【感想】オブ・ザ・ベースボール

円城塔 / 文春文庫
(37件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
6
9
12
3
0
  • 荒唐無稽奇想天外

    空から人が降ってきます。そして、それをバットで打ち返す仕事があります。
    そんなぶっ飛んだ設定だけど、降ってくる人間を空高く打ち返すのは、きっと爽快に違いありません。
    しかし、それはそんなに簡単には行かないのです。

    そもそも、いつどこに落ちてくるのかわかりません。
    なんとなく落下地点を予想してみても、果たしてちゃんと打ち返せるのかもわかりません。

    荒唐無稽な舞台設定と、それをバカ真面目に論じる氏のユーモアを思う存分楽しめる処女作『オブ・ザ・ベースボール』と、難解かつ円城塔らしいメタフィクション『つぎの著者につづく』を収録した一冊。

    芥川賞受賞作の『道化師の蝶』は挫折したけど、気になるからもう一冊を探している人にもおススメ。
    続きを読む

    投稿日:2014.11.04

ブクログレビュー

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  • まゆたろ

    まゆたろ

    理解は不要、「読んで、文字を追うこと」を楽しめる本。ファンタジーな夢を文章に起こすとこんな感じなんだろうな、と。

    投稿日:2023.09.09

  • あや

    あや

    …難解としか言いようがない。 空から人が降ってくる街という設定に興味を惹かれて読んでみたが、どこまでも難解な展開でとりあえず、何だこれは…という衝撃しかない。

    投稿日:2023.04.16

  • MS(1763691)

    MS(1763691)

    何故か空から人が降ってくる町と降ってくるその人間をバットで打ち返す仕事に就く男の話。
    こんな小説に評価は要らない。好きか嫌いかだけが問題‥‥‥‥‥‥好きー!
    併録作品もギミック満載のイカれっぷり。

    投稿日:2022.12.10

  • ひるふ

    ひるふ

    『オブ・ザ・ベースボール』でクリストファーラングトンに言及があったかと思えば、『つぎの著者へつづく』では果てしない文章の連関のメタファーにカオスの発展を用いている。やはり円城さんの作品は思考実験のような形をしていて、その仕掛けが見えてくるとまたもう一度読み返したくなってくる。円城さんの作品は本当にどれも読んでいてワクワクした気持ちになる。続きを読む

    投稿日:2019.12.04

  • dai-4

    dai-4

    といいつつ、早速辛い評価をしてしまっている訳ですが(苦笑)。「屍者の帝国」は、あくまで伊藤ケイカクの作り上げた世界観があったからこそ、傑作に仕上がったんですね、きっと。もちろん円上塔に、突拍子もない発想を十全に広げる力があるからこそなんでしょうが、少なくとも本作は、そんな期待を満足させてくれる内容とは言い難かったです。正直、難しくて理解出来ていないだけって言われればそれまでなんですが、いかんせん物語が… 読み進めるのがちょっとしんどかったです。ちなみに表題作で力尽きてしまい、もう一方の作品は読めませんでした。当然、ここのコメントも表題作に対してのものです。続きを読む

    投稿日:2016.09.21

  • uchu

    uchu

    なんどもなんども読んで、読むたび違う顔を見せてくれる話。野球の話だと思ったことはないけど、今見たらタイトルは「オブ・ザ・ベースボール」。ウソだろ…?

    投稿日:2016.07.13

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