解だったと思うけど、話を知った今、もう一度見れたら良かったな。舞台ではジーンと本部長の関係はそこまでしっかり描写されていなかったので、この恋心を知った上でもっかい2人のシーンを見たい。続きを読む

    投稿日:2017.11.15

  • 如月

    如月

    おじさまも良いけど、女もカッケー!
    ずーっと読んでいたかった。

    あのサンドイッチのお店(パン屋?)でふかふかでゴロゴロのハードパンに色々入れて食べたいよー。←語彙崩壊

    投稿日:2017.09.26

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