【感想】ボッコちゃん

星新一 / 新潮社
(501件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
187
171
97
5
2
  • 何で、ボッコちゃんなんだろうね?

    星新一さんの、ショートショートを集めた名作集です。
    タイトルの、ボッコちゃんをはじめ、不朽の名作「おーい でてこーい」も入っています。
    ボッコちゃんは、酒場のアイドル。愛を語るには、難しすぎる。
    名作ショートショートぞろいの中で、代表作としての、ボッコちゃん、なんでこれが代表になったのかな?続きを読む

    投稿日:2016.07.04

  • 名作は古びない

    少し前に、本書に収録の「生活維持省」が、某コミックの元ネタなのではないかと騒動になりました。それで思い出して数十年ぶりに再読してみたのですが、やはり面白い! 単に未来や科学の行く末を予見するだけではなく、世界はこうあってほしい……という作者の思いを感じられる作品群。当時のSF作家の見識の高さに脱帽です。続きを読む

    投稿日:2014.06.11

  • 最初の一冊ならこれ

    作者の自選で、有名な作品がほぼ網羅されています。珠玉の、という以外に言葉が見つかりません。ちょっとした空き時間に少しずつ読み進めました。どなたにも自信を持ってオススメ。

    投稿日:2014.03.29

  • ちょっと時間のあるときにサクッと

    星新一の本はたくさん持っています。
    どれを読んでもユーモアに飛んでいて飽きさせません。
    通勤中に寝る前に待ち合わせ時間までに
    サクッと読めます。内容も良いです。
    星新一を知らない人は、ぜひ読んでほしい続きを読む

    投稿日:2013.11.12

  • おーい。でてこーい

    どれも好きなのですが、収録されている「おーい。でてこーい」は個人的に上位にきます。この作品もそうなのですが、今の社会情勢を予測しているかのような作品がチラホラみえるのも星新一作品が好きなところのひとつです。続きを読む

    投稿日:2013.10.19

  • ブラックユーモア

    昔、国語や英語の教科書に載っていたお話があり、ちょっと懐かしかったです。
    子供の頃は単純に面白いと思って読んでいたのですが、
    大人になってから読むと、何だか読書後の後味が悪いような・・何故だろう(-_-;)
    どれもこれも結末がハッピーエンドじゃないからですかね。
    それでも読みたくなるのは、不思議な魅力があるからでしょうか?
    続きを読む

    投稿日:2013.09.28

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ブクログレビュー

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  • よみよみ読書速報

    よみよみ読書速報

    このレビューはネタバレを含みます

    「悪魔」★★★☆☆
     氷の上で金貨をもらうエス氏がまぬけ。最後はS氏も沈んだ方がインパクトあった。

    「ボッコちゃん」★★★☆☆
     一何が起こったか分からなかったが、最後よく考えたらゾッとする怖さ。青年の薬でバーが全滅したってことか。

    「おーい でてこーい」★★★★☆
     中学の文化祭でこの作品の演劇をしたので思い入れがある作品。何でも捨てられる穴、そんな都合のいい穴なんてないよなー。最後は上空からどんどん物が落ちてきて地獄絵図になりそう。

    「殺し屋ですのよ」★★☆☆☆
     たしかに殺し屋だからといって、映画でよくあるような派手に殺す必要ないのよね。本業が看護婦なら何でもやりたい放題だな。

    「来訪者」★★★★☆
     ロボットに対して美女が誘惑する絵面がシュール。これが放送されたのは恥ずかしいなぁ。でも実際宇宙人が接触してきたら、どう対応していいか分からず慌てそう。他の星の対応も気になるので番組の続きを見たい。

    「変な家」★★☆☆☆
     変な薬のメリットをあまり感じない。作中にもあるようにズル休みくらいしか用途ないなぁ。

    「月の光」★★☆☆☆
     人間をペットとして飼うの気持ち悪い。でも少女は別に主人のこと嫌ってる訳でもなく、純粋な愛が成立してるから驚く。

    「ツキ計画」★★★★☆
     うげぇ...最後おしっこ飲まされたってことか。このキツネの騙す能力は使い道無さそうだ。

    「暑さ」★★★☆☆
     殺す対象が段々大きくなってる。最後は人間(結婚相手)をやったような感じで後味わるい。巡査が殺されるんじゃ無いかとビビったわ。

    「約束」★★☆☆☆
     子供が成長して約束を果たせなかったけど、もし約束を守る流れになったら、どうやって大人の嘘を辞めさせたのか気になる。

    「猫と鼠」★★☆☆☆
     形勢逆転して言葉遣い変わるのが面白い。

    「不眠症」★★★☆☆
     最後に夢と現実が入れ替わるのが面白い。薬のために昼夜通しで働かなければならないほどの金額を課せられたケイ氏が可哀想。夢のようには上手くいかず、現実でそんな生活したら身体もつわけない。

