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菊地秀行 / ソノラマノベルス (3件のレビュー)
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総合評価:
yakitori
1
菊池秀行の最強シリーズ
高校生でトレジャーハンターの主人公:八頭大(やがしら だい)と同居人の金を見ると欲情する太宰ゆきの2人が毎回狙ったお宝を大国の諜報機関や軍と命をかけて奪い合う。エイリアンがらみのお宝がからむことから題…名にはエイリアン~と付いている、 菊池秀行の原作小説で彼の作品の中では、この「トレジャーハンターシリーズ」が一番好きである。この後に続く「魔獣境」「黙示録」「怪猫伝」「魔界航路」はとにかく面白い。私は魔界航路までをお勧めする。それ以降は作者があまりにも沢山の他の作品を書き出したので1冊の内容自体が薄まったように思う。初期の「吸血鬼ハンターD」、「魔界都市新宿」もそうだが、とにかく1冊に詰め込まれているアイデアの密度がすごい。なんでこんなアイデアをここで出しちゃうのと思うぐらいこれでもかと詰め込まれている。 非常にビジュアルを喚起する小説でとにかく漫画を読んでいる感覚で読める。当時、まったく小説を読まない知人にとにかく騙されたと思って読んでみろ!といって読ませていたが、全員が全員そのあとこのシリーズにハマっていた。それぐらい当時の菊池秀行の小説には勢いがあった。私が思うに作者は大いに楽しんで書いていたように思う。またこのシリーズがその後の漫画や小説に与えた影響は、計り知れない。このあと新書でのバイオレンス伝奇小説ブームを夢枕獏と起こしていくわけだが、その片鱗がこのシリーズにも現れていて、ここまでやっていいんだという前例を作り、規制の多いジュブナイル小説の幅を広げた。(良い意味でも悪い意味でも)そういう意味では、朝日ソノラマの編集者もすごいと思う。 いろいろ書きましたが、「トレジャーハンターシリーズ」は理屈抜きに楽しめる。ライトノベル、ジュブナイル小説と侮ってはいけません。菊池秀行の原点がこの小説にはある!!未読の方は、読むべし! 続きを読む
投稿日:2013.09.24
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妲己
初版を探していた頃を思い出した
八頭大と出会った時、わたしは菊池秀行と言う作家に本腰を入れてのめり込むことになった。 この分野がジュブナイルと言われ、世界ではドイツは東西に分割されて久しく、ロシアとアメリカは冷戦の真っただ中 この世…相を織り込みつつ、スレた物言いの主人公とこれもガッチリ金の亡者な女子高生がトレジャーハントに精を出す お宝をせしめるまでのプロセス、科学とお金を目いっぱい詰め込んだ道具のあれやこれ 多種多様な銃器と格闘術 一緒に冒険している没頭感はたまりません 本書は加筆等された再編集版ですが、初見でも充分トレジャーハントをお楽しみ頂けます 時代背景が色濃いので言葉の言い回しや表現中で??と思う、若い方もおられるでしょう それを差っ引いても読み切った後の爽快感を味わって頂きたい 続巻を読み進め、大や他の出演者に触れる時間が多くなるほど古(いにしえ)の宝とその謎について興味を覚える事でしょう わたしは全て紙媒体で読破済ですが、今読み返しても「ワクワク」が止まりません 続きを読む
投稿日:2015.12.14
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桃水
久しぶりに読んでみました。 時代を感じさせる表現などがあるもののやはり面白いです。 新しいイラストは好みが別れるものの、2冊分の内容に新しく書き下ろし付きでお買い得です。
投稿日:2019.05.27
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