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エリック・リース, 井口耕二, 伊藤穣一(MITメディアラボ所長) / 日経BP (194件のレビュー)
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総合評価:
たまご915
3
単なるスモールスタートではない
ブームになった頃には読めず、今頃(2013年末)読了となりました。 ネットで見聞きしていたのと違っていたのは、リーン・スタートアップが単なるスモールスタートではなく、スモールスタートからいかに事業を軌…道に乗せるか、そのためにはどのような基準で事業の成長を評価すれば良いのか期待通りに成長していない場合、何を変えていくべきなのか、といったその先の方法論について深く分析されていました。 とくに事業の方針転換である「ピボット」は、失うものも大きくなかなか決断できないことも多いだろうと思うのですが、決断を鈍らせる原因を取り除く1冊でもあるといえます。 また、リーン・スタートアップの源流はトヨタの生産管理にあると言われていますが、それだけにとどまらず、日本で生まれた運営管理がいくつか採用されており、私たちにもなじみ深いやり方が出てくるのでうれしくなりました。 とくに「なぜなぜ5回」は、トラブルの真因を探るのに重要で、原因を個人の資質や意識に求めるのではなく、業務プロセスの不備や改善点の発見につなげていく上で重要な方法です。 自分もあるプロジェクトで「なぜなぜ5回」を行ったことがありますが、最終的には仕様認識の不備、情報共有不足といったところにたどり着くものがおおかったです。単なるミスであっても、ミスが起きても対応できる仕組みだけではなく(こちらも大事ですが)、そもそもミスを起こさせない仕組み作りができるのだということも気づきました。 実際にリーン・スタートアップを成功させるのは、方法論の知識とピボットの決断、そして市場の声を聞く謙虚さが必要になります。とはいえ難しそうだと逡巡してしまっては、スタートアップ自体を諦めてしまうことになり逆効果なので、まずは何らかの形で動かないと始まらない、ということも意識しておきたいところです。続きを読む
投稿日:2013.12.28
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ktyz
リーン・スタートアップ ブームの立役者
当たり前と言えば当たり前の事で、成功している人は実践されている事なんだと思います。でも、多くの人はこの本にかかれている当たり前の事に気づかず、苦労して失敗しているんだと思います。何か事業を始めるとか、…事業展開に行き詰まっているという人は読んでみて損は無いです。もっと突っ込んで知りたければ、エリック・リースの師匠である、スティーブン・G・ブランクが書いた"アントレプレナーの教科書"や、エリックさんの仲間のアッシュ・マウリャの書いた"Running Lean"も良いと思います。でも一番のおすすめは、Udacityでスティーブン・G・ブランクの授業を受けることです、無料ですし。続きを読む
投稿日:2013.10.16
レビューネーム未設定
とにかく
できるだけ無駄をなくし、はじめは小さく始めることだそうです。 小さなことからコツコツと、ですね。
投稿日:2013.11.05
くるくるまわす
いつまでも計画練ってるんじゃなくて、やってみながら修正を繰り返す、そんな当たり前のことをちゃんとやるように、できるようにしたいですね。
投稿日:2013.11.07
未成年
知らなかった手法
欧米で好評のアプローチ手法リーン・スタートアップの解説本。 値段がそこそこ高いのが...
リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
マネジメント手法であるリーン・スタートアップについてわかりやすく書いてあります。入門用にぴったりの一冊です。
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ショーブログ
僕はエンジニアで開発を行っている立場で読みました。とてもリーンスタートアップの考え方に共感できた。今気になっているアジャイル開発ととても似ているなと感じました。 これから僕は副業の中で起業をしようと思…っているので、まずはビジョンを考えてMVPを早々に作って評価をしてもらうことを注力しようと思います。 リーンスタートアップの話は、ビジネス以外でも無駄をなくして効率的に時間を使いたい方にも向いているので、ぜひ、皆さんにもおすすめしたいと思いました! 続きを読む
投稿日:2024.03.17
University of the Ryukyus Library
【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB08958287
投稿日:2024.01.10
pak
スタートアップの教科書的書籍。 一度で理解するというより、悩む時ごとに確認のため戻ってくると良いかも。 翻訳が少し読みづらい。
投稿日:2023.06.21
カズ
