【感想】異形にされた人たち

塩見鮮一郎 / 河出文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

平均 3.2
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  • 歴史的背景が理解できます

    坂上田村麻呂の東北成敗から、現在に至るまでの、日本における差別発生の歴史的背景が、理解できます。

    投稿日:2015.11.28

ブクログレビュー

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  • NKbook

    NKbook

    乞食、売春婦、ハンセン病患者、辻芸人、サンカ、アイヌ、俘囚、障害者。江戸よりはるか昔から存在し、社会システムの下層を支えていた人々は、維新後の西欧化社会の中で「近代の目」により「異形の人」として再発見された。じゃあ彼らの歴史や社会はどういうものであったのか、彼らはどの様な存在だったのかを紐解き考察する秀作。

    「近代の目」の例えとして出てくる徳冨蘆花、夏目漱石のエピソードは面白かった。漱石に至っては今感覚では差別主義者全開だろうが、それが明治期一流の知識人である事も感慨深い。

    三角寛は置いといて、鷹野弥三郎、石角春之助、菊池山哉と行った在野の研究者を知れたのは良い経験だった。
    続きを読む

    投稿日:2021.07.14

  • kaze229

    kaze229

    日本に暮らしていながら
    知らないことが あまりにも多い
    一つ知れば 知らないことがいくつも
    生じてくる

    歴史的な変遷の中で
    文字を持つことを許されなかった
    文字を持つことがなかった
    被差別の立場に置かれた
    人たちの存在を考える時、
    「知らなかった」ことが
    山ほどでてくる

    塩見鮮一郎 さんの著作に
    触れるたびに
    「あぁ 知らなかった」
    「へぇ そんなことも」
    が増えていくことが
    なににもまして刺激的である
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    投稿日:2020.12.11

  • よおこ

    よおこ

    サンカのことを知りたいわけで、著者ご自身のこととか、他の研究者のこととかを読むのがつらくなり、ななめ読みで終わってしまいました。いつか心と時間に余裕のある時に再読します。

    投稿日:2014.09.23

  • takeoff

    takeoff

    「貧民の帝都」が良かったので、作者つながりで読んだ。つまらなかった。
    「別所」、「案下」ぐらいかな。

    投稿日:2013.07.07

  • katsushelf

    katsushelf

    なんとも不思議な内容だった。
    身分の無い人々に関する内容。
    本書を読むまで全く、認識もしていなかった存在ではあったが、確かにそういう人たちもいたのだと想像出来る。
    もし、自分がその時代に生きていたとするならば、どのように異形の人たちをどう感じるだろうか?続きを読む

    投稿日:2011.03.21

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