【感想】四月は君の嘘(4)

新川直司 / 月刊少年マガジン
(39件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
11
12
6
0
0
  • ライバルたち通して

    本巻はコンクールの中の話です。
    主人公 有馬公生のライバルたちの物語で、幼少期の有馬とライバルの彼らと繋がる物語を描いています。この巻で思うのが、本作品のテンポの良さ。
    描きたいエピソードを、シンプルにテンポ良く描いていて、中弛みを感じさせません。
    本巻にて、ライバルの姿を通して、主人公の姿、キャラクターを洗い出しています。
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    投稿日:2015.07.12

  • 演奏家は触発し合う

    武士(正確には前巻)と絵美の演奏に込められた感情を受け取る公生、それと共に思い出される過去。前に進むにあたって、避けられない過去についても描かれます。演奏シーンが多い中で、うまくエピソードを盛り込んでいて、単調さのない構成力はさすがです。

    絵美の公生を否定する・・という言葉の真意が素敵です。最強王者の公生を追い求める武士との差別化もされていて、公生がどちらの方向に進んでいくのか?と目が離せません。
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    投稿日:2016.03.03

ブクログレビュー

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  • yajion

    yajion

    主人公のライバルであると同時に、主人公に心を動かされた人たちの話が描かれます。

    この巻も、ここだけ読むとアツいライバルの登場かと思いますが、後になって読み返すと、また違った風にも読めます。
    自分の何気ない行動が人に何かを伝えて、また回り回って自分に返ってくるような。

    余談ですが、比喩に花を使うところは情緒を感じていいなと思います。
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    投稿日:2020.02.03

  • うらぐ

    うらぐ

    初読。思春期・青年期におけるライバルの存在は、とても大きいものだという考えに同意。もっとも同士ではダメなのかと言われれば、そんなことは毛頭ないだろう。それに大人になっても、競争する相手がいることは自らのモチベーションたり得ると思う。何にせよ、目標に向かって仲間と共に進む姿は美しい。
    ピアノを弾くことは、あの日から公生にとっての罰だった。愛していた者が、死してなお対象の心を縛りつける。
    それはそうと、「作者がストーリーを構築したいがために、作者の意思をキャラクターに喋らせる」がところどころ前に出てくるようで、少し気にかかる。勿論物語はそういう面もあるのだろうが。ストーリーを読むスピードに影響はないので、気にかかる程度で。次巻も楽しみ。
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    投稿日:2019.02.21

  • おにけん

    おにけん

    このレビューはネタバレを含みます

    2018/6 コミック6冊目(通算23冊目)。コンクールに出場した公正。長年復帰を待ち望んだライバルたちも、その思いをそれぞれにピアノにぶつける。その様は鬼気迫るよう。公正の出番になり、最初は普段どおりに弾けていたがそのうちに母の存在が公正の演奏のリズムを乱していく。どう立て直すのか?。次。

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    投稿日:2018.06.05

  • ホン・ヨンドル

    ホン・ヨンドル

    有馬公生がコンクールの舞台に帰ってきた――。そして、そこには成長したかつてのライバル達が待ち構える。大本命と噂される相座武士は、圧巻のショパンを披露。井川絵見は力強い音色を奏で始める。「有馬公生を否定する」ために弾きつづける少女の旋律とは? そして、ブランクと音の聴こえぬハンデを背負う元天才少年の演奏は?(Amazon紹介より)続きを読む

    投稿日:2018.05.26

  • naaaaatsuk1

    naaaaatsuk1

    このレビューはネタバレを含みます

    毎報コンクール後半。有馬公生だけを目標にピアノを弾いてきた武士と、有馬公生を倒すために否定するために弾き続けてきた絵見。今巻は絵見の演奏。多才で無限の可能性があった絵見は5歳で公生のピアノに感動しピアニストを目指した。同い年の子2人に大きな影響を与える公生はホントにすごかったんだろうなぁ。そして公生の演奏が始まる。他人に興味がなかった公生が他のピアニストたちに触発されて、止まっていた時間が動き出す。舞台に向かう公生の、音楽はこんなにも血が沸るものだったんだっていう言葉が印象的。でもピアノのすぐ真横に母親の影を見てしまう公生。このお母さんが表情ないし車椅子だし何回見ても慣れない。もはや怖い。弾き始めてからの公生の子どもの頃の思い出が辛すぎ。母親に喜んでほしかっただけなのにってやつ。そしてまた音が聴こえなくなったところで終わってしまった。コンクールなのにどうなるんだろう。

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    投稿日:2018.03.24

  • 夢色

    夢色

    このレビューはネタバレを含みます

    【あらすじ】
    有馬公生(ありま・こうせい)がコンクールの舞台に帰ってきた――。そして、そこには成長したかつてのライバル達が待ち構える。大本命と噂される相座武士(あいざ・たけし)は、圧巻のショパンを披露。井川絵見(いがわ・えみ)は力強い音色を奏で始める。「有馬公生を否定する」ために弾きつづける少女の旋律とは? そして、ブランクと音の聴こえぬハンデを背負う元天才少年の演奏は?

    【感想】

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    投稿日:2017.08.12

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