【感想】黄色い花の紅

アサウラ / 集英社スーパーダッシュ文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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  • デスニードラウンドと比較して

    女子高生バイオレンスアクションですね。デスニードラウンドではこのタイトルでレビューを書きました。
    デスニードラウンドと本作はコンセプトは同じです。まあ、こっちの方が古いわけですが。ただ、銃へのこだわりや、アクションシーンのディテールはこっちの方が上です。主人公が銃を持って人を殺す決心をするまでの心理描写も細かいです。更に作品世界はほぼ現実世界で、銃撃戦があるというシチュエーションのリアリティもこっちが上です

    じゃあ何が違うのかというと、エンターテイメント性です。あっちにはベン・トーを書く事で身につけた、喜劇性や食事シーンが加わっています。こちらは真面目なアクションなんですが、それだけに読んでいて息詰まる感じがあります。コメディでない、オリジナルアサウラを楽しみたい人は、ベン・トーじゃなくて、デスニードラウンドやこの作品の方が良いと思います。コメディは作者がアイデアに枯れて書けなくなるまでの期間が短い人がほとんどですので、アサウラの将来作品はこの路線の一般小説になるかも知れません

    しかし、このレーベルも、よくこんな内容で新人をデビューさせたと思います。クオリティには全く問題ありませんが、内容がなあ。でも、それで次にベン・トーを書かせたんだから、編集者も凄いと思います。星3にしましたが、4でもいいかなあ

    アサウラのファンにオススメします
    続きを読む

    投稿日:2013.10.19

ブクログレビュー

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  • bwv232

    bwv232

    一部と二部で語り部が変わるのだけど、紅花の変化(成長?)で随分と印象も変わる。
    奈美恵の活躍をもうちょっと見たかったなぁ。

    投稿日:2017.04.01

  • I.C.E.9

    I.C.E.9

    自衛手段として銃の所持が認められた日本、暴力団組長の令嬢紅花は組織間の闘争に巻き込まれその渦中に身を置くことに。守られるだけの身であった彼女だが、よく慕う女性が傷ついたことをきっかけに自身の身を守るため、そしてこれまで状況に流されるばかりで主体性の無かった自分を変えるために闘うための力を欲し銃を手にする。彼女がその闘いの先に得るものとは。
    登場する大人のキャラたちが非常に魅力的だった、主人公の紅花の闘いの過程も丁寧で楽しめた。作者の銃に対する熱い思いもひしひしと伝わってきた。
    続きを読む

    投稿日:2012.12.19

  • slyman

    slyman

    俺くらいのぬるいガンオタには丁度いい銃器アクション。アクション内容、薀蓄ともにガンスミの7掛けくらいだったが、それなりに楽しめた。

    投稿日:2006.10.13

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