    「生活維持者」★★☆☆☆
     ランダムに選ばれた住民を殺して、なぜ生活維持者に繋がるのか謎。最後自分の名前を引いた執行人は運無さすぎ...。

    「悲しむべきこと」★★☆☆☆
     サンタクロースのプレゼントが自腹だったらやってられんな...。

    「年賀の客」★☆☆☆☆
     人間関係がよう分からん。誰が誰の生まれ変わりなんだ?

    「ねらわれた星」★★★☆☆
     皮剥グロ...かと思ったら服だったのね。たしかに異星人から見たら服が皮に見えなくもないか。

    「冬の蝶」★☆☆☆☆
     猿が知能持ってたってこと?長い話の割にパッとしない。

    「デラックスな金庫」★★★☆☆
     「趣味となると人は盲目的に金を使い、後悔しない」という一文、自分にも心当たりがあり刺さった。ゴキブリほいほいの如く泥棒をおびき出して捕えるのはナイスアイデア。好きなことで稼げる仕事してる主人公は幸せそうだ。

    「鏡」★★★☆☆
     悪魔より残虐性が増してく夫婦の方が悪魔だった。

    「誘拐」★★★★☆
     ロボット博士らしい逆襲撃でラストは痛快。犯人は赤ちゃんを人間だと信じ込ませられたくらいだから、クオリティは相当高かったんだろうな。見た目がリアルな赤ちゃんロボ想像したらちょっと気味悪い。

    「親善キッス」★★★★☆
     オチが面白い。団長たちは美女の肛門とキスしてたってことか...。全員スカートの理由もいつでもすぐに口を出せるためと考えると納得いく。

    「マネー・エイジ」★★★☆☆
     何でも金で解決できる世界だから、金持ちからしたら最高の世の中だろうな。ただ、悪いこと何でも隠蔽出来るなら善悪の判断がつかなくなりそう。

    「雄大な計画」★★★☆☆
     社長にまで上り詰めたらもう報告する必要ないよね。俺でも報告しないと思う。

    「人類愛」★★☆☆☆
     宇宙の果てで妻の浮気相手に遭遇。一生の運を使い果たすぐらいすごい確率だなぁ。

    「ゆきとどいた生活」★★☆☆☆
     テール氏の反応なくて違和感あったけど死んでたのね。手が有能すぎて生活めっちゃ便利そう。

    「闇の眼」★★★☆☆
     眼のない子供気持ち悪い。最後に口調が大人っぽくなったのは怖い。幼稚なフリをしてたのか?

