【感想】図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1)

有川浩 / 角川文庫
(1518件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
514
503
276
77
22
  • 「本」を愛するすべての人に

    有川氏お得意のバトル×恋愛ものですが、登場するのは自衛隊ならぬ「図書隊」です。恋愛要素も自衛隊三部作(「塩の街」「空の中」「海の底」)よりは強めに押し出してある感じです。
    自由に本を読めなくなった近未来の日本で、主人公・郁(図書隊員)は検閲機関相手に戦います。すべては大好きな本を守るために!
    本好きとしてはこの設定だけでも胸躍るものがありましたが、各組織の結成背景なども作り込まれており、シリーズ随所にみられる組織対組織、人間対人間の駆け引きも魅力です。
    本が好き、読書が趣味という方は間違いなく楽しめるでしょう。読後は当たり前の読書ライフが貴重なものに感じられるかもしれません。
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    投稿日:2013.10.16

  • この発想は面白い!

    図書を守るために戦うっていうこの発想が面白い!
    読んでてちょっと恥ずかしくなるようなベタ甘なラブストーリーなんだけど、言論の自由についてとかいろいろ考えさせられる面も多く、一気にシリーズ読破してしまいました。
    登場人物のキャラが個性的で魅力的で、みんな応援したくなります。
    いい歳したおじさんがこういうべた甘なストーリーを読んでにやついてるのも気持ち悪いでしょうけど。。。
    それくらい面白かったってことです!
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    投稿日:2013.12.13

  • 難解でもスカスカでもない丁度いいバランス

    なるほどね。王子様ものでしたか。
    巷で大人気の作家ということで、どういったものかと思って手に取りましたが、確かに難解ではなく、かといってスカスカでもないバランスは非常にとっつき易いと感じました。
    ラノベ的なキャラクターの解り易さも手伝って、大変楽しく読めました。
    ただ、実弾を用いた武力抗争が背景にありながら、終始緊迫感のないゆるゆるな展開だった所は不満だったでしょうか。
    これなら部活動あたりでも十分だったのでは……
    まぁシリーズものですから、これからこの舞台背景が生かされてくるのかも知れませんが。
    次も読んでみます。
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    投稿日:2014.09.25

  • おもしろい!

    有川作品はこれが初めてです。もともとアニメから入ったので、小説もアニメっぽい(ラノベっぽい?)書き方で驚きました。そういう意味では、読書が苦手な方でも読み易いと思います。読みながら笑ってしまうので、外で読むときは注意です(笑)。映画も観ましたが、ほとんどこの1巻の内容でした。映画を観た方には特にオススメです。続きを読む

    投稿日:2013.09.27

  • ドキドキ キュンキュン

    ベタ甘って皆さんの言葉につられて読んでみました。
    なんなの、この胸キュンの連続は!!
    恋なんてもう昔の事、キュンキュンはTVの中で過ごしてきた私でしたが
    主人公になりきって読み進めるうちいつしか教官に恋するようになっていました。
    あまずっぱーいあの頃に戻ったみたいで大好き。
    コミックも読んでいます。
    続きを読む

    投稿日:2013.09.25

  • 本を守る

    近所にある図書館に、大好きな本がどこにあるかわかっている人には、はまる要素は大有りです。
    有川さんは図書隊をどのように考えついたのか・・・。さすがです。
    べたべたの恋愛も有川さんのは許せるから不思議です。シリーズ全読み必至!
    映画を見逃したのでDVDで本棚の間を武器を持って走る様を見てみたいです。
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    投稿日:2013.12.27

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ブクログレビュー

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  • ゆつ

    ゆつ

    なんとも少女漫画チックなラブコメディなんですが、胸焼けしないのは、設定がしっかりしているからなのかなと思いました。図書館で戦闘なんてありえないけど、妙に現実味があります。
    一歩間違えればイタいキャラになってしまいそうな登場人物たちも、みんなかっこいい。

    戦闘の緊迫感と、恋のドキドキ、両方楽しめました。
    続きが気になります。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.29

  • ナカガワ

    ナカガワ

    学生時代にどハマりした図書館戦争シリーズ。
    数年ぶりに読み始めると止まらなくなり、全巻一気に読了しました。
    自由を守るために戦う図書隊がかっこよすぎる、、
    登場人物それぞれに芯があって、とても魅力的です!続きを読む

    投稿日:2024.04.12

  • Morita Osamu

    Morita Osamu

    有川浩さんの作品が大好きで代表作である図書館戦争は読まねばと思いながらようやく読了。読むのに少し時間は掛かってしまいましたが、やはり人気作品ですね。面白い。
    堂上最高です。堂上優しい。堂上大好きです。

    投稿日:2024.04.04

  • はるさめマン

    はるさめマン

    キャラクター同士の掛け合いが楽しく、人気作と言われるのも納得の作品。舞台設定には正直、色々言いたいことがあったんですが、巻末の後書きに「気にせず笑い飛ばしてください」とあったので、余り深く考えず、キャラ同士の掛け合いを楽しむことが正解なのかもしれません。程よいミリタリ(もしくはSF)設定に触れながら、ライトに読書を楽しみたい方にはピッタリの一冊ではないでしょうか。続きを読む