このレビューはネタバレを含みます
起業や新規事業開発の本の王道でしょうか。これまで読んできた他の新規事業ノウハウ本の多くが、この本について触れていました。 著者はエリック・リース氏。 感想。 名著なのでしょうが、私には冗長すぎるか。海外の本は、事例をたくさん&長く挟むんだけど、要点をまとめてくれない傾向があり、この本もそうだと感じた。学習とはそういうものなのかもしれないが‥。 と思いつつも、読み終わった後で備忘録をつける過程で、学びの多い本だったことに気付かされた。 備忘録。 ・スタートアップでは、世間から、不屈の努力に創造的な才能、失敗からの気づき、などの話が好まれる。違う、スタートアップは、面白くないことこそが大事だ。スタートアップは、革新的で破壊的、混沌としたものだが、それを管理しないといけない。マネジメントが大事だ。 ・旧来型のマネジメント手法ではうまくいかない。十分な調査に基づく計画を信じるようなやり方は、僅かな計画の狂いで上手くいかなくなる。ロケットの開発のように。 ・一方で、マネジメントの方法論を諦めて「とにかくやってみよう」とするのも上手くいかない。このケースも著者は数多くみてきたと。 ・アントレプレナーは、数えきれないほどのトレードオフに直面する。その際に重要なのは、検証可能な予測が行えるようになる点。 ・「スタートアップで失敗した経験から多くを学んだ」など、言うだけなら誰にでもできる。失敗を学びにとよく言われる。しかし。スタートアップにとって失敗は、大事なお金と時間、エネルギーの喪失であり、それは企業家・社員・投資家にとって何の慰めにもならない。回避できるものは回避すべき。確かに学びは大事。特に顧客についての知見を得ることは必要。逆に言えば必要な学びは顧客の知見をえることだけだったりする。それ以外の無駄は無くさないといけない。 ・リーンスタートアップという名称は、トヨタのリーン生産方式にちなんだもの。カイゼン活動、パッチサイズの縮小、JITの製造と在庫管理、サイクルタイムの縮小など。 ・リーンスタートアップでは、構築→計測→学習というフィードバックループを短い間隔で継続的に行う。仮説に基づいて、小さく作って、顧客候補に当てて反応を見て、そこから学習して、また次を作る。そしてどこかでピボットを考える。 ・「とりあえずやってみよう」型の課題は、効果的な学習にならない可能性があること。上のサイクルが回らない懸念。 ・コダックの例。①我々が解決しようととしている問題に消費者は気づいているか。②解決策があれば消費者は購入するか。③我々から買ってくれるか。④我々は解決策を用意できるか。 ・学習するためには、顧客について知見を得るには、自分たちの仮説が正しいかを確認するには、外に出ないといけない。社内にはない。 ・サイクルを短く回すために、構築の段階で実際に物を作らず、イメージ動画だけを用意して、顧客候補に当ててみる、という実例。 ・品質100%なものを世に出すことを優先して一向に製品がリリースされないケースも、スピードを重視してリリースした商品のアフター対応に忙殺されて破綻するケースもありうる。パッチサイズは小さくし、製品に課題が見つかればラインを止めて5回のなぜで原因を特定する方法で、スピードと品質の両立を目指せ、と。 ・スタートアップの成果マネジメントのポイント。行動しやすさ、わわかりやすさ、チェックしやすさ。 ・ピボットの類型はわかりやすい。①製品機能の一つにズームインする、②一つの製品では部分に過ぎなかったのでズームアウトする、③顧客の変更、④ターゲット顧客の真のニーズに製品をアジャストする、⑤まずアプリケーションを作りその後にプラットフォーム化、⑥高品質少量⇔マスマーケットへの切替、⑦価値捕捉(?)、⑧成長エンジン型、⑨販売チャネルの変更、⑩同じソリューションを別の技術で提供。 ・スタートアップは飢え死にしない、溺れ死ぬ。アイデアなら数えきれないほど浮かぶ。その中から大きなものに注力しないといけない。
投稿日:2023.05.05
toshi591989
アジャイルでクイックに市場投下していくプロセスで進めるなら一度読んでおくとよい。完成していないプロダクトで如何にユーザFBを得るかがわかる
投稿日:2023.02.26
ちゅん
なにか新しい事業をしようとするときに気をつけることを話す本 小さく作る、ユーザーの反応を確かめる。そういう基礎を書いている。10年前に見たら面白かったのかも。今見てもまあそうだよねというくらいには常識…的 検証による学び、学びの中間目標、成長のエンジン 構築・計測・学習、のサイクルを早く回す ①ビジョン②戦略③製品 努力のうち価値を生み出しているのはどこか MVP:実用最小限の製品 現地・現物主義 コーホート分析・累計ではなく今の変化を確認する 最適化と学習、 評価①行動しやすさ②わかりやすさ③チェックしやすさ ピポット①ズームイン②ズームアウト③顧客セグメント④顧客ニーズ⑤プラットフォーム⑥事業構造⑦価値補足 ⑧成長のエンジン⑨チャネル⑩技術 成長のエンジン①粘着型②ウイルス③支出型続きを読む
投稿日:2022.08.07
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