    「気前のいい家」★★★☆☆
     重みで落とし穴に落ちる仕掛けは頭いい。さらにハマった相手を利用して自分の味方につけるのはお見事。

    「追い越し」★★☆☆☆
     別れてから自殺されたら後味悪い。

    「妖精」★★☆☆☆
     願い事2倍ライバルにも効いちゃうから悩むなぁ。

    「波状攻撃」★★☆☆☆
     こんな訪問販売嫌だなぁ。

    「ある研究」★★★☆☆
     人類で最初に火を生み出した人の反応を見てみたい。

    「プレゼント」★★☆☆☆
     6本足のペットが足元サイズって、ラール星の住民どんだけデカいねん。

    「肩の上の秘書」★☆☆☆☆
     肩の上にインコって設定は面白い。しかし、盛り上がりにかけオチも弱い。

    「被害」★★☆☆☆
     どうやって貧乏神閉じ込めたんだろ。神様だから一筋縄ではいかないはず。

    「なぞめいた女」★★★☆☆
     警察と演出家をあざむいた演技力で、次回作の主役は彼女に決まりだね。

    「キツツキ計画」★★☆☆☆
     タカ強し。キツツキ食べるんだ。

    「診断」★☆☆☆☆
     復讐もの?よく分からん。

    「意気投合」★★☆☆☆
     宇宙船目当てじゃなくて、人間の肉を欲してたって終わり方の方が絶望感あってゾッとする。

    「程度の問題」★★☆☆☆
     神経質すぎてものんきすぎてもスパイは務まらない。難しそうな仕事だ、俺には絶対無理だな。

    「愛用の時計」★★★☆☆
     時計が狂ってたおかげで命拾い。K氏の愛情を感じた時計が恩返ししてくれたのか。

    「特許の品」★★★☆☆
     物体はハイになる薬みたいな物か。デメリットなく快感を得られるなら試してみたい。

    「おみやげ」★★☆☆☆
     原爆がなかったら銀の卵がどう人類に影響してたか気になる。

    「欲望の城」★☆☆☆☆
     夢の中で殺されたってこと?

    「盗んだ書類」★★★☆☆
    良心を目覚めさせる薬、元から良心がある人が呑んだらどうなるんだろ。

    「よごれている本」★★☆☆☆
     生贄を探してるくらいだから見た目もっと悪そうな悪魔を想像した。

    「白い記憶」★★★☆☆
     記憶喪失の相手にいきなりプロポーズするの度胸ある。

    「冬きたりなば」★★★☆☆
     軽い気持ちで言った来年がまさか5千年も先とは...時間の流れを地球基準で考えちゃダメね。

    「なぞの青年」★★★★☆
     これが税金の正しい使い方。

    「最後の地球人」★★★☆☆
     地球上に最後の1人とか寂しすぎる。生きる自信ない。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.05.13

  • はな

    はな

    ショートショートが50編も収録されていて楽しめます。面白い作品がいっぱいありましたが、「おーい でてこい」や「ボッコちゃん」など好みです。

    投稿日:2024.05.12

  • fabi@第一芸人文芸部

    fabi@第一芸人文芸部

    1971年発売。50編のショートショートが収録されている。

    1961年に発売された『人造美人 ショートミステリイ』『ようこそ地球さん ショート・ショート28選』の中から19編を選び、さらにほかの短編集に収録の作品を加えて50編にまとめた自選短編集。

    いわば星新一の初期の自薦ベストアルバムみたいなもの。めちゃくちゃ面白いし、何度も星新一節にうならされた。

    有名な『ボッコちゃん』『おーい でてこーい』『生活維持省』『親善キッス』はもちろん、星新一にしては珍しく風景描写が多い文体の『月の光』『冬の蝶』、これぞラストといった『最後の地球人』など作風も豊かでバラエティに富んでいる。特に好きだったのは『鏡』『妖精』『肩の上の秘書』『よごれている本』。

    宇宙船って草原にしか着陸しないのかしら。

    ———紹介(公式より)——

    著者が傑作50編を自選。SF作家・星新一の入門書。
    バーで人気の美人店員「ボッコちゃん」。彼女には、大きな秘密があった……。

    スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群。

    表題作品をはじめ「おーい でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」「暑さ」「不眠症」「ねらわれた星」「冬の蝶」「鏡」「親善キッス」「マネー・エイジ」「ゆきとどいた生活」「よごれている本」など、とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.08

  • TaHi

    TaHi

    星新一「ボッコちゃん」読了。SFにはいろんなジャンルがある。短編集なら個人的な好みが少しあるものの様々なお話を読めて意外な驚きや気づきがあって楽しい。今回は、”ある研究”、”不眠症”、”最後の地球人”が印象深かった。特に、3つ目の壮大なスケールとコンパクトさの著者らしい妙に感銘を受けた。続きを読む

    投稿日:2024.04.14

  • summer

    summer

    有名な作家であることは知っていたものの、一度も読んだことがなかったので購入。人生初のショートショート集です。これが何十年も前に描かれていたなんて、、不思議な感覚です。永く愛される理由もよく分かりました。カフェでの待ち時間なんかに、ぴったりの本だと思います。続きを読む

    投稿日:2024.04.13

  • 北海道たろ丸

    北海道たろ丸

    おすすめ
    おーい、でてこい
    来訪者
    暑さ
    猫と鼠
    生活維持省
    悪魔
    マネー・エイジ
    人類愛
    ゆきとどいた生活
    ある研究
    愛用の時計
    最後の地球人

    投稿日:2024.04.09

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