    投稿日:2024.03.30

  • ひびき

    ひびき

    このレビューはネタバレを含みます

    1番好きだったシーン
    郁が堂上に対して独演するシーンの「堂上教官だってあたしを助けてくれたり教えてくれたり支えてくれたりするのに、どうしてあの人みたいでいてくれないんだろう。あたしに超えたいと思わせるくせに、どうしてあの人と同じ並びでいてくれない」という郁の感情。最初読んだ時は、郁が堂上と「あの人」を同列に見たいって考えるなんてそんなに堂上のこと特別視してるんだ、、、キュンってなった。でも最後まで読んで見方が変わった。堂上=あの人が確定してからここ読むと、幼稚だとしても真っ白な正義を持ってた昔の堂上は今はもういなくて(堂上が年月とともに変わってしまったため)、郁が探し求めてる人はもう存在してないんじゃん、悲しすぎるって。「堂上にあの人みたいでいて欲しい」という願いは叶わないよね、、、堂上からしたら自分の幼稚で短絡的な行動のせいで郁が防衛員志望になってしまったんだから後ろめたい気持ちあるもんね。うわーーツラい。昔の自分(あの人)はもう存在しないという「諦め」の気持ちと、それとは反対の「昔の自分を貫いている郁=救い」の気持ち。最後、堂上の「その俺は俺が違うと切り捨てたのにお前が拾うな。俺は今の俺に満足してるのに出来損なった俺をお前が勝手に認めるな」なんて辛すぎる。目の前にある救いの手を掴んで欲しい。

    堂上
    ツンツンツンツンデレだな!!小牧の「素直になれよ」的なツッコミに同意しまくってた。褒めればいいのにすぐ「調子に乗るなよ」とか言っちゃうの、真っ直ぐに褒めれない男子高校生がやるやつ!
    手塚に対する「ただ付き合うならいい加減なことはするな」はもう親じゃん。郁が大事であることを隠しきれてないとき尊い。


    堂上の笑顔にちょっとドキっとしてる郁、チョロインかもしれん。いつも厳しくされてるから、たまに餌貰うと喜んじゃう子犬かな?
    本当に真っ直ぐなんだよな。記者に囲まれてある事ない事言われてブチ切れそうになってるし、その後に堂上の前で号泣してる所とか。本当に真っ白な正義を望んでる馬鹿ってちょっと愛おしい。「すみません、あたし短期で」「ていうか、まっすぐだからな」の堂上の発言、あれは惚れます。

    小牧
    小牧がツボに入ってるの好き、癒される。あっけらかんとして、でも正論マンなところ最高に推せるキャラ。小牧最推し。めっちゃ口開けて笑ってて欲しい。で、玄田の前とか笑っちゃいけない時に頑張って笑い堪えてる表情見てぇ。

    柴崎
    柴崎の「あっけらかんとして毒のないところ」にすごく憧れる。人を幸せにするキャラだよなー。毒がない人が放つキツい一言、言われたい。

    手塚
    郁からの「あたしに理屈で負けるのが不本意だからって話をアクロバットするな」ってセリフ好き笑 アホ郁にツッコまれるアホ手塚のコンビ最高。

    その他
    読書そのものについて考えさせられた。子供に対して決められた「読むべき本」から学ぶことなんて大してなくて、「読みたい本、読んで面白かった本」からいっぱい吸収して欲しい。というか、自分がそうあれよ。昔の読書嫌いだった自分は、この「読むべき本」という大人の目線が嫌いだったのかもなー。

    その他好きなセリフ
    折口「うん、それすごい正論ね。でも正論って面倒くさいのよ」「協力って期待するものでも要求するものでもなくて、巧く引き出すものなのよ」勉強になります、、、
    玄田「あんたたちがどこかで日和らんと信じられるほど我々の間の歴史は幸福ではなかったはずだ。違うか」幸福ではなかったっていう表現がいい!警察に対してお前が悪いって言い方じゃなくて、当時の抗えなかった社会圧力に対して幸福じゃなかったと表現している。カッコよすぎる。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.11

  • バムケロ

    バムケロ

    映画図書館戦争を観ると
    原作を読み返す
    そして又映画を観たくなるの繰り返し(≧∀≦)

    出版された頃?ハードカバー?の本を娘っ子に
    勧められたが「図書館戦争?何それ?」と言って読むのも拒否したような。。。(^^;;

    その頃推しの岡田くんと奈々ちゃんの映画を観てから
    ハマったー!
    即、原作を買って読んだ
    でも娘っ子に白い目で見られた(^_^;)

    久しぶりに映画を観てーまた原作を読んだが、
    こんなに漢字が多かったっけ?(T ^ T)
    でも何度読み返しても面白い
    続きを読む

    投稿日:2024.03.06

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