【感想】茶坊主漫遊記

田中啓文 / 集英社文庫
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
2
3
6
1
0
  • まるで講談的な 

    ブラウン神父を日本のお坊さんに置き換えたミステリです。(そのまんまですけど) 
    ブラウン神父の逆説は、この本でも展開されています(もちろん、ネタは別物ですけれど)が、
    寧ろ読みどころは、講談的な展開かもしれません。
    ブラウン神父物は、幻想的な雰囲気で逆説を納得させるのですが、
    こちらは茶坊主は、東野英治郎氏の水戸黄門を思わせることやあの柳生十兵衛が銭形警部よろしく茶坊主を追っかける
    アップテンポな勢いで逆説を納得させているような。
     尚、これを読んだ後、思わず山田風太郎氏の忍法魔界転生を読んだのは、個人的な好み、ですけれど。
    続きを読む

    投稿日:2013.12.13

ブクログレビュー

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  • 三田主水

    三田主水

    http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2012/03/post-fee1.html

    投稿日:2020.03.24

  • りぶれ

    りぶれ

    諸国を漫遊するずんぐりむっくりな老僧の正体は、処刑されたはずの石田三成…。旅の目的はやはり生きていた秀頼と国松の企みを諌めるため…。途中、柳生十兵衛に命を狙われ、天草四郎をたしなめ、宮本武蔵に出会い。歴史謎解きバラエティ。やや方言に読みにくい所もありましたが終始軽快で、サクサク読めました。知恵者だけあって三成の謎解きは鮮やか。修羅場をくぐっているので思慮深く、達観していて言葉も重い。本来の歴史がどうであったか、真実は知る術もなく。ただ、実は生きていた…と言われる人は愛されていたんだろう、と思います。続きを読む

    投稿日:2015.11.09

  • おおたろう

    おおたろう

    久しぶりに読んだ時代小説だ。
    石田三成が生きていたという痛快な設定が如何にも面白かった。
    三成も生きていた、秀頼も生きていた。旅の目的が最後まで明かされることなく柳生十兵衛との掛け合いがちょっと物足りない感じがする。続きを読む

    投稿日:2014.10.01

  • みっきぃ

    みっきぃ

    ユーモア時代ミステリ。期待していたほどではないけど、思いの外いろんな人物が登場したので、それなりに楽しめた。

    投稿日:2013.06.16

  • tuppence

    tuppence

    なんだか、どこぞのご隠居様を彷彿とさせるお話だわ(笑)
    史実の裏を描いて見せるこういうお話ってかなり好き。
    でも、ラストがちょっと釈然としないので★は3つ止まり。
    彦七のキャラはかなり好み。

    投稿日:2013.01.27

  • rauya

    rauya

    このレビューはネタバレを含みます

    こう言う石田三成は読んだことがなかった。これは面白い。

    田中啓文節、と言うのか、突き抜けすぎのダジャレとビロウな話がなくて、ちょっとおや?と思ったけれども、面白さは相変わらず。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2012.12.